>>844
N.カロライナとS.ダコタの断面図を眺めつつ、米によるリポートの流れを踏まえていつもの後知恵で両者の水中防御構造を比較すると


◆舷側傾斜装甲が外装式となるN.カロライナは、水中防御区画の多層部の上端およびそれらが中甲板と接合する部位を、舷側装甲が外側からガード。

◆ガードするんだけども、そこから下の防御強度は、あくまで船体の外板と隔壁および水中防御区画が受け持つ。


◆舷側傾斜装甲が内装式となるS.ダコタは、その舷側傾斜装甲が水中防御区画の多層部の防御隔壁も兼ねると同時に、その防御強度も受け持つ。

◆受け持つんだけども、水中防御区画の多層部の上端やそれらと中甲板との接合部位は、その舷側傾斜装甲の外側にある。


なんつーか、舷側の外観は内装式のS.ダコタのがよっぽどクリーンなんだけども、構成される要素の明確な分業という観点では、むしろN.カロライナのが単純明快やね。