3月のDSEIに参加して、RRのイギリス人担当者にGCAPのエンジンについて質問してきた人から聞いた話です。

RRのイギリス人担当者によると、IHIに担当して欲しいエンジンの部位は「高圧タービン」と「高圧圧縮機」などのコアエンジンだそうです。

機体開発との兼ね合いもあり詳細は未定で今後も流動的ではあるものの、役割分担については、高圧タービンはIHIが担当し、確か高圧圧縮機もIHIが担当すると言っていたと記憶しているとのことです。

他の部位はRRが担当する部位が多めで、燃焼室とかはRRとのことでした。

ちなみに、イタリアのAvioはギアボックス等を担当するらしいです。

開発担当部位の交渉は2024年にかけて実施されるので確定ではありませんけど、あくまでRRはそのように考えているようです。

日本/IHIは、そこをスタートラインにXF9-1で実証した先進冷却ライナや広角スワーラ燃焼方式、セラミック基複合材料、高バイパスエンジン用テールコーン内蔵スタータージェネレーター、などの技術をどれだけねじ込めるか、という勝負になるでしょうかね。

更に、アダプティブサイクルなのか聞いたところ、W部分的になるWとのことで、その理由として、中にスタータージェネレーターを組み込むというレイアウト上そうなる、みたいな感じのことを述べていたそうです。

スリーストリームだと、2つ目となる高圧コンプレッサ前からのバイパスに何かしら影響あるのかな、と理解したけど、そこら辺は自身が知識不足だからか消化不良で詳細は不明です。

「部分的なアダプティブサイクル」とはどういう意味なのか、詳しい人は教えてください。