>>845
ダメです、常に奇襲は目指すべきです、自身の行動の意図は常に秘匿を心がけなければいけません、それは相手側に
防衛の準備をさせない為でもあります、それは被害の極限、ひいては作戦の成功確率を上げる事に繋がります。

それから戦略的な奇襲と、戦術的な奇襲がある事も覚えよう

前者は、今、戦争しかけて来るとは思わなかった、越境して来るとは思わ無かった、攻撃して来るとは思わなかった
全く兆候がなかったか、あってもそれが開戦や戦争に繋がるとまでは戦争指導部が想像出来なかったか、その危険は
あっても外交でまだ回避出来ると思ったか、とにかく「まだ戦争まではまだ時間がある」と思ってて攻撃を受けた場合

これは独ソ開戦や真珠湾奇襲や中東戦争やウクライナ戦争の開戦日で相応な例があるし、戦争の大半は奇襲で始まると
言われる理由です
例え国家間が焦臭くなって動員令を出して備えてたとしても、このタイミングでしかけて来るとは思わなかった、これは戦略的
な奇襲が成功した例です

後者になると、既に戦闘状態であっても、今、相手側が大規模攻撃して来るとは思わなかった、撃って出て来るとは思わなかった
突撃して来るとは思わなかった。これは小規模な攻撃ほど上記の戦略的な奇襲よりも容易に起こりやすいし成功しやすいです。
極端な話すれば、歩兵1人が茂みに潜んでて、近づいて来た敵斥候を撃って倒したら、これだって立派な奇襲攻撃なんですよ。

攻撃する側はリスクを減らす為に常に奇襲を目指すし、攻撃を受ける側は自身の被害を極限する為に常に奇襲を受けない様に
努力するとも言えます、それでも隙や油断があるんで成功する時もあるんです。

「奇襲なんて出来ないなら教えるの止めたら?」、戦術とは勝つ為の方策ですから、それでは戦術では無いでしょう。