ボコ・ハラムに拉致された少女たちはなぜ組織に留まることを選んだのか? 故郷に戻るよりも「はるかに自由がある」という悲しき実態
集英社オンライン 1/30(木) 7:02配信

・ボコ・ハラムに拉致された少女が組織に留まりたがる理由
2014年、ナイジェリアでボコ・ハラムに拉致された数百名の女子生徒を救出するための必死の取り組みを促そうと、ソーシャルメディア上で
ハッシュタグを用いて「#BringBackOurGirls」という呼びかけが広く展開された。
ホワイトハウスのミシェル・オバマからバチカンのローマ教皇フランシスコまで、世界中が団結したキャンペーンだった。

監禁中に亡くなった可能性の高い少女のニュースがたびたび報じられ、時には、何とか脱出に成功した少女に関する記事もあった。
しかし、誰も予想していなかったことがあった。
拉致された少女たちの一部は、自由の身になっても、自分たちを拉致した男のもとに留まることを選んだのだ。
(中略)
拉致した相手の子どもを出産すれば、少女は家族を捨てる気にはなれない。 それに、両親は必ずしも少女たちの帰宅を歓迎していなかった。
だが、そこには別の原因が影響している場合もあった。

BBCが報じた記事で、ある若い女性は、「ボコ・ハラムの妻として周りの人たちの尊敬を集めるのが楽しかった」
とジャーナリストのアダオビ・トリシア・ヌワウバニに語っている。 その若い女性は女の奴隷を何人も支配下に置くことができたという。

ボコ・ハラムのメンバーを過激思想から脱却させる活動に携わってきた精神分析医は、次のように説明する。

これらの少女たちは家父長的なコミュニティで生まれ育ち、ほとんどは働いたこともなく、権力も発言権も与えられていなかった。
それが突然、捕虜としてではあっても、自分の言いなりになる30人から100人もの女性たちを指揮するようになった。
すると少女たちは、どちらが自由かと比較して考えるようになる。

彼女たちはたとえ故郷に戻っても、「戻る先の社会ではそんな権力はもてない」と悟ったのだろう。そう精神分析医は語った。
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なんかもうブラックラグーンやヨルムンガンドでそのまま使われそうなお話だ。