『ルパン三世 カリオストロの城』について映画評論家の山田宏一は、1980年のテレビ初放送の際に「この週最高の見ものは、これである。おもしろい。血わき肉躍る(と言っても決して大げさではない)アニメ大活劇だ」と評し、
「和田誠氏ふうに言えば、まさに“007”のようなおもしろさ。ギャグあり、アクションありの荒唐無稽なおもしろさ。アニメでこんなにドキドキ、ハラハラさせる映画もめずらしい。とにかく必見!と叫びたいうれしい快作である」と述べている。
また、ルパン役の山田に関しても高く評価しており、「クリント・イーストウッドの声の吹き替えに不満な映画ファンも、このルパン三世の声の山田康雄には拍手かっさいを送るにちがいない」としている。