結論言っちゃうよ。いいよね?

MI作戦の勝敗において、俗説では「周到に準備した米軍が慢心した連合艦隊を撃破した」となってるけどこれは正しくはない。
米軍と同様に連合艦隊も準備し緊張感を持って参戦した。が、武運拙く敗れた。が真相だろう。
もちろん日本側のミスもいくつかあるが、米軍も同様にミスを多発させている。
南雲長官の指揮はほぼ完璧であり、通常だったら米軍を一蹴してMI作戦を成功に導けたのだが、
不幸にも艦爆の奇襲を受けて主力空母3隻が被弾して戦局が一気に悪化した。
もし南雲にミスがあったとしたら2点のみ。
・敵情判断として、米軍が十分な邀撃態勢を取っておりMI空襲の効果が上がらない事を読めてなかった。
・敵発見後の機動において、真っすぐ敵方に向かうのではなく一反西方に避退して敵情判断をするべきだった。
この2点のみ。いずれも俗説の「索敵軽視」「兵装転換」「即時発進」とは無関係である。
未だにこのガラパゴス的な俗説を主張する作家連は深く反省すべし。