https://www.gov.uk/government/news/uk-builds-momentum-on-combat-air-programme-with-demonstrator-set-to-fly-within-five-years

イギリスが単独開発を決意しない限りはちゃぶ台返しは無理ですよ
FCAS(テンペスト)と別案検討を要求したのはパートナーのイタリアなのは確実

日英間では2021年12月に日本のF-XとFCAS(テンペスト)との間に別計画前提でサブシステムレベルの協力拡大の共同分析をすることで決着
日英両国政府が合意した事項を、僅か半年で反故にする行動に出たという可能性は非常に低い
しかも、日本はFCAS(テンペスト)には参加していない、イギリスはFCAS(テンペスト)を推進した立場

となると、別案検討を要求したのはイタリアだということ
状況証拠として2022年4月に日本の次期戦闘機開発参加に関心があるとイタリア国防相が防衛省に申し入れしている
イタリアはFCAS(テンペスト)は実現性が低いから不支持、日本の次期戦闘機をベースとして別案を検討するように要求したということになる
イギリスがちゃぶ台返しをしたところで、イタリアがイギリス支持に回る可能性は非常に低い
イギリスの実現性が低い構想に乗ってもコスト負担がどれだけになるかわからないから

イタリアにしてみれば、ステルス機の設計やエンジン開発は未経験だから荷が重い
FCAS(テンペスト)でも機体やエンジンの設計はイギリスに依存するしかなかった
どうせ機体やエンジン設計・開発を依存するなら、低コスト・低リスクの方がよいという考え方
既に日本の開発費負担で設計・開発進めてる次期戦闘機の方が実現性が高く、開発費負担も少なくて済む
後はできる限りの国内生産権を獲得すれば、怪しいイギリス構想に乗る必用がない