すでによくご存じの方と、興味が沸いて来られてる方とおられるので、少し書いておきますね。
装甲板を砲弾で貫通させる場合、必要な砲弾速度を計算する式にMarreとかドマールの式が使われます。
ここでT/D値という表現が出てきます。Tは装甲板の厚さ、Dは砲弾の直径
砲弾の直径が装甲の厚さより大きいと砲弾が有利になる、つまり貫徹力大となります。
つまり砲弾重量が同じであれば直径の大きい方が遅い速度で貫通できるということです。

また砲弾直径より装甲の厚さが大きくなり、その差が大きくなって行くにしたがって
計算値にあわなくなっていきます、つまり装甲が優位となり計算値より貫通に必要な速度が増えていきます。
453で大口径化が王道と書いたのはこういう特性があるからです。