>>889続き)

■「暮らし」に意味がある
 
町を作る(皆様からもアイデアを頂戴する)上で、整理・共有しておいた方がいいことがあります。
それは、「暮らすことに意味がある」ということです。
 
たとえば、僕の家をNFTで出すことはできます。
しかしそれをやると、「家に住みたい人」「家を購入して貸したい人」以外に、
「アート作品として持っておきたい人」もお客さん候補に入ってくるでしょう。
それだと町は「空洞化」してしまい、近所のパン屋さんや、近所のクリーニング屋さんにお金が落ちません。
 
不動産ですから、どこまでいっても「投資」の要素は入ってくるのですが、
その要素を高めすぎてしまうといけませんし、ましてや「コレクションアイテム」にしてしまってはいけません。
「いけない」というか、シンプルに面白くない。
 
僕は「数字ゲーム」よりも、「コミュニケーション」や「コミュニティー」に興味があって、
「新時代の集落がどこに向かうのか?」に興味があります。
なので、「人が住んでいる」ということが最も重要です。
 
そんでもって、これは、どこでも話していない僕の裏設定ですが、
皆で引っ越してしまって、町の平均年齢(有権者の平均年齢)を下げたら、
政治がもう少しだけ平等になる(次の世代の子達のことも考えてくれる)ようになるかなぁと思ってたりします。
 
ちなみに、昔、家入一真さんと、そこそこ本気で田舎(人口が超少ない村)に引っ越して、
「若者の声が反映される町」を作ろうとしていました。
 
とにもかくも、「選挙」というのも、町づくりの一つの大きなテーマではあるので、
「投資家」ではなくて、「住む人」を優先するべきだと思っています。