ところで山本長官は開戦に際して零戦と陸攻を各1000機要求したという。いかに航空戦力を重視していたかが判る
陸攻は水平爆撃も可能だが、特に重要なのは雷撃

陸攻による米艦艇への最初の雷撃は、'42年5月6日、クレース隊(巡3、駆3)だったかな
12機で攻撃したところ未帰還機10、帰投した2機も損傷により壊滅状態

また'42年8月8日の雷撃戦も陸攻23機のうち18機未帰還(17機が対空砲火、1機がF4Fに撃墜される)
帰投した5機も大損害で事実上の全滅
対空砲火による損害の大きいのが特徴。米艦の盾(対空火器)は、矛(陸攻)の能力を上回っている

日本艦隊と米雷撃隊との大規模戦闘というとミッドウェー海戦。このときの米雷撃機は大部分が零戦に撃墜されている

当時、防空戦の主役は、米艦隊は対空砲火、日本は対空砲火は貧弱だが零戦隊が強力。日米で対照的