一番嫌なのはネットに転がってるすごいスッキリしたプログラムがあって「おお、すげぇ」と思っても結局それはGHCのメモ化の恩恵でしかなくHaskell本来のそれではないので別の処理系では通用しないものであったりする事
事実上GHCが標準なのでGHCで早ければ「早いプログラムが書けない事はない」のではあるけど、じゃあGHCはどんな時は気をきかせてメモ化してくれるのか、どんな時はその事を利用して早い、しかし短い、わかりやすいプログラムを書けるのかはHaskell 2010 reportではなくGHCの方の仕様書を読むか、実験してみるかしかない、しかし前者はそもそもGHCの仕様書そのものどこにあるかわからないんだけど見つけてもおそらくメモ化の理論は相当に難しい論文レベルの話、さりとて実験で詰めていくのはデバッグと同じレベルのかなり苦痛な作業で、しかも完成したものは大概速さのために可読性をかなり犠牲にしないといけないものになる、当然可搬性も落ちてる
GHCがやってくれてる事全てでなくてもいいけどネットによく転がってるフィボナッチ数列とか素数生成とかのGHCの良きに計らってくれる機能を利用したスッキリした、けど早いプログラムくらいまでは標準化して全ての処理系で動くようにしてほしいけどね