日米はガリポリの大失敗を研究した結果、
日本陸軍は、企図の秘匿、陽動、夜間上陸の追求「敵ノ不意且不備ニ乗シ先制ノ利ヲ占メルヲ緊要」(上陸作戦綱要 昭7)という奇襲方向
米海兵隊は、エリス少佐提唱の敵前強襲上陸による島嶼奪取という強襲方向
戦間期、日米は全く違う方向を指向して上陸作戦構想を現実化していく

その結果、日本陸軍は、陸軍独力での敵前上陸のための小発大発、神州丸といった船艇を開発し
アメリカは、洋上を浮航してそのまま海岸に上陸できる水上装軌車LVTはじめ、兵員揚陸艇LCVP、車両揚陸艇LCMを開発し、水陸両用戦車も模索する

ガリポリの研究から出発し、上陸作戦として奇襲、強襲という全く違った道に進んだ日米という大きな流れを理解せず、断片的なエピソードに意味付けもできないまま、あれもこれも知ってるすごいだろでは話にならない