>>199
砲弾で25kg、装薬の薬莢が17kgあるから若くて体力に優れた水兵にとっても連続作業は辛いはず。
普通の人なら数発分でダウンするか腰をやるでしょう。

海自でも先代の「あめ」型、「あきづき」型まで54口径の、これと同じ装填方式の砲を使ってたけど、
砲員には筋骨隆々で体力に優れた者を選抜、常日頃から加給食を与え、総員起こし直後には体操の代わりに
すぐに装填訓練をさせて体力と練度の維持につとめていたからね。

日本の89式高角砲でも事情は同じで、坊ノ岬沖海戦での戦艦大和副長の手記では、高角砲は10秒ごとに発射した旨が
書いてあるから、仰角が絶えず変わる実戦での発射速度はカタログ値よりもだいぶ低下するんでしょう。