>>445
メインスピーカーとSWにおける低音管理(Bass Management)はこの辺に詳しく書いてある
https://www.svsound.com/blogs/svs/75366339-digital-bass-management-a-primer
http://www.audioholics.com/subwoofer-setup/bass-management-basics-2013-settings-made-simple
http://www.tonmeister.ca/wordpress/2014/01/10/bo-tech-subwoofer-tweaking-for-beginners/

ハイエンドの大型スピーカーでもない限り20Hz〜20kHzを±3dBのフラット(同音圧)で再生できない
そのままでは低域周波数は音量が小さくなってしまうか音が出ないという状況になる
http://www.prosoundweb.com/images/uploads/QSCTschetterFigure1Final.jpg

AVアンプではこれを避けるため、小音量になる周波数帯域をHPFで強制的にカットし
その部分をSWへリダイレクトして再生する、これで20Hz〜20kHzを同音量で再生可能となり
ソースに収録されている本来の音で楽しめる事が可能(もちろんSWの能力で下限は変わる)
これがスピーカー設定の「小」で分岐周波数が「クロスオーバー周波数」
http://www.tonmeister.ca/wordpress/wp-content/uploads/dist_0_del_0_allpass_off_pos.png

一般的に80Hzをフラットで出力できないスピーカーは強制的にこの設定となる
80Hz以下もある程度フラットで出力できるスピーカーの場合はHPFを掛けずに
全帯域を出力する「大」設定が自動採用される、この場合SWは0.1chのLFEのみ再生する

ONKYOの「ダブルバス」は他社では「LFE+メイン」や「Plus」と呼ばれ
メインスピーカーに全帯域出力の「大」設定、さらに「クロスオーバー周波数」以下をSWにも
リダイレクト再生するという機能、つまり一部帯域がメインスピーカーとSWの両方から出ている状態
なおこれはSWの低音管理機能が無いプリメインアンプにSWを足した時と同じ状態
http://i.imgur.com/GNQJJMQ.gif

下から上まで均一音量で再生でき、スピーカーやアンプは歪みが出ず、アンプの出力に余裕を持たせる
という意味で、トールボーイなどそれなりに低音再生が可能なスピーカーでも音圧が下がる帯域
(40Hz以下など)をカットする「小」設定かつ「ダブルバス」などは使わない設定が現在推奨されてる