東海 風力や太陽光は常時発電できませんから、それを火力発電で補うのですが、スペインやほかの国でも太陽光や風力が入り過ぎた国は、火力発電の運転時間が少なくなり過ぎて維持できない。
補助的に発電するだけではペイしない。特にドイツはそうだと思います。

川口  ガス火力発電の稼働率は一八%と言われています。

東海 電力会社は「それだったら止めます」と動き始めた。
再生可能エネルギーが入るほど火力も必要になるが、それが逆にどんどん運転できなくなってしまう、というすごい矛盾があります。

川口  やめられると困るから、政府は電力会社にもお金を払って待機してもらう。今度の新しい再生可能エネルギー法にそのお金も組み込まれています。
再生可能エネルギーの買い取りに掛かるお金も、政府ではなくて私たちが払いますが、そのうえ、火力の待機のためにも払わなければいけない。
電気代はますます高くなるでしょう。

ドイツ人ってもしかしてバカなのでは?