>>927
「そこで疑問に思われる方もおられるかもしれません。 小銃口径の様な射距離の短いものを使っているのに、どうして砲の通常の照準で当てることができるのか? つまり何故その砲の射手の訓練になるのか、 普通に小銃を撃って訓練するのとどこが違うのか、と。 (まさに、この 『別宮暖朗本』 の著者はこれを全く理解することができていないので、トンチンカンなことを書いているのですが。)
実は話しは簡単なんです。 換算表を作っておけばよいのです。
例えば、400m先の標的を狙うとするなら、この時の内筒砲に必要な仰角はその射表から求められます。 次ぎに本来の砲の射表からその仰角に応じた射距離を求めれば、それが照準器の縦尺 (距離尺) に調定すべき値になります。
そしてその値を照準器に調定して通常の砲の操作で400m先の標的を狙えば、内筒砲の小銃口径弾でピッタリと当てることができるわけです。 ( 当然ながら、射距離に応じた苗頭の換算表が必要なことは申し上げるまでもありません。 特に移動標的を使う場合などは。)
したがって、これによって射手は自分の砲を使って、その砲で通常の射撃をするのと同じように訓練が出来ます。 そして更に、射手の操砲・照準訓練だけではなく、測距、その伝達、(換算)、照準器の調定、照準、発射、というチームとしての一連の訓練も実施できます。」
新・戦艦スレッド 131cm砲
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928名無し三等兵
2023/11/03(金) 09:48:24.86ID:+CP8y3Jzレス数が900を超えています。1000を超えると表示できなくなるよ。
