>>231
これか

>文帝が「専門の者が居るのはわかったが、ならば丞相とは何が専門なのか」と聞くと
>陳平は「丞相の役目は上は天子を補佐し、下は外敵に目を光らせ、諸侯を慰撫し、万民を手懐け従わしめ、各々の役目を全うさせることです。
>局部的な区々たることに関わるのが役目ではございませぬ」と答えた。
>文帝は「よくわかった。見事な答えだ」と陳平を褒めた。
>後で周勃が陳平に「なぜ陛下が質問される前にああいう答え方を教えてくれなかったのか」と問い詰めると陳平は
>「自分の役目を知らないのか。君はもし陛下が長安の盗賊の数を聞いてきたら、それにも答えたいというのか?人間は全てを知る事は出来ない。
>だから専門家が居る。我々の専門とは先ほど陛下に申し上げた事だよ」と笑いながら言ったという。