>>771
海軍造船技術概要か
当然読むべき基本資料だ

福田か誰か知らないが、350キロ云々というのは上巻48ページの対魚雷防御に2行だけ書いてある事だと思うが、上下装甲の継手強度とは関係ない
何度も言ってるように、上巻45ページにある対弾丸防御の19インチ弾命中試験で発覚した装甲押し込まれの問題

更に、上巻179ページ以下の「竣工後に施された諸改造」の「舷側防御区画新設」から引用すると、
「(トラックで潜水艦の雷撃を受けたとき)甲鈑が爆発によって艦内へ押し込まれて背板構造に破孔を生じ漏水を生じたばかりでなく、下部甲鈑受け材にかかった力がフラットに突っ込んで機械室や火薬庫の縦壁まで変形させ漏水したものであることがわかった」
「この部分の防御構造は計画の際、舷側防御実験として、実物大構造を作って実際射撃をした時にも欠陥が生じ、当時対策が立てられた時、水防区画を1列置く案があったが重量増加を不可として実施されなかった。弱点は狙われるものである」
「舷側甲鈑に大きな衝撃が来た時、相当量の浸水が生ずることに対する防御法として、あくまで構造の強化で突っ張るか、或いは柔よく剛を制するの喩えにより途中に弱いバッファー的の構造を作って躱すかということは大切な研究課題である」

海軍造船技術概要にも「欠陥、弱点」と明記されており、構造の改善をすべきだったと書かれている

あとは189ページ 戦訓並びに大和に対する対策案
「舷側甲鈑に直撃した砲弾によって主防御区画への浸水が生ずる恐れは、魚雷の場合および亀首実験の結果から考えられる」
あとは191ページ以降とか、いちいち引用しきれない