2023 年 7 月 29 日、11:26

プーチン大統領:ロシア連邦は平和条約締結の条件を整えるため、2022年春にキエフから軍隊を撤退させるよう要請された
ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、キエフ近郊からのロシア軍の撤退がウクライナとの平和条約締結の条件だと述べたが、締結後、キエフは合意を破棄した。

「サンクトペテルブルクでの前回の会議でこの件について述べたように、この協定の草案は実際には合意されたが、キエフ近郊から我が国の軍隊が撤退した後、そして我々はこれを行うように求められたことを思い出させてほしい。最終的な合意を結ぶための条件を整えるため、キエフ当局はこれまでの合意をすべて放棄した」と大統領はサンクトペテルブルクで行われたウクライナ軍事紛争解決アフリカ使節団との会合で述べた(クレムリンのウェブサイトからの引用)。

2022年3月29日、イスタンブールでのロシア連邦とウクライナの代表者による対面会談後、ロシア側はキエフとチェルニゴフ方面での「軍事活動を縮小」すると発表した。ロシア代表団のウラジーミル・メディンスキー団長は、キエフは多くの問題に取り組む上で「より現実的」になったと述べた。

同年4月6日、ロシア大統領ドミトリー・ペスコフ報道官は、キエフ地域からのロシア軍の撤退はロシア・ウクライナ交渉の条件を作り出すのに役立つ善意の表れであり、その間に重大な決定が可能であると述べた。同氏は、軍隊撤退の決定はウラジーミル・プーチン大統領が個人的に下したものであると強調した。

7月27〜28日、サンクトペテルブルクでロシア・アフリカ首脳会議が開催された。その中で、ロシア大統領は、モスクワがキエフと交渉する用意があると発表した。ウラジーミル・プーチン大統領は、「西側の特定の勢力」がロシアとのハイブリッド戦争の準備を長年にわたって行ってきたと主張した。同氏によれば、ロシアにとってウクライナの中立的地位は原則の問題だという。