南雲忠一中将を再評価するスレ(不) [無断転載禁止]©2ch.net
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南雲長官はもっと評価されるべき(33代目)
前スレ
[32代]南雲忠一中将を再評価するスレ(介)
http://echo.2ch.net/test/read.cgi/army/1495631782/
(>>29〜MainBody考察の章、>>619〜 機動部隊進撃航路考察の章)
過去スレとテンプレはまとめwikiを参照されたし
admiralnagumo@ウィキ
http://www10.atwiki.jp/admiralnagumo
戦史検証が中心になるので、雑談は支隊スレへどうぞ
【飛越し着艦】本日の南雲部隊司令部 1AF【離着艦】
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/army/1384660511/ >>707の続き
スプルーアンス麾下の米二空母は、
6月5日海戦当日の夜は、日本海軍との夜戦を避けるために北上、
夜明けとともに、西進を開始します。
6日黎明時(A)の時点で、日本攻略部隊は甲の位置、
おおむね真西に250浬程度。 >>708の続き
この後、日米双方とも西に航行するので、相対距離は変わらず、
米空母Cの時点で、日本攻略部隊は丙
西北西方向に600浬まで開いてしまいます。
その後、日本攻略部隊は南下し、
米空母部隊は西進を続けるので、距離が縮まり、
Dの時点で、日本攻略部隊は丁
ほぼ真西に300浬くらい。 >709の続き
以降、重巡三隈を沈めた米空母部隊は、ハワイに、向けて
東進するので、これ以上接近することはなかった。
もっとも近い距離で250浬なので、攻撃隊を出すのは
少し厳しいですが、索敵機が”5隻目の空母”を捕捉することは
十分に予想されますね。 >>709訂正
>米空母Cの時点で、日本攻略部隊は丙
→米空母Cの時点で、日本攻略部隊は乙
>西北西方向に600浬まで開いてしまいます。
→北西方向に300浬まで開いてしまいます。 >>706-711
なるほど、6月6日以降の近藤攻略部隊本体(瑞鳳)とTF16の彼我の距離は、
最接近時で6日黎明時の約250浬ですか。
この距離だと彼我の索敵機が互いに発見する可能性はありますね。
(仮にミッドウェー基地からPBYが、6月4日までと同様の大規模索敵を行っていれば、
瑞鳳のみならず「第六の空母」鳳翔(山本主力部隊主体)も発見できたかも?) >>712の続き
250浬は空母間での通常攻撃は厳しそうな距離ですね。
ところで当時日本側は、
瑞鳳のみならず全水偵爆装での航空全力攻撃を企図し断念していますが、
川崎のぼる氏の瑞鳳搭乗員への取材では「体当り」が示唆されたとのことです。
(これだと遠距離攻撃可能(片道)ですが)
これを読んだ時は「本当かな?」と思いましたが、
前日夕刻の最新敵情が「敵健在空母5隻」であることことから、
“非常手段”を考えてもおかしくないかも? >>712 そうですね。
地図を見ると分かりますが、スプルーアンスは島の西方
かなりのところまで進出しています。
主力部隊もミッドウェー島から400浬附近まで接近しているので、
十分に可能性はありますね。
>「第六の空母」鳳翔も発見できたかも?
>>713 もう少し誘因して、友軍基地航空圏内に
引き込めれば・・・ さて>>626はもともと、
米海軍の情勢判断である「第五の空母」の適否を検討したものではなく、
「6月5日の“三空母大火災”後においても、日本側に勝機はあるか?」
を検討したものです。
つまり、
「5日午後の遅い時間帯ならば、瑞鳳航空隊の戦闘参加の可能性はあるのか?」
と。 瑞鳳の搭載機は何を何機積んでたのだろう?
鳳翔は複葉の九六艦攻だったけど。 >>705の続き
面白くないのは海軍側で、
真実は、「日本空母4隻を沈めたのは米空母機」なのに、
真珠湾に帰投してみると、とんでもない話になっていた。
戦後の繁華街では、しばしば陸海軍パイロットの間で
乱闘騒ぎが起きていたようです。 >>715の続き
具体的には、
・米空母は3隻と二式艦偵から報告を受けた時
・兵力不足により飛龍第三次攻撃隊の早期発進を断念した時
このタイミングであれば
南雲長官あるいは阿部、山口司令官から山本GFと近藤2Fに対して
「我、残存航空兵力少なし。
瑞鳳航空隊全力を速やかに飛龍に収容し、
事後は飛龍から全力作戦するを可と認む。
是非考慮されたし。」
と意見具申できる余地があるのではないかと。
(上記はあくまで当時の日本側が知り得た敵情から作戦案を考えたものです。
仮に実現したとしても、史実の四空母全滅に瑞鳳航空隊が加わるだけの可能性が高いとも考えます。) >>717の続き
その要因のひとつとして考えられるのは、
陸軍のパイロットたちが先にハワイに帰ったことで、
撤退する日本軍を追撃した空母部隊とは違い、
海戦の翌日には、早くも真珠湾に”凱旋”している。 >>719の続き
同じく『モリソン戦史』によると、
「ミッドウェー島に帰還したB−26型爆撃機2機のうち
1機は、翌日真珠湾に飛び得るように修理された。
真珠湾でのこの操縦士の物語は、これを話すことによって
何も損をしなかった。
これに基づいて、陸軍航空部隊の一大佐は、日本の
航空部隊を雷撃した誇大な放送をした」 (第三巻)p244 >>720の続き
本当の”主役”である米空母が、真珠湾に帰投したのは
それから約一週間ごでしたから、彼らが港に降り立った頃には
ハワイ全土は、陸軍航空隊を讃える声であふれかえっていた
というわけです。
そりゃあ、喧嘩にもなりますよねぇ >>718の続き
ちなみに
『日本空母戦史』木俣滋郎
によりますと
P304
「〜六月五日、日本空母が大打撃を受けた時、
瑞鳳は第一機動部隊の西南西百六十カイリにあった。
だから飛行機を飛ばせば、飛龍の頭上を短時間でも援護できるほどの距離だった。
〜この時、瑞鳳はミッドウェー島の三百カイリにあったから、
B17やカタリーナ飛行艇の爆撃を受ける心配もあった。〜」
以上、引用終り
各距離は、5日夕刻以降の夜戦検討時のものの可能性もありますが、参考まで。 何だ?五虎将の一角ともあろう方が珍しく全然噛み合ってないぞ?
>>718は当時の組織編成上無理だし、ゲーム脳的火葬疝気過ぎる。また瑞鳳の搭載機では戦力にならんでしょ。
史実ではMOでの祥鳳の機動部隊編入案ですら却下されたのに。まだ第二機動部隊の方が…。第三艦隊建制後とか空地分離後とかならまだしも。
一体どうした?!またなりすまし? >>723
>何だ?五虎将の一角ともあろう方が
そう!私には五虎将とか四天王などと言う位階は恐れ多いので是非剥奪を!!
(スレ主のノリとネーミングセンスぇ…)
それはさておき>>715のような状況で、仮に私が意見を求められたら
やはり>>718のような案を述べます。
現状の“私個人”には、それ以上の案が思いつきませんので。
>仮に実現したとしても、史実の四空母全滅に瑞鳳航空隊が加わるだけの可能性が高いとも考えます。)
とあるとおり、成算の見込みは低いと判断しますが、
「非常時には、非常の方策・手段を用いる羽目に追い込まれる」
とも考えます。
現に6月6日以降の戦闘ではGF及び2Fで
・主力部隊も含めたミッドウェー島艦砲射撃によるMI作戦強行
・瑞鳳及び水偵全力による米空母攻撃
が真剣に考慮されましたから。
ここで“デスペレート”に陥らないのもまた、指揮艦の意思と責任かと思います。 >>723
> >>718は当時の組織編成上無理だし、ゲーム脳的火葬疝気過ぎる。
実は「前例相当」が無いわけではなかったりします。
>史実ではMOでの祥鳳の機動部隊編入案ですら却下されたのに。
祥鳳に関しては上記の作戦方針決定後にも続きがあり、
MO作戦各部隊がトラックを出撃し洋上進撃中の5月2日、及び翌3日の二度に渡り、
後藤MO攻略部隊主隊指揮官より井上南洋部隊指揮官及び高木MO機動部隊指揮官等に対して
「船団護衛の万全を期するため、五航戦の戦闘機三機を搭乗員とも祥鳳に移載したい」
と重ねて意見具申しています。
背景として、5月2日に祥鳳の登載零戦9機中の1機が海没喪失したことがあります。
井上長官はこの意見具申を却下しましたが、
5月3日、4F参謀長よりMO機動部隊へ
「特令によりポートモレスビー敵基地攻撃を令せらるる内意につき、予め計画し置かれたい」
と通知しています。
以上『戦史叢書 南東方面海軍作戦<1>』P229を参照 >>715- さて、当時の攻略部隊の航空兵力は、
「瑞鳳」艦戦12+艦攻12(24機)
「千歳」三座水偵7+二座水偵16(23機)
「神川丸」三座水偵4+二座水偵8(12機)
各重巡・軽巡の搭載水偵(26機) 公刊戦史p173 >>726の続き
そして、6月5日2100時に近藤長官は、
翌朝の作戦要領を下令。
東方を索敵し、敵残存空母を発見せば、
瑞鳳艦攻全力(12)+零戦6機、
九五水偵(10)
を以って、攻撃することになっていた。 >>727の続き
結局はMI作戦そのものが中止され、
実行には移されなかった。
また、6月5日1600時(日没前後)の対勢として、
攻略部隊の北東160浬に第一機動部隊、
その東方130浬に米空母部隊
となっている。(公刊戦史p446) >>728の続き
出せない距離では無いと思いますが、
出さなかったのは収容が夜間になるからでしょう。
そもそも、発艦時点で日没後ですから、
珊瑚海で実施した薄暮攻撃よりも条件は厳しくなります。
当時の瑞鳳搭乗員の伎倆は、いかほどか・・・? >>724 むむむ、五虎将はお気に召さぬか・・・
(ちなみに元ネタは三国志) では、
南雲スレ特戦隊(決めポーズが・・・)
南雲スレせーらーむーん(コスプレは自重・・・)
南雲スレ南斗五車星(南つながり・・・)
なぐもん! で、軽音楽部でも始めるかな >>721の続き
もうひとつ、大きく影響しているのは、
海軍には”箝口令”が敷かれており、
「これ(陸軍の主張する誇大戦果)に対して、
ニミッツ海軍大将は、いかなる反駁をもすることに
許可を与えなかった」 (『モリソン戦史』p368)
これは、暗号解読情報の漏洩を恐れてのことでしょう。 >>731の続き
日本空母の来襲に対して、島の陸上航空兵力が
反撃するのは当然と言えますが、
米空母が3隻も集結していたとなると、
やや不自然な感は否めません。 >>732の続き
末端のパイロットや水兵たちにとって、
戦略的重要性などに、興味は無いから、
「”日本空母が○○に現れることが分かっている”、
と上官が言ってたんだ」
と、得意気に話す者も出てくるでしょう。 >>733の続き
暗号解読において、何より重要なのは、
「暗号解読に成功していることを敵に知られない」です。
後の海軍甲事件(山本長官機撃墜)でも、
P−38は、翌日も同じ空域を飛行して、
「偶然による幸運」を装い、
英国はコベントリー市に対する独空軍の空襲を
察知しながら、市民には知らせなかった。 >>724
作戦失敗を戦術レベルで挽回するのは無理なので、自分だったら三空母炎上時点で飛龍も含めて即時退避させたい所ですが、ゲームではないので現場レベルでは当然史実のように推移するでしょうね。
実際には防空戦闘中の零戦回収や炎上空母の乗組員・搭乗員の回収等事後処理に時間を要するでしょうが。
小林隊・友永隊の全滅と引き換えのヨークタウン撃破は割に合うものだったのか。 現場では避退指示は無理だから、こういう時こそ上が責任を持って退却させなければいけない。敵にそれ以上戦果を挙げさせない事も大事なので。
史実でもGF長官が指示を発したが、ちょっと遅かったかな…
まあ負けて帰還した戦力を、その後ろくに活用出来ない組織や国体もアレなのだが。 >>734
>暗号解読において、何より重要なのは、
>「暗号解読に成功していることを敵に知られない」です。
これは暗号解読に限らず「広義の情報戦」全てに言えることですね。
「“情報源”の秘匿」は基本ですから。
例えば、警察等の取締機関が「何らかの情報」に基づいて犯罪を摘発した場合でも、
報道発表等では
「発見端緒は、定型のパトロール中に不審事案を発見したため」
という感じで“偶然”を装います。 >>734
>後の海軍甲事件(山本長官機撃墜)でも、
>P−38は、翌日も同じ空域を飛行して、
>「偶然による幸運」を装い、
この時は日本海軍上層部も暗号解読等の情報漏洩を強く疑い、偽電作戦を実施。
甲事件と同じ通信系統、暗号を用いて「南東方面艦隊司令長官の視察」を通信。
しかし、連合国側の反応無し。
以上の事が『戦史叢書 大本営海軍部・聨合艦隊<4>』の甲事件の項に記載されています。 防空戦闘中、友永隊の収容後、一旦引くのは無理だったんだろうなー…。 >>735-735 軍組織から言えば、上級司令部から作戦中止命令が
出ない限り、独断での撤退は軍法会議ものですな。
>>737 なるほど。
アサ○新聞がよく使う手ですよねぇ>“情報源”の秘匿
捏造があばかれて、取材の根拠を明らかにせよと
迫っても、シラをきるわけです。 >>738 ありがとうございます。
そんなことやってたのか。>「南東方面艦隊司令長官の視察」
柳の下になんとやら、ですな。
>>739 それはありえないですね。
敵空母を発見しながら、反転などしたら、
二度と機動部隊の指揮は執れないでしょう。 >>734の続き
B−17からの報告(>>697)が、
フレッチャー少将の手元に届いたかは分かりませんが、
仮に受信したとしても、
アディ機の報告を補足する意味合いを
出ないでしょう。 >>742の続き
もともと陸軍機の洋上偵察は
あまりあてにならないですからねぇ
ただし、このスウイニー隊は、
一度、西方の日本軍輸送船団攻撃に向かう途中に
変針北上して、南雲機動部隊を攻撃したので、
その航法能力は、素晴らしいものがあります。 >>743の続き
大型機なので、専門の航法担当も居るし、
当たり前と言えば、当たり前なのですが・・・
後のマクラスキー隊以上の大迂回をしながら、
ピタリと会敵してみせたのですから。
艦種識別や戦果報告はおいといて、
敵艦位を打電してくれれば、
米空母攻撃隊の迷子も、少しは減らせたかもしれません。 あれ 友永隊収容後兵装転換完了までいったん西進して距離をとるって長官が以前いってなかったっけ >>745 そのとおりですが、あの「西進案」は
あくまで仮想戦記として出したもので、
本気でそうすべきだった、とは思ってませんよ。 >>744の続き
先に、ミッドウェー基地航空隊は、B−17を除いて壊滅した(>>611)
と書きましたが、”全滅”したわけではありません。
一部の機体が、死地より生還を果たしている。 >>747の続き
0915時(日本時間0615時)
Crews of 1 B-26 and 1 TBF with damaged landing gears
ordered to ball out.
(They came in and landed anyhow)
ランディング・ギア(脚)を損傷したB−26とTBFの
各1機の乗員に対し、ベイルアウト(脱出)が命じられた。
最終的には、なんとか着陸に成功した。 >>748の続き
B−26もTBFも、基地航空隊の第一波として、
南雲機動部隊を攻撃したが、
B−26は4機中2機が、
TBFは6機中1機が、帰投を果たした。 >>749の続き
TBFのアーネスト少尉の機体には、74の破孔が見つかり、
B−26のうち1機のミューリ中尉機は、数百発の銃弾を浴びて、
まさに満身創痍での帰還でした。
彼らは、最も新しい戦場の目撃者ですから、
日本空母部隊に関する重要な情報をもたらしてくれるはず >>750の続き
ミッドウェー基地航空隊の戦時日誌によると、
http://www.pby.com/ArchiveDatabase/RG313583397.001-013.061.php?Page=030
0930時(日本時間0630時)
1 B-26 reports “Results unknown.
Heavy AA fire encountered.
Dropped torpede at carrier.” >>751の続き
B−26搭乗員の証言によると、
「戦果不明、激しい対空砲火に遭遇した。
敵空母に対し、魚雷を発射した」
AAとは軍事用語で、Anti aircraft gunの略語
実際にB−26の4機のうち、
魚雷投下前に1機が撃墜され、
1機は魚雷投下に成功したものの、赤城の飛行甲板直上を
通過したところで力尽き、海上に墜落している。 >>752の続き
特に雷撃隊は、敵艦の対空砲火にさらされう時間が長いので、
被害は深刻になります。
また、TBFの方は、
0940 (日本時間0640時)に
TBF survivor reports run on enemy carrier.
Result not observd.
「TBFの生存者の報告によると、敵空母に攻撃を敢行、
戦果は確認できなかった」 >>753の続き
こちらも6機のうち、3記が魚雷投下前に、2期が投下後に撃墜され、
残りの1機も損傷がひどく、奇跡的に生還できたと言われるくらい
散々な初陣でした。 当たらなかったとはいえ敵空母に魚雷を落とすことはできてるのか。
ちょっと間違ったら魚雷命中で戦闘不能もありえるんだよな。 >>755 そうですね。
伎倆は拙いが、勇敢であったことは、日米双方が認めるところ。
>>756 水平爆撃なんて当たるもんじゃない、なんてな >>754の続き
結局のところ、日本空母部隊の艦位や編制、そして
攻撃によって敵に与えた損害は、「詳細不明」で、
フレッチャー少将を満足させるものではなかった。
どのみち、すでにホーネットやエンタープライズ隊の
雷撃機が会敵するころなので、やや手遅れ。 >>758の続き
>>538-539のとおり、
攻撃隊の機体が、索敵も兼務するというのは、
かなり難易度の高い任務になります。
特に、本海戦における基地航空隊は、
典型的な兵力分散・逐次投入・各個撃破
悪い見本として教科書に載せるべき類のものだったので、 >>759の続き
各機は防戦で手いっぱい、
とても敵艦隊の全貌を把握する余裕はなかったでしょう。
フレッチャー少将としては、手持ちの空母航空隊に
期待するしかなさそうです。 瑞鶴母艦はともかく直衛の岩本小隊だけでもいればな
珊瑚海のように
「雷撃隊だけがくるわけはない きっと艦爆隊もくるぞ 上空警戒!」となったかもしれないのにな >>761 少しでも早く回避運動を初めていれば、あるいは・・・ >>760の続き
余談になりますが、マリアナ沖海戦では、
こんなことがありました。
一日目の6月19日、小澤艦隊は自らの索敵機により、
三群(七イ、三リ、十五リ)の米空母を発見し、
それぞれに攻撃隊を送り出した。
実際は七イのみが正確で、他は誤報。
米空母部隊は一群だった。 >>763の続き
ところが、その誤りについて気付かせるきっかけとなる
重要な索敵情報がもたらされていた。
グアム島の陸偵が、「敵空母は三群集結している」と打電。
すなわち、三リと十五リは誤り。
事実、三リと十五リに向かった攻撃隊は
敵を発見していない。 >>764の続き
にもかかわらず、これだけの証拠が揃いながら、
小澤長官は、「敵空母は三群に分散している」
との情勢判断を改めなかった。
その理由について、公刊戦史は >>765の続き
「基地航空部隊からの敵三群集結の報告は取り上げなかった。
これは基地航空部隊に対する信頼が少なかったからである。
長官も基地航空部隊の索敵には不満であった。
また一度敵を発見したものは、次の索敵で発見しなくても、
考えを改め得ない。
機動部隊司令部としては、実在していたものと思っていた」
(『戦史叢書(12)マリアナ沖海戦』) >>766の続き
先に、暗号情報と索敵情報なら、後者を選ぶと書きましたが、
同じ索敵情報なら、基地航空隊より空母航空隊の情報を
重視するということです。
ただし、これは日本海軍だけかもしれませんし、
もしかしたら小澤司令部だけの話かも >>767の続き
フレッチャー少将がどう考えていたかは、
興味がありますが、それはさておき、
続いては空母攻撃隊の「敵情報告」を
みていきます。 >>761
艦隊の隊列からはぐれた飛龍を助けに行ったせいで戦闘機がすぐに戻って迎撃態勢をとれなかったから
戦闘機の隊長が気づいても手遅れじゃないか・・・
隊列を離れた山口と南雲が心を鬼にして飛龍を切り捨てなかったのが悪い。 >>767
暗号情報よりも生の索敵情報を優先するのは当然だけど
基地機の情報より空母機の情報を優先するのは自らの指揮下にあるからなの?
基地航空隊の司令官だったら部下の報告より空母機の報告を優先するとは思えないし。 >>769
ヨークタウン雷撃隊が飛龍を攻撃してこれを零戦が迎撃。
ヨーク戦闘隊は空戦では勝ったが雷撃隊の援護どころでなく壊滅。
飛龍は回避のため他空母から離れたんだよな。 >>757
>水平爆撃なんて当たるもんじゃない、なんてな
つプリンスオブウエールズとレパルス >>772
あれが戦史上、無誘導水平爆撃による、作戦行動中の主力艦に対する唯一の命中例になるのかな。
美幌空の96式陸攻隊
白井中隊→レパルス
武田中隊→POW >>769 優秀な電探と、機上無線が欲しい・・・
>>770 そういうことかと。
>自らの指揮下にあるから
空母機だから索敵の誤報が少ない、というわけでもないし。
>>771 サッチ・ウィ〜〜〜〜〜ブ!
>>772-773 さすがは、我が陸攻隊の練度!
相手が空母だって余裕だぜぃ つニューギニア沖海戦
>>768の続き
彼らのドタバタ劇場については、
「米空母攻撃隊の章」(和)スレ>>410〜
でくわしく確認したので、
ここでは、各攻撃隊がもたらした「敵情報告」について
見ていきます。 >>775の続き
そして一番槍は、やはりこの人、
ホーネット雷撃隊長ジョン・ウオルドロン少佐。
「9時25分(日本時間0625時)、彼は水平線上に
二筋の煙が立ち昇っているのを視認した。
しかし、これらの雷撃隊が、目指す敵艦隊に
到達するには、未だ8浬(15キロ)も飛行せねば
ならなかった」 (『モリソン戦史』第三巻)p268 >>776の続き
よく知られる通り、TBDデバステーターは
全機撃墜され、ゲイ少尉ただ一人が生き残った。
このような状況においては、とても敵情報告どころ
ではなく、そもそも雷撃機は低空で敵艦隊に接近するので、
その全貌を把握することは難しい。 >>777の続き
引用文中にも、>二筋の煙が立ち昇っている
とあるように、ウオルドロン隊長自身も、空母を認めたのは
せいぜい2隻といったところではないかと。
たとえ隊長が生還したと仮定しても、
フレッチャー少将にとって有用な敵情は
報告できなかったかもしれません。 >>773
恐らくね。ようするに当たる位置で投弾したかどうかだから、あたらないとは言えないし、
空母にとっては危険極まりないわけで。 >>779
逆三角形の形で編隊を組み指揮官機が投弾したのを見て列機が投弾
するので海面に達するする時は爆弾が目標を中心に包み込むように
三角形の形に着弾する。
そういう感じで命中を期待すると豊田穣氏の著書にありました。 明日は・・・もう今日だ!
嬢と同伴のためお休みです。
なんでも、お店の周年記念で出勤しないとペナルティが
あるとかで、呼び出されました。
少し気になるところではありますが・・・
次回は金曜日にノシ >>779-780 たしか、きれいな三角形の弾着が
写真に残っていますね。 >>778の続き
旧式の雷撃機を駆って、戦闘機の護衛も無く、
敵空母へ突撃する困難さは、同情を禁じ得ませんが、
それと比較すると、弁護のしようが無いのが
ホーネットの艦爆隊と戦闘機隊。 >>783の続き
彼らは”あさっての方向”に飛んで行き、
当然ながら日本艦隊を発見することはできず、
燃料不足に陥った一部の機体は、母艦に戻ることを諦め、
ミッドウェー島に向かったものの、燃料切れで不時着。
戦闘機隊の全機と、艦爆隊の数機を失った。
もちろん、敵空母に関する情報は何ひとつ得られなかった。 >>784の続き
珊瑚海に始まり、この後も続く、
「米空母攻撃隊の迷子劇場」ですね。
まともな洋上航法もできないなんて、
「お前ら、なんで空母搭乗員になれたんだよ」
てなもんですが、
もし彼らもウオルドロン隊と同じく、会敵に成功していれば、
飛龍を攻撃できたかもしれず、その結果、
オークタウンは沈まずに済んだでしょう。 >>785の続き
ミッドウェーでは、マクラスキー隊の奇襲成功ばかりが
注目されて、話題にも出てきませんが、
こんな綱渡りの、お粗末な攻撃で、
「日本空母攻撃隊が母艦に戻ったタイミングを狙って
攻撃隊を出した」
なんて、笑わせんなよw >>786
プププ、まーだこんなこと言っているw
で、結局殲滅させられたのはアホ南雲のほうなんですがw >>787 ぷぷぷ・・・相変わらずワンパターンの反応ですな >>786の続き
これは、日本側にも共通するところだと思いますが、
索敵機による偵察とは異なり、攻撃隊が偵察任務も兼ねる場合、
司令官が知りたい敵情(敵艦隊の全体像)は、
ある程度の戦術眼を教育された飛行隊長クラスの人材に
よらなければ、信用を置けないのではないかと。
攻撃隊長には、攻撃隊の指揮ではなく、
戦果報告という重要な任務が課せられていますしね。 >>789の続き
その点、ホーネットのSBD隊を率いていた
スタンホープ・リング中佐は、同航空隊の飛行長で、
ウォルドロン少佐などの飛行隊長より上位の職制にあった。
ちなみに、他の空母の飛行長は、
エンタープライズがウエイド・マクラスキー少佐
ヨークタウンがオスカー・ペダーソン中佐 >>790の続き
日本空母の場合、
赤城 増田正吾中佐
加賀 天谷孝久中佐
蒼龍 楠本幾登中佐
飛龍 川口隘少佐
通常は攻撃計画の立案などに携わり、
攻撃隊を率いて、前線に出るということはありません。 >>791の続き
米空母の組織は、日本海軍とは違うでしょうが、
ちょうど、真珠湾や印度洋機動作戦で、
淵田総隊長が指揮したように、
リング飛行長の敵情報告は、極めて重く扱われた
ことと、推察されます。
その意味でも、ホーネットの艦爆隊が会敵できなかった事実は、
フレッチャー少将にとって、痛手になったと言えるでしょう。 >>788
プププ、相変わらずワンパターンで支離滅裂に論じているのはお前さんだろw
アメリカ様には暗号解読によって日本側の作戦の「すべて」が分かっていた
それなのに、わざわざ不確定な索敵情報を重視するわけ無かろーがw
そもそもお前さんが主張するように、暗号解読情報が当てにならなくて、
索敵情報を重視するのであれば、日本空母が2隻発見された時点で、
その空母2隻に全力攻撃するべきなんだが、フレッチャー様はそうしていない
その理由をお前さんは「(その2隻以外の)他の日本空母から攻撃されるかもしれないから」
とフレッチャー様が用心したせいだと言い訳しているが、
それは結局は「索敵情報が当てにならない」と認めてしまっているのと同じなんだがなw
それならばいったい日本空母が何隻発見されれば満足なんだ?っつうのw
もちろんフレッチャー様には暗号解読情報によって日本空母が4隻ないし5隻いることが
わかっていたわけなんだが 暗号解読情報によって日本側の作戦命令のすべてがわかっていたアメリカ様の作戦は
アホ南雲がミッドウェー島に攻撃を仕掛けた第一次攻撃隊に空振りさせて、
その攻撃隊が空母に戻って収容される混乱を狙って、
ミ島からの攻撃隊と挟み撃ちで襲撃すること
もちろんこれはミッドウェー島を攻撃するアホ南雲の機動部隊の位置が
暗号解読によって正確にわかっていたからできること
これが机上の作戦ならば実に完璧であるが、当たり前のことだが、
現実にはそううまくは実行できなかった
まあ仕方がないよねw まずアメリカ様機動部隊は、アホ南雲たちが攻撃隊を収容する予定時刻
現地時間の9時ごろまでには、アメリカ様の攻撃隊がアホ南雲に到達できるように、
攻撃範囲の海域までに、全速力で接近しなければならなかったのだが、
フレッチャー様の機動部隊は10機の索敵機を収容するために、
アホ南雲のいる方向とは反対の北東方向に進まなければならなかった
10機の索敵機はそれぞれ扇形に広がって、元の扇の軸の部分に戻るわけだから、
勝手に軸の部分をずらして索敵範囲を狭めるわけにもいかなかったからで、
この会合点をポイント・オプションと呼ぶのだが、そこまで行って風向きを合わせて
索敵機を収容してから、ふたたびアホ南雲の方向に向かって転進するので、
そうして時間をロスしたせいで、結局は現地時間8時30分すぎから
ヨークタウンは発艦を始めるハメになってしまった
だから決してここのスレ主が言うように、フレッチャー様が索敵情報が足りないからと、
怖じ気付いて発艦をためらったわけではないのである
ではあるが、それでもかなりの予定時間オーバーではある 予定時間の遅延はスプー様の機動部隊でも生じていた
スプー様はフレッチャー様から7時に攻撃隊を発進させろと命令されたのだが、
頭の中では30分もあれば全機発艦できて、編隊を組んで、
日本空母に攻撃に向かう算段であったのであろうが、
エンタープライズからは急降下爆撃機はすんなり発艦できたのに、
次の雷撃機と護衛の戦闘機が、なぜかうまく並べられない、
グズグズと1機ずつ1機ずつと発進させているうちに、
30分がとっくに過ぎてしまった
そんなふうにスッタモンダしているうちに、日本側の索敵機の利根4号機に見つかってしまう 本当ならば、アメリカ様機動部隊が利根4号機に見つかることは無かったのである
なぜならば暗号解読情報には、なんと索敵機の発進時間も記されていた
当然のことながら、アメリカ様はその索敵機をかわして攻撃範囲に接近する予定だった
日本軍では命令は絶対である、決して時間外に索敵機が飛んで来るはずがない、
はずだったのだが、これが日本空母のカタパルトの故障のせいで、
利根機を飛ばす時間が30分遅れてしまったために、
ドンピシャリとタイミングがあってしまったのだ
本来の時間通りに利根機が飛ばせたならば、米空母が来る前に予定海域を
通り過ぎていたはずなのである
ほんと戦場というのは何が起こるのかわからないもんだw というわけで、とうとうアメリカ様機動部隊の存在が日本側に知られてしまった
せっかくたてた作戦も、結局は机上の空論に成り果ててしまった
暗号解読情報が役に立つのもここまでである
これ以降のアホ南雲の行動は、どこにも記載されていない予定外のものとなる
しかし日本側にとっても米機動部隊が出現することは予定外だった
ここからは、お互い予定外同士の戦術がぶつかり合うわけだ とは言えフレッチャー様やスプー様にはアホ南雲の行動はある程度予測がついていた
当時の日本海軍の主流は艦隊決戦主義である
ミッドウェー攻略もまたその主義にのっとっていた
皮肉なことに、航空機優位を示したのが山本五十六なのに、
結局はそれは海軍の主流とはなり得なかったのだ
その艦隊決戦主義においては、守るべき「城」は大和であり、
日本空母は索敵を兼ねた前衛部隊である
そのために赤城には対艦用の20センチ砲さえ備え付けられているのである
だからスプー様には予想がついた
日本機動部隊はまっすぐ自分たちの方に向かってくるであろうと
そしてその予想は正しかったのだ
まあ仮想戦記を夢見る人たちにはアホ南雲が退避すれば難を避けられたのに、
と妄想をたくましくしたがるもんだが、それは現実には無理ってもんだわw そして結果は
まともな洋上航法もできないシロート同然の、迷子の空母搭乗員たちの
こんな綱渡りの、お粗末な攻撃に、アホ南雲はボッコボコにされました、とさw 事前計画の潜水艦の散開ルートの真上とおってハワイからミッドウェーまできてたけど
あれば潜水艦の散開が遅れたことも分かってたの?
どんぴしゃで潜水艦の散開線上を通ってたの
もし予定どおり散開間に合ってたら空母決戦すら起きずにおわってたかもしれないのに >>797
ほう、暗号情報では日本空母にカタパルトがあって巡洋艦の水偵飛ばしてたのか。 >>786
>なんて、笑わせんなよw
スレ主はアホですか?
何故わざわざ寝た子(>>787)を起こすような書き込みをするのかと。
>>793-800
そしてア参謀は、支離滅裂なことばかり書き込みしていますが、
それは「米海軍もアホ揃い」と述べているだけです。 そもそも暗号解読が絶対正確で絶対の信頼性があり、
かつ「日本側の作戦行動を全て把握できている」というなら、
史実のPBY大規模索敵すら必要がない。
PBYの配備数を減らして、戦闘機や爆撃機をより多くミッドウェー基地に配備すべきす。
そして日本機動部隊の6月5日黎明時の「予定(予想ですらない)海域」に、
全潜水艦を集結させ、かつ米機動部隊とミッドウェー基地航空隊も同時に先制集中攻撃を行えば良いだけのこと。
わざわざミッドウェー基地が日本に空襲されるまで、待つ必要は全くないと思いますが。 さて、ネタ振りです。
敵艦隊の兵力把握のため、
索敵、触接、攻撃隊の戦果判定と様々な局面が予想されますが、
一つの方策として
“強行触接隊”を準備するというのはどうでしょう?
編成例として
「艦攻ないし艦爆2機、艦戦6機」
こんな感じです。
さて皆様はどう評価しますでしょうか。
(注、このレスは罠だらけ、特にスレ主は注意) >>793 えっと・・・もう忘れちゃいましたかね。>>665
フレッチャー少将は、「索敵情報を重視」したからこそ、
敵空母2隻に対し、全力攻撃しなかったのですよ。
貴官の主張する通り、
「暗号情報で、日本空母4隻が密集している」のが明らかならば、
そのうち2隻が発見された時点で、全力で攻撃すべきでしょう。
「5隻目の空母に備えていた」なんて、理屈が通らないですよね。
敵4隻に対して、2隻分の攻撃隊で十分ならば、
なぜ、手負いのヨークタウンを突貫修理してまで出撃させたのですか?
自分で書いておきながら(>>620)、まだ矛盾に気付かないですかねぇ >>794- つまりは、暗号情報で敵の動きを完璧に把握していたのに、
米空母の司令官もパイロットも無能すぎて、まったく活用されず、
瀬戸際まで追い詰められて、奇跡に助けられて、ようやく勝てました?
>>801 ですよねぇ、ですよねぇ>潜水艦の散開線
完璧に暗号解読してたんだから、そんなマヌケなことをするわけがないw
>>802 ふっふっふっ、これで千代田からも天山発艦できますね! ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています