共同開発で1番もめるのは何かというと、どんな戦闘機を開発するかというとこ
それは設計にも直結するから1番もめる要素
タイフーンやラファールの前段階であった欧州統合戦闘機でも、どんな戦闘機を開発するかでもめた
フランスは艦上機にもする主張し、エンジンは自国製エンジンにするとか言い出した
タイフーンとラファールに分かれた後も、イギリスとドイツはどんな戦闘機にするかでもめた
垂直尾翼や搭載レーダーをどうするかでもめた
イギリスは垂直尾翼1枚、西ドイツは1枚を主張、レーダーはイギリスはマルコーニ製レーダーを主張し、ドイツはアメリカ製レーダー搭載しろとか言い出した
仏独西FCASでも似たような話を繰り返している

GCAPはそうしたもめる要素のところが日本の次期戦闘機受け入れとカスタマイズ権で無くなってしまった
どんな戦闘機を開発するというとこは、日本の次期戦闘機を共通プラットフォームにする前提なので構想でもめるとこが無くなった
搭載レーダーなんかはカスタマイズ権で無理に統一を強いられるころともない
エンジンもRR製エンジンなんて実現しようもない(実証エンジン事業すらスタートできず)
日本の次期戦闘機は比較的大型機なのは最初からわかっていて受け入れた
共通プラットフォームを基に自国仕様にすることは可能だから、全て共通にするという調整作業が必用ない
要求性能と実現性がFCAS(テンペスト)より上だから、幾らかのカスタマイズで細かい要求は満たせる
開発費問題は2024年度予算までは日本単独予算での開発なので、英伊から不満が出ることがない

もめる要素は第三国への輸出が成功した場合の取り決めを上手く決められるかだね