防衛装備庁、新戦闘機「F-3」用AESAレーダーを公開
2018年12月18日
http://tokyoexpress.info/2018/12/18/%E9%98%B2%E8%A1%9B%E8%A3%85%E5%82%99%E5%BA%81%E3%80%81%E6%96%B0%E6%88%A6%E9%97%98%E6%A9%9F%E3%80%8Cf-3%E3%80%8D%E7%94%A8aesa%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%80%E3%83%BC%E3%82%92%E5%85%AC%E9%96%8B/
展示されたレーダーは、本物の高出力AESAレーダーで、最新のセンサー・システムと一体化した構造になっている。
センサー部分は液冷システムで発熱を防いでいること、半導体素子は窒化ガリウム(Ga N = Gallium-Nitride )素子である。

今回航空宇宙展で展示したレーダーは、F-2戦闘機にそのまま搭載可能な形状で、F-3搭載を目的とした技術実証モデルと考えられる。

アンテナ面は幅およそ74 cmで、裏面には冷却液を送るチューブが付いている。
専門家の意見では、F-16やそれを改造したF-2などの小型戦闘機ではレーダーに冷却液を送るのはかなり難しい。
冷却剤は可燃性なのでチューブはパイロットから離す必要があるためだ。
その点F-3はF-22ラプター戦闘機より大型になる予定なので大きな障害にはならない。

http://tokyoexpress.info/wp-content/uploads/2018/12/14c92269-364b-4230-9368-c1a4a882b4f5.jpg