真穴みかんもいいですな。
オレはこないだ、「高田みかん」というものをいただきました。

いまは温州みかんが一般的だけど(真穴みかんも温州みかんの一種)、
もっと昔は紀州みかんが一般的だったんですよな。
小さくて(ほんとうに小さい)種がある。
甘みも温州みかんほど甘くはないけど、酸味がさわやか。
ちょっと皮が厚い。
高田みかんは紀州みかんの一種です。
ものすごくひさしぶりに食べたけど、おいしかった。

江戸時代はみかんは薬だったので、とくに江戸時代のごく初めころの、みかんが珍しい時期は
お侍さんが贈答品にしてたようです。
むかし古本屋さんでバイトしてたとき、
病気になった家臣にみかんを贈る殿さまの書状を見たことがあります。
まくり(軸装されてない、すっぴんの文書)だったので、
古書店の社長は軸にしたてて茶掛けにして売ってました。
初春の茶会に良いであろうと。

と、みかんを剥きながらなんとなく思い出したりしてますた。
そろそろ動き始めようかな。