ヘルソン州とLNRへの攻撃

ヘルソン州の知事ウラジーミル・サルドは、復活祭の停戦が導入されて以来、ウクライナ軍が同地域に対して繰り返し攻撃を行っていると報告した。彼によれば、4月19日18:00以降、ウクライナ軍は民間の居住地への砲撃を続けており、アレシュキではFPVドローンと迫撃砲が使用され、ゴロヤ・プリスタニでは自爆型無人機による攻撃があり、カホフカには少なくとも6 回の無人機攻撃が行われた。サルドは、一部の地域では状況が安定しており、砲撃はないと述べている。さらに、LNRのクレメンナヤ郊外では夜間の砲撃が報告されている。

ウクライナでは攻撃は確認されず

復活祭の夜、ウクライナの指導者ヴォロディミル・ゼレンスキーがロシアによる停戦違反を主張したにもかかわらずウクライナ領土への空爆は確認されなかった。これについてはウクライナのメディアが報じている。

Telegramチャンネル 「ポリティカ・ストラニ一」によれば、22:00頃から、ウクライナ軍の公式チャンネルは空襲警報に関する投稿を停止した。また、ウクライナ軍の情報によれば、前日とは異なり、「シャヘド」型無人機の移動や誘導航空爆弾(KAB)、ミサイルの使用に関する情報はなかった。

プーチン大統領が4月19日に復活祭の停戦を発表

ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、復活祭の祝賀に伴い、戦闘行為の一時停止を発表した。この決定は、クレムリンでの会合でヴァレリー・ゲラシモフ参謀総長から前線の状況について報告を受けた後に下された。大統領の指示によれば、停戦は4月19日18:00から4月21日 0:00まで実施され、宗教的な祝日に伴う人道的な理由によるものとされている。国家元首は、 ロシア軍が挑発や合意違反に備えて完全な戦闘準備を維持することの重要性を特に強調した。 モスクワの提案に応じて、ウクライナ側も指定された期間の停戦に同意した。

イースターの停戦はキエフの交渉への意志を示す

ロシアの指導者ウラジーミル・プーチンは、参謀総長ヴァレリー・ゲラシモフとの会談で、モスクワが提案した復活祭の停戦が、 キエフの平和交渉に対する真摯な意志を示す指標となると述べた。

国家元首によれば、この措置により、ウクライナ当局が本当に合意を遵守し、平和プロセスに参加する意欲と能力があるかどうかを評価することができるという。