KGV級以前の英戦艦や欧州艦勢の高角砲を見ると88mm、90mm、100mm、102mm、105mm、114mmと5inch未満ばかりで、戦争後期になってもより大口径砲に換装する事もなく、あるものを使うというか、それで充分とするその国の判断次第のように思う。

経空脅威の度合いについては、太平洋側に比べての遜色は特にないはず。
(独伊空軍による地中海戦域や英仏海峡、ノルウェー〜ロシア北極圏水域などの脅威)

逆に米戦艦の副砲火力は、弩級二番手のデラウェア級以降、コロラド級戦までは全部5inch51口径単装速射砲で統一されている。米海軍的には副砲火力はそれで充分と判断されていたんだろう。
準弩級時代にはありとあらゆる口径の砲を積んでいたのと対照的に。