国家安全保障政策/国家戦略研究スレッドPart5

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1JTAC
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2020/07/24(金) 19:38:17.85ID:N5CDxUK7
我国の繁栄と安全を守る国家安全保障政策とこれを実現する国家戦略を研究・提案するスレッドです。

○国家安全保障政策とは
国家の独立と繁栄を維持するために、主に軍事的な脅威などから国家を守る政策。国家は多様な価値観を包含しており政策は必ずしも他の政策・党派と整合するものではない。

○国家戦略とは
国家目的を遂行する最高位の観点から、平戦両時に政治・軍事・経済等の国力を効果的に運用する統一的・総合的・全般的な戦略。安全保障政策を上位構造とするが、政策上の不整合は国家戦略により統合が図られる。階層構造下位の戦域戦略、作戦、戦術の準拠となる。

○戦略の位相
国家戦略を構成する全ての位相(軍事・経済・文化・社会・科学技術etc.)を議論の対象としますが軍事を主たる切り口とし、それ以外の議論は50レスを越える場合は専門スレッドへの移動をお願いします。

「百戦百勝は善の善なるものに非ず。戦わずして人の兵を屈するは善の善なるものなり」

○戦略の階層構造
戦略を構成する全ての階層構造(世界観・政策・国家戦略・戦域戦略・作戦・戦術・技術)を議論の対象としますが、戦術次元以下の議論は50レスを越える場合は専門スレッドへの移動をお願いします。

「本質はdetailにこそ宿る。それは栄光無きものに非ず。」

○戦略と戦史
戦略とは一般的な法則が成り立つような分野ではなく、戦史において淘汰される複雑系・非線形・進化的なプロセスです。議論の根拠たり得る戦史上の事象(古代・中世・近世・近代・現代)を議論の対象とします。

○当スレッドのスタンスと地誌について
当スレッドは明らかにネット右翼(ネトウヨ)スレッドです。対象脅威を尊称で奉る趣味はございません。戦史・兵要地史の一貫性のため歴史的な略称(支那・北朝鮮・南朝鮮・米・英・仏・露・独他)を推称します。

○戦略思想家の格付け
●神様リスト
クラウゼヴィッツ、モルトケ、コーベット、リデル・ハート、マイケル・ハワード、J.C.ワイリー、ジョン・ボイド、エドワード・ルトワック、コリン・グレイ
●疫病神リスト
ジョミニ、フォッシュ、フラー、マハン、ドゥーエ、ハマン・カーン、バーナード・ブロディ、クレフェルト、ミアシャイマー

「勝利は既に(戦略次元で)確定している。卿らの上に大神オーディンの(作戦次元以下の)恩寵あらんことを。」
670JTAC
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2020/09/15(火) 22:37:22.05ID:r4bdNcHG
クラウゼヴィッツの戦争論では、当然、作戦次元は未分化ですが、「軍事的天才」で書いてる内容がまさに「作戦術」の根幹に相当。
これを一人の人間の資質ではなく、プロシジャーとして実行する。
JPの解説本とかに、あきらかにクラウゼヴィッツの「軍事的天才」を意識したフレーズを見かける。
(例:「クー・ディユ(一瞥)のために」)

この辺のクラウゼヴィッツ研究を基礎に根暗に根暗に基礎理論を積み重ねているところが、アメリカの作戦術研究の特長です。
671JTAC
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2020/09/15(火) 22:41:57.02ID:r4bdNcHG
center of gravityの議論が低調で、敵味方の組成が均質だとしたら、oprational maneuverしても嬉しくないでしょう。
この状況を一瞥(クー・ディユ)にて看破する、cognitive approachが西側の考えるクラウゼヴィッツを基礎とする作戦術研究です。
672JTAC
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2020/09/15(火) 23:11:34.40ID:r4bdNcHG
>>666
>それは当時のグランツの誤解。あの本。1991年やで。

大元のソ連の文献に忠実に書かれていると思われますが。
引用に基づき。

連続作戦理論

縦深作戦理論

火力保証

航空保証

軍事革命

そして・・・・
673JTAC
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2020/09/15(火) 23:21:30.27ID:r4bdNcHG
>>668
>米海軍ではVego

ジェフリー・ティルは、ミラン・ベゴの作戦術を一章割いて解説しています。
比較的肯定的に。

この解説を見るに、ミラン・ベゴの作戦術は「大戦術(grand tactics)」に近い。
deceive point(決勝点)を作戦線(line of opration)で結び、maneuverによるbranch(分岐)を儲けています。

これは何故なのか?
(陸軍、空軍の作戦術とかなり異なる)
現段階の自分なりの回答は、海軍の「プラットフォームの少なさ」にあると見ています。
他軍種と比べて、複雑さへの対策に「作戦術使用の利点」を見ていない。
674JTAC
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2020/09/15(火) 23:29:30.23ID:r4bdNcHG
そして、空軍になるとお空にline of oprationは引けないので、ターゲティング基づくline of effectが作戦術の対象になる。
最も戦略より。今でもeffect based operation、戦略爆撃を重視しています。
これに、ATOを割り振る。

(ただし、純粋戦闘機乗りは、eboやファイブ・リング・モデルには違和感があるようです。)
675JTAC
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2020/09/15(火) 23:37:28.41ID:r4bdNcHG
そして、陸軍の作戦術はその中間。

end stateとcurrent stateの間を、line of oprationとline of effectの両方で結びます。
そして、その阻害要素となるファクターを元にcenter of gravityを弾き出す。
さらに分析を加えてcritical capability、critical vulnerabilityを弾き出し、この攻防をoprational maneuver、oprational fireを書き加えて描画する。
それを一瞥で認知(cognitive approach)できるようにする。

それが陸軍の作戦術。
676JTAC
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2020/09/15(火) 23:50:50.51ID:r4bdNcHG
まとめると、

米空軍の作戦術:戦略寄り
LOEで作戦を表現、effect重視で戦略目標をターゲティング、ATOを配分



米陸軍の作戦術:中間的
LOEとLOO併用、end stateとCOG分析を基礎とし作戦を表現(ADM)、
ただし、war game(MDMP)を元にターゲティングは綿密にやる



米海軍の作戦術:戦術寄り(大戦術的)
LOOで作戦を表現、MDMP(任務分析を基礎とする)しか認めん(ミラン・ベゴ)
2020/09/16(水) 10:21:20.14ID:3k7/C4pS
>672
それは縦深作戦の進化の道であり、作戦術はそれと並行して別途議論が進んでいます。
その意味で、あの本は「片方」に偏っており、錯塩術におけるソ連の戦法解説が「中心になってしまっています。

なお、グランツはその後に、ソ連の作戦術論文をまとめたものを2冊出しています。
(戦前論文をまとめたものと、戦後論文をまとめたもの。戦後版は購入済(戦前は知人が買ったのでw)

>673
>Vegoは大戦術

その理由には他にもあると思います。

1)西側と東側の政治形態の違い
 モルトケ以降、戦時と軍事の分割が行われ、特にWW1&2以降の西側はそれが加速しています。
 つまり、政治戦略と軍事戦略の分断が起きており、結果的に作戦術から政治要素が弾かれ、戦略よりも戦術に寄り添いがちになrってしまった。
 現代に生きるVegoも当然、そこの影響を受けていると感じます。
 (その点、ルトワックは政治戦略と軍事戦略をあまり分断させない。特に最近はその傾向が顕著であり、西側の常識から考えると批判や否定されることも多い)

2)Vegoがマハン派であること
 マハンの海上権力史論は戦略次元に寄りがちですが、海軍戦略は書名こそ戦略を謳っていますが、内実は作戦次元、しかも戦術寄りです(つまり大戦術)
 Vegoが有名になったの初期の著作としては例の境海(ナローシー)の本は、ポジションの重視など明らかにマハンの「海軍戦略」の方に強く影響を受けていると思われます。
 つまり、Vegoは当初より、マハンの大戦術に寄っているというか、そこにマハンの良点を見出していると推測します。

 (なお、以前も書きましたが、私はマハンの海軍戦略を高く評価していますが、海上権力史論はあまり評価していません)
 (海上権力史論を現代に当てはめるには、あまりにも前提条件が違いすぎています。その意味ではコーベットの方が良いと考えています)

Lans的格付け

マハン海軍戦略>コーベット海洋戦略の諸原則>マハン海上権力史論

通常、マハニアンは海上権力史論に強く影響されていますが、Lansはマハンを高く評価しますが、マハニアンでは無いのです。
2020/09/16(水) 10:26:23.34ID:3k7/C4pS
The Evolution of Soviet Operational Art, 1927-1991 (Soviet (Russian) Study of War)
尼で検索しる
679JTAC
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2020/09/17(木) 00:15:59.51ID:XX7eYBrO
>>678
翻訳書でグランツは序文?
680JTAC
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2020/09/17(木) 00:21:28.00ID:XX7eYBrO
2005年の"Historical perspective of oprational art"に収録されてるグランツの論文見ても、
さほどグランツのソ連作戦術観が変遷したとは感じない。
言葉は若干変化しましたが。
681JTAC
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2020/09/17(木) 00:31:12.27ID:rub3y5Pe
>>677
>政治戦略と軍事戦略の分断
>結果的に作戦術から政治要素が弾かれ

それは、そうだろう。
作戦次元には「政治要素」は混ぜられない。危険。
ただし、その上位の階層構造として君臨します。

やや、厳密には

(世界観)

政策次元
↓←(政治:政策のコンセンサスによる集約過程)
戦略次元

作戦次元

戦術次元
682JTAC
垢版 |
2020/09/17(木) 00:38:43.60ID:rub3y5Pe
戦略次元以上には、そもあそも「戦わない」という選択肢があります。外交です。
それと、特定の軍事的end stateを効率的に達成する作戦次元は混ぜられない。
visualizeして、cognitiveを容易にする「作戦術の良さ」が消えてしまう。

戦略次元は戦略次元で、抽象的な思考に耐えていかなければならない。

問 「戦略とは?」
答 「作戦以上の肉体労働である」
683JTAC
垢版 |
2020/09/17(木) 00:45:02.23ID:rub3y5Pe
まず、マハンの「海軍戦略」は、マハン自身の影響は稀薄、米海軍大学の集合知であると言われています。
マハンの「思想」は他の書も総合しないと出ない。
特に「海上権力史」はかなりマハンオリジナル。
684JTAC
垢版 |
2020/09/17(木) 00:59:52.96ID:rub3y5Pe
コーベティアンの我らが総大将ジェフリー・ティルのラインナップを予告するに(まだ読みかけですが)、
政策-大戦略から軍事戦略、統合作戦、海軍作戦におとしこむ方法論です。
コーベティアンは、現代の戦争の階層構造に耐えられる。
2020/09/17(木) 02:04:17.88ID:c+9Zm0HD
>681
>←(政治:政策のコンセンサスによる集約過程)

西側は分断により、これがうまく働きにくい。
これに対し、ソ連・ロシアでは分断が無いので、効果的に働きやすい。
それがゆえに西側は作戦術でなかなか追いつけないのです。
(逆にグレーゾーンを利用されてしまう)

※ただし効果的であるが故に政治が間違えたら被害も拡大しやすいのも事実

>679
そうです。英語翻訳された旧ソ連の論文をまとめたものです。
(逆にいえばグランツの思想が混入してない純粋ソ連の思想)
2020/09/17(木) 02:14:25.13ID:c+9Zm0HD
>683
私はマハニアンでは無いので、別にマハンのオリジナルの思想などどうでも良いのです。
私はマハンの「海軍戦略」を高く評価するのみ。

たとえそれが米海軍大学の集合知でも、そんなことはどーでも良いのです。

私は用兵思想家の研究をしてるのではなく、用兵思想を研究してるので。
(用兵思想家は用兵思想を理解する為の付随的な研究対象ではあるが、それ以上ではない)

なお、私がマハンのマハンの言うのは、ただ単に「海軍戦略」とだけ言ったら、
いろいろあるから区別がつかなくなるんじゃい。
687JTAC
垢版 |
2020/09/17(木) 16:45:53.22ID:PDxgUfjY
>>685
>西側は分断により、これがうまく働きにくい。
>これに対し、ソ連・ロシアでは分断が無いので、効果的に働きやすい。

ここまで来ると「世界観」の問題ですね。
西側の自由主義の世界観では、「賢い人への集権」よりも「馬鹿が暗黙知を持ち寄る分権」の方が健全な意思決定を可能にする、と見ます。

Oprational artは、Auftragstaktikと「対」の思想。
複雑な状況でも可視し、構想を描画し、それを皆と共有して「分権」することで意思決定の速さを担保している。
だから、西側の思想では、逆に「ソ連は真の作戦術を究める前提を欠いている」と見ます。
688JTAC
垢版 |
2020/09/17(木) 17:13:00.98ID:PDxgUfjY
1991版"Soviet Military Operational Art"(以下、「グランツ作戦術本」と呼称)にも「最終章」という「ぶっ飛んだ部分」「SF的な部分」があります。
ポストOMG。今のmulti-domain operationに近い。
いや酷似してる。

これは、「ソ連の作戦術」としては「負け犬」と評価します。
実際、国ごと崩壊しましたからね。
もっと他にすることあっただろう。
同じ社会主義国でも、トウ小平のチャイナ、ベトナムはまだ存在しています。
北朝鮮も何とか存在してる。
もっと「お安い」教義に切り替えるべきでした。

ただし、今の「ロシアの作戦術」(ゲラシモフドクトリン)の先祖としては評価する。
実際、脅威を受けてるし。
(が、原油の下落でまた経済危機の兆候あり「でもお高いんでしょ?」)
689JTAC
垢版 |
2020/09/17(木) 17:24:57.33ID:PDxgUfjY
>>686
>別にマハンのオリジナルの思想などどうでも良いのです。

一般的には逆でしょう。
現代の戦略思想にとっては、「マハン個人の思想」に用がある。
「海軍とは?」「Sea powerとは?」という問いかけにスパッと答えたからです。
(cost effectである)

もし20世紀初頭に生を受けていたら、マハン個人よりもアメリカ海軍大学の集合知に関心があり、教範類の収集に血道をあげていたろう。

ですが、時が経過し、時代の波に洗われ、なおかつ光るのは、むしろマハン個人の思想ですね。
全体として知的に洗練された。

何故か?
海軍という部分戦略よりも、アメリカを覇権国家に押し上げた全体的な戦略思想に用があるからです。

(ただし、あっちこち矛盾してるから、世の戦略好事家を悩ませる)
690JTAC
垢版 |
2020/09/17(木) 17:47:02.96ID:PDxgUfjY
「日本の代表的なマハニアン」としてティルは秋山真之(連合艦隊先任参謀、海大教官)と佐藤鉄太郎(第二艦隊先任参謀、海大教官)を上げています。

佐藤の「帝国国防論」。
これぞ、ザ・マハニアンの書でしょう。
マハン全体の思想はここまで極端ではない。
691JTAC
垢版 |
2020/09/17(木) 18:16:44.69ID:PDxgUfjY
秋山真之は、短い後半生(49歳で病没)の中、軍務局長時代の支那問題でやや妖しい仕事をしています。

ですが、全体としては、「マハニアン」というよりは、バランスの取れた戦略思想を持っていたようです。

連合艦隊解散之辞(秋山起案と言われる)

http://cohiganzakura.la.coocan.jp/kaisan.htm

>而して武力なるものは「艦船兵器等のみにあらずして之を活用する」無形の実力に在り
 
>我等軍人は「主として」武力を形而上に求めざる可らず

>「主として」武人が治に居て乱を忘れざると否とに基ける自然の結果たらざる
は無し

「」のように抑制が効いてるのが秋山文学の特長。
全体的な視点を持った「戦略」的な思考です。
「」を削除すると秋山兵学→佐藤兵学となり、気持ちよくマハニアンの世界に入れます。

>事有れば武力を発揮し事無ければ之を修養し終始一貫其の本分を尽くさんのみ

>聖諭を奉体して孜々奮励し実力の満を持して放つべき時節を待たば庶幾くば以て永遠に護国の大任を全うすることを得ん

>神明は唯平素の鍛錬に力
め、戦はずして既に勝てる者に勝利の栄冠を授くると同時に一勝に満足して治平に安ずる者より直に之を褫う 

>古人曰く勝つて兜の緒を締めよと

平戦のバランスが取れた健全な戦略的思考かと。
(明らかに「陰陽」「タオイズム」ですね。戦争⇔平和)
2020/09/17(木) 18:22:19.76ID:Av+/VYgj
>687
だから、書いたでしょ
>※ただし効果的であるが故に政治が間違えたら被害も拡大しやすいのも事実

>Oprational artは、Auftragstaktikと「対」の思想。
それはソ連/ロシアでも同じです。

>複雑な状況でも可視し、構想を描画し、それを皆と共有して「分権」することで意思決定の速さを担保している。

その早さの中で、何をどうするのか?が重要です。
米軍でも、陸軍と海兵隊を見れば分かりますが、彼らは同じように、作戦術と任務指揮を活用しますが、その目的が違うように見えます。
(陸軍と海兵隊のTACTICS教範を見比べるんだ!)

海兵:浮動状況に持ち込む為に任務指揮が必要で、作戦目標を達成する為に作戦術が必要。
(海兵はマニューバの即興的使用を求める)

陸軍:作戦計画を遂行する為に作戦術が必要で、作戦秩序を維持する為に任務指揮が必要。
(陸軍はマニューバの計画的使用を求める)
693JTAC
垢版 |
2020/09/17(木) 18:22:50.37ID:PDxgUfjY
ただ、秋山は長命しても早期に予備役編入でしょう。
対米非戦派だと言われてましたので。
景気のいい対米戦を想定した教義、戦略を鼓吹しないと海軍では出世できませんわな。
(ザ・マハニアン)
2020/09/17(木) 18:24:17.08ID:Av+/VYgj
海兵隊は戦術の考え方や組み立てといった判断ロジックを教えようとしています。
これに対して陸軍は具体的なタイプ別に解説しています。

海兵隊は形式を定めずに指揮サイクルを廻す事を重視する。これって戦場実相としては浮動状況の創出だと思うのです。
浮動状況には類型化がない訳です。類型が無いから浮動状況なのですから、その中で各自が判断行動する必要が発生するので、分権指揮、Mission Commandが必要になる訳です。

そして、陸軍は形式を重視、つまり計画重視と言えると思います。さらに戦闘の各段階における行動パターンも網羅。
これらを動かすには、複数の行動、任務を同調し管理する必要があります。すなわち作戦術が必要。

海兵は任務指揮を必須とし、陸軍は作戦術を必須とする。
では、その逆はどうなのでしょうか?

海兵は浮動状況に持ち込み、そこで勝利する為に任務指揮が必要。
では海兵における作戦術の必要性とは?

浮動状況という事は作戦の方向性がぶれやすい事だと思います。
摩擦と不確実性の為に作戦計画は破綻するものであり、それを克服するにはどうすれば良いのか?
ここにOODA+任務指揮で即応対応、速度重視で行った場合の危険性が示されています。
つまりOODAのその場判断を現場で廻すうちに方向性、作戦目的を見失わないように、作戦術で統制する必要が出てくるわけです。

次に陸軍ですが…
作戦計画で敵を罠にはめて勝利する為に作戦術が必要。
では陸軍における任務指揮の必要とは?

こちらでもOODAで敵に先んじて主導権を得る重要性は変わりません。
しかし、OODA+任務指揮だと逸脱の可能性は前述されています。ですが、見方を変えてみましょう。
摩擦や不確実性により、現実が計画から逸脱を始めた場合、任務指揮で計画元に戻していくという考え方もできるのではないでしょうか?
つまり、陸軍にとっての任務指揮とは、浮動状況に陥らないように、作戦計画を維持する為に必要なのではないでしょうか?
2020/09/17(木) 18:26:50.87ID:Av+/VYgj
作戦を成功させる為に作戦術が必要というのは共通していますが、任務指揮の必要性がまるっきり違うのかもしれません。
しかし、こう考えると、ドイツ式委任戦術を海兵は受容できたが、米陸軍は受容できていない。
でも、相変わらず米陸軍は任務指揮を必要とし今も変らず重要視している。という現状が理解できるように思えます。

作戦が崩れそうになった時、それを現場が任務指揮により正すのが陸軍式。

これはこれで正しいですよね。
(実はソ連式に非常に近いものを感じる)

よくマイクロマネジメントに陥りやすいと言われる米陸軍ですが、作戦計画に対するこだわりが終始一貫して流れているのかもしれません。
なお。、OODAは、海兵式は当然浮動状況に持ち込むのに必要ですが、陸軍式でも、OODAは敵よりも早く行動し、秩序だって作戦で追い込むのに主導権を握り続ける為に必要なのです。

このあたり、AirLandBattle82(機略戦重視)からAirLandBattle86(作戦術重視)への変化により、今の陸軍式の方針が決まったようにも思えます。

THE EVOLUTION OF U.S. ARMY DOCTRINE:FROM ACTIVE DEFENSE TO AIRLAND BATTLE AND BEYOND
https://apps.dtic.mil/dtic/tr/fulltext/u2/a241774.pdf
 ↑
1982年のエアランドバトル提唱時よりも、1986年のエアランドバトルはATRITTIONに戻っていると評じています。
(p120〜p121が判りやすい)
2020/09/17(木) 18:46:05.85ID:Av+/VYgj
>689
テンプレでマハンを疫病神にあげているが、
貴官もずいぶんマハンに対する態度が変わったなぁwww

>690
>佐藤の「帝国国防論」

海自幹部学校で以前、有志が復刻版を出してたよ。
海自の海上権力史論への傾倒は根が深いよ。
(これもなぜか保有してますが)

そしてなぜかマハン海軍戦略の良さに気づかず
コーベットに流れていましたが・・・最近はVegoに流れています。
(Vegoの研究室に生徒を送ってたからね)

なお、マハン海軍戦略を大量に旧海軍が買い込んだのは有名ですが
それを翻訳したのは確か1943年頃です。
(翻訳は外山/海軍軍令部、原書房版がこれ)

実は放置状態であり開戦時の参考にもなってないw
戦局がやばくなり、慌てて翻訳したようですが・・・
今更、米海軍の行動原理である用兵思想として勉強しようとしても1943じゃ、もう遅いわ!

なので旧海軍でもマハン海軍戦略の意味を理解してたのは少数派だった模様。
あれを理解してれば、米海軍の反攻計画の方針を読み取れるので、蛙飛びも予測できたはずなのに!
2020/09/17(木) 18:49:17.82ID:Av+/VYgj
(予測できたからと言って、旧軍が対抗できたとは言わないけどね)
698JTAC
垢版 |
2020/09/17(木) 21:48:51.03ID:2Oc9DCjy
>>694
>>695
単純に「長男」「四男」理論で説明できるでしょう。

陸軍は、軍種内に諸兵科を抱え、しかも統合作戦のHUB。
戦役全体をデザインせにゃならん。
「長男」は一家背負う責任がある。

対して「四男」坊は常に居場所をアピールせねばならん。
amphibious operation他即応系の任務を作り出した。
maneuver wafareにしか生きる道がない。

ただし、作戦術一般に戻ると、「機動」vs.「消耗」、「順次」vs.「累積」。
どちらか一方で戦争するものではない。
思考を「機動」から「消耗」までのスペクトラムに拡張したところに作戦術の意味がある。

イスラエルからアラブの一連の戦争で、第四次までの中東戦争で、イスラエル軍はmaneuverのネタを出しつくした。
アラブ側はイスラエルのmaneuverに最大の警戒を払うようになりました。

第五次中東戦争とも言われるレバノン侵攻でもシリア、レバノン側はイスラエルの機動戦に最大限の警戒を払った。
対するイスラエル側の選択肢は、ど正面からの攻勢でした。
これが、アラブ側の最小予期線にハマり、何も対抗策を打ち出せなかった。
イスラエル圧勝です。
(ルトワック)
この戦史もアメリカ陸軍はよーく知っています。

全体の統合軍で長男と四男の立ち位置を考えれば、軍種のドクトリンの差は必然かと。
699JTAC
垢版 |
2020/09/17(木) 21:55:26.39ID:2Oc9DCjy
まぁ、もうすぐバーガー海兵隊司令一押しの精強精鋭「海兵隊沿岸連隊」が主流になり、
作戦術だの訓令戦術だの難しいこと考える必要はなくなりますが。
ミサイルと、無人装備、あとは潜入、襲撃、基地警備くらいをマネージメントするだけになる。

まさに「海軍陸戦隊」ですね。
700JTAC
垢版 |
2020/09/17(木) 22:04:37.19ID:2Oc9DCjy
間違いなくauftragstaktikはプロイセンの思想で、これはoprational artとセットです。
(片岡徹也氏)
作戦次元と戦術次元を分けて認識したときの必然的帰結。

細かい戦術次元の決定を作戦次元が縛ると、階層構造の利点が無くなります。

戦況全体の不完全な情報しか各人が持っていなくとも集合知で勝つ方法論です。
701JTAC
垢版 |
2020/09/17(木) 22:12:04.94ID:2Oc9DCjy
>>696
>テンプレでマハンを疫病神にあげているが

疫病「神」です。
巨大な足跡を残した「神」ですよ。
日本は疫病神「出雲大社」の方が伊勢神宮よりも大きい。
手を合わせることにやぶさかではありません。

ただし、二礼「四拍手」。
そして心に静かに唱えるのです。
「過ちは繰り返しません。やすらかにお眠り下さい。」
702JTAC
垢版 |
2020/09/17(木) 22:20:07.30ID:2Oc9DCjy
ローレンス・フリードマンをどっちに入れるべきか?

ある意味、陰陽になっています。(神⇔疫病神)
神の説明には疫病神も必要。

ただ、譲れない一線は、疫病神の戦略には生命を賭けられない。
それぞれの理論は興味深いが実践で使うのは危険。
それで酷い目にあったエビデンスが無数にあるからです。
(マハニアンは滅びていきます。)
703JTAC
垢版 |
2020/09/17(木) 22:26:07.24ID:2Oc9DCjy
>>696
>米海軍の行動原理である用兵思想

世代や立場によって異なるとは思うが。
米太平洋艦隊の戦略・作戦が「マハン」だとされると、J.C.ワイリーには異議があるでしょう。
704JTAC
垢版 |
2020/09/17(木) 22:35:34.70ID:2Oc9DCjy
WW2のかなり明確な事実として、我々日本は米軍の統合作戦によって敗れています。
クラウゼヴィッツ伝来のceter of gravity分析で説明つきます。
そして、これと相性良いのはコーベティアンの理論ですね。

コーベティトとティルの間に、あと二人くらい著名な海軍思想家がいる。
この四人を繋ぐと大戦略や統合作戦まで視野に入れたコーベティアンの海軍戦略が明らかになる。
あまり日本では著名で無い事実ですな。
705JTAC
垢版 |
2020/09/17(木) 22:51:30.71ID:2Oc9DCjy
>>697
>(予測できたからと言って、旧軍が対抗できたとは言わないけどね)

マハンの全体的な思想を理解していれば、アメリカの大戦略が米英同盟の確立、日英同盟の解体、そしてパナマ運河を掘って太平洋進出。
米英同盟でドイツと日本を押さえる。
核心的な部分が理解できます。
こにためには、対英で相当なディシプリンの発揮を想定してる。
(当時は英国が最強、ツキティデスのターゲットは米国、二位じゃ駄目なんですか)

日本は、アメリカと対抗する次元を根本的に誤っていた。
「いかなる犠牲を払っても日英同盟(一位・三位同盟)を離さない」
これです。
そのために、ひたすら「忍」ぶべきでした。
706JTAC
垢版 |
2020/09/17(木) 23:15:39.05ID:2Oc9DCjy
安倍前首相が、「セキュリティダイヤモンド(日米豪印)」同盟構想に言及したとき。
嘲笑った奴がたくさんいましたが。

なんとなく「デキて」しまったのではないですか?
一番懸案の豪と印がノリノリです。
支那の傲岸さに対するパラドキシカルロジックです。

「大戦略」での課題を簡単に諦めるべきではないですね。
辛抱、辛抱、辛抱です。
そして時間を味方につける。

WW2のケースでは、英国は1940年になると身も蓋もなく同盟国を求めて狂奔しました。
ポーランド、チェコ、フランスの亡命政権にまですがり付くほどに。
そして、チャーチルがフルチンでルーズベルトにすがり付くほどに。

日本政府、そして日本海軍は、戦略を誤りましたね。
本当の戦略次元ではほとんど役に立たない「マハンの海軍戦略」をいくら読んでも出てこない。
「マハン全集」を購入すべきでしたな。
そして、イギリスと同盟を再構築するならコーベットを深く読むべきでした。
(expeditionary operation)
707JTAC
垢版 |
2020/09/18(金) 00:07:46.58ID:+fsmCj58
プレグジットでごたごたしてますが、「大英帝国」侮るなかれです。
今でも、「仮に」、イギリス、オートラリア、ニュージーランド、カナダ、(南ア)、(インド)同盟したら?
速攻で世界帝国ができます。

マリタイムパワーは、空母の数だけでは計れません。
世界の海にアクセスできる同盟関係が最重要です。
708JTAC
垢版 |
2020/09/18(金) 00:51:03.54ID:8x+WdBiX
中国との国境に派遣されたインド軍のチベット人部隊…「これが中国と戦う唯一の方法」

https://news.yahoo.co.jp/articles/e40f75c1a417bd9959b62f8835964503c2d38d84

これは聞いたことがなかった。
つべの及川幸久氏(幸福実現党?)のつべ動画で知った。

これは凄いニュースですね。
一番大きいのはインドが黙認するならチベットにアクセスする手段がある、と?
2020/09/18(金) 16:08:24.16ID:hNulLRjN
>700
貴官、片岡先生大好きですね。
もう10年早ければ、ゼミに招待できたのですが・・・

ゼミでは、同じ教育を受けてきた社員だけでは議論の幅が広がらないとして
広く人員を集めていました(先生もあちこちから連れてきてた)
意外と部外の方が戦史知識あったりもしましたし。

特に某集団は議論をまぜっかえすのが期待されてましたw

今は規則も厳しくなり、学校もなくなって開催場所がなくなり
しかも、このコロナで有志勉強会も開けなくなり・・・(悩
2020/09/18(金) 16:14:41.49ID:hNulLRjN
>703
>米太平洋艦隊の戦略・作戦が「マハン」だとされると、J.C.ワイリーには異議があるでしょう。

ワイリーは太平洋戦争の結果を分析し累積戦略を当てはめてわけですが・・・
それは結果からの分析であり、当の米海軍自体は当初はそれを目指していませんでした。
中心となる海軍作戦を実施し、付随的に実施した潜水艦作戦や戦略爆撃により、
途中(後半)から累積戦略の効果に気づき始め、積極的に推進したと取るべきだと思います。
711JTAC
垢版 |
2020/09/18(金) 16:49:29.26ID:5M+8Kejl
>>709
ほぼ「聖典」化してます。
潜在的には凄まじい数のファンがいます。連載が衝撃的だったし。
ゼミも一回だけ出たことあります。

如何せん貧乏暇無し。
712JTAC
垢版 |
2020/09/18(金) 16:59:48.74ID:5M+8Kejl
いつの間にか、ceter of gravityの議論は何の違和感も無くなったw
連載から15年ほど経過しましたが、文章の力は侮れない。
713JTAC
垢版 |
2020/09/18(金) 17:04:29.65ID:5M+8Kejl
連載で19世紀の兵学思想家を論じていて、最後の頃に20世紀の兵学思想連載を予告してました。
残念ながら実現しなかったわけだが。

気になるわな。続きが何なのか。
ならば、自力で調べるしかあるまい。<リデル・ハート、マイケル・ハワード、ルトワック、グレイ
714JTAC
垢版 |
2020/09/18(金) 17:30:49.48ID:5M+8Kejl
>>710
>当の米海軍自体は当初はそれを目指していませんでした。

開戦時はそうとして、実際にはニミッツ就任から作戦指導として従来の“major tactics”は実行されてないんですな。
デカいのは真珠湾に大破着低してるし。

それで、1941-1942通してアドホックに実行されてたものを1943年にドキュメントにまとめ、
太平洋艦隊のドクトリンとしては、"Current Tactical Orders and Doctrine, U.S. Pacific Fleet"に改めた。
(通称"PAC10")

U.S. Navy Surface Battle Doctrine and Victory in the Pacific

https://digital-commons.usnwc.edu/cgi/viewcontent.cgi?article=1668&;context=nwc-review

これにより、「艦」ではなく、"TF/TG"という仮想の「箱」が戦うようになった。
そして、"major tactics"と"minor tactics"の境目が無くなった。
間断なくsea controlに影響を与え、sea superiorityを奪い、またsea denialできるようになった。

この現象、マハンでは説明できませんよね。
そして、実質的な太平洋戦争の勝敗は「日本海軍が真面目に戦っていない」ところで決まってしまった。
PAC10に翻弄されて「戦えて」すらいないのです。
2020/09/18(金) 17:38:02.96ID:hNulLRjN
なんだ、じゃ顔合わせたことあるかもな。

>ほぼ「聖典」化してます。

それはダメだ、先生に叱られるぞ。
先生自身、常に疑問を持って議論を続けよ を最も重要視していました。
重要参考にするなら良いと思いますが、聖典化などという思考停止はもってのほか、常に自分の頭で考え続けるべきです。
さらに先生ご自身も常に勉強を進めていたので、いろいろ認識も変ったので書き直ししたいと仰っていました。

>20世紀の兵学思想連載を予告

「戦略思想家事典」前原透/片岡徹也/三浦一郎 他(芙蓉書房出版)
は入手してますか?まだなら入手しといて損はないです。

なお、先生はモルトケの大ファンで、Vegoとナローシーの後は「モルトケ」やると仰ってました。本も書きたいと・・・
(そもそも出版予定の洋書の発売が年単位で遅れており、繋ぎでVegoを半年間とりあげた訳で・・・)
716JTAC
垢版 |
2020/09/18(金) 17:50:15.70ID:5M+8Kejl
ワイリーの経歴は興味深い。

日米がガダルカナルでしばき合ってるころの駆逐艦のCIS担当士官上りです。
当時は当然、"combat information center"なんて用語すらなく、レーダー読み取って、
海図、オーバレイとグリースペンで情報処理、伝声管と無線で伝える。

ことろが、このシステムがとてつもない価値を持ってることにニミッツの司令部が気づいた。
実質、「ネットワーク・セントリック・ウォーフェア」が実現していた。ハードは原始的ですが。
艦が1つのシステムですが、さらには艦を越えて、TG/TGがシステム化した。

ワイリーは、昇進して駆逐艦の艦長になっていましたが、ニミッツの司令部に引き抜かれ、太平洋艦隊司令部に拉致。
そして、CISのマニュアルを書かされました。
(完成後、速攻で全艦隊に配布)
これを後々までグチッていました。
先方の価値観は、司令部の書類仕事よりも海上勤務を心底愛する。

が、当時の太平洋艦隊にはワイリーを戦死させる余裕が無かった。
はよマニュアル書けと。
717JTAC
垢版 |
2020/09/18(金) 18:00:41.40ID:5M+8Kejl
>>715
>それはダメだ、先生に叱られるぞ。

「聖典化」してるもんはしょうがないわな。事実です。
だいたいネットオークションで信じがたい値段のを泣く泣く買ってるのがその筋かと。

>モルトケの大ファン

という以上にほぼモルトケが軸足では?
鵬友でもスペウィル(モルトケ教団のオックスフォー支部)の連載やってたし。
718JTAC
垢版 |
2020/09/18(金) 18:06:55.47ID:5M+8Kejl
そして、戦後、ワイリーがCISを越えて、米海軍大学でドクトリンの教育そのものに携わるようになるわけですな。

この人、どう見てもアメリカ海軍内の強烈なアンチ「マハニアン」です。
そして、明らかに正しいw

だから、アメリカ海軍の実戦的な連中の反マハニアン傾向にはかなり確信がある。
マハニズムに酔えないと出世はしませんがね。
(ワイリーは少将で退役)
719JTAC
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2020/09/18(金) 18:15:38.25ID:5M+8Kejl
WW2後、アメリカ海軍の空軍の核戦略派の連中との「戦い」の中で、マハンは役にたたなかった。

「海軍?いらんでしょ。ボクたち(米戦略空軍)が核攻撃で「ぐんかん」は全部沈めますよwwwww」

これに立ち向かったのが当時の海軍作戦部長アーレイ・バーク。
そして、ワイリーの理論(敵のコントロール、center of gravityの操作)は、このアメリカ海軍の存亡危機の中での理論的バックボーンです。

アメリカ海軍もすぐに「恩義」を忘れますが。
2020/09/18(金) 18:54:18.77ID:hNulLRjN
>714
>この現象、マハンでは説明できませんよね。

そこじゃないー、そーこーじゃーなーいーんだー。

マハン海軍戦略から読み取るべきは、米艦隊の戦術行動ではなく、

戦略次元-作戦次元の隣接部

米海軍がどの方面で反攻をかけるのか?
たとえば、なぜマリアナを狙ったのか?
じゃあ、その次は?
なぜルソンじゃなくてレイテなの?
米軍は何を考えて、そのルートで侵攻したのか?選んだのか?

といった戦略的意図をもった作戦行動をどこに指向するか?です。
その行動指針というか思考方向というか、そういったもの。

下記は日本軍視点からのものですが、マハン海軍戦略のいうポジション、位置取りの戦争を念頭にいれて読むとよく判ります。
そして、これを米軍視点から考察すれば良いのです。

「太平洋島嶼戦: 第二次大戦、日米の死闘と水陸両用作戦」瀬戸利春(作品社)

マハン同様に、この位置取りの戦争をVegoも重視しています。
ここが海における作戦術に関わるんです。
2020/09/18(金) 18:57:49.46ID:hNulLRjN
海戦じゃなく、島嶼戦でもなく、海洋戦。海域戦とでもいうべき概念における作戦計画。
敵のコントロール、center of gravityの操作は、この概念の中に内包されるべき要素ではないかね?
722JTAC
垢版 |
2020/09/18(金) 19:50:29.24ID:IMiD/zxT
訂正 CIS→CIC

実は、最初は"Combat Operation Center(COC)"にしようとしてた。
艦長連から「ブリッジの艦長の権限が形骸化する!」と突き上げを喰らってCIC(Combat Inforamation Center)に。
意味深です。
723JTAC
垢版 |
2020/09/18(金) 21:13:37.88ID:IMiD/zxT
>>720
>なぜルソンじゃなくてレイテなの?

ニミッツ「そもそも台湾南部侵攻を提案しましたが?(Granite-2作戦)」
724JTAC
垢版 |
2020/09/18(金) 21:30:22.29ID:IMiD/zxT
"HAILSTONE作戦"(スプルーアンスのトラック強襲)で、にぼ帝国海軍の背骨は折られました。
もはや長期間、日本の西太平洋のsea superiorityは維持できない。
大海戦主体の連合艦隊への嫌みか?

この後は、政策、政治の影響が強い。
725JTAC
垢版 |
2020/09/18(金) 21:36:04.89ID:IMiD/zxT
真面目に分析すればするほどフィリピン侵攻自体、マッカーサーの政治ショー。

まぁ、その後も意味の無い政治ショー作戦を連発。
ダウンホール作戦(オリンピック)もそうですが。
<マッカーサーの政治ショー。
726JTAC
垢版 |
2020/09/18(金) 21:56:29.21ID:IMiD/zxT
トラック含むマリアナ諸島とこれを維持する帝国陸海軍の戦力が、
日本が戦争をする上でのcenter of gravityであることは、誰でも分かります。
ことろが、そのCOGに対するCV(Critical Vulnerability)は以外なところにあります。
トラックよりさらに前方の前哨基地の哨戒網が崩壊したら、維持できんのです。
これをアメリカ側が間断なく繰り出すTF/TGの前に、
(この時期、戦力ではまだ優越していた)連合艦隊は対応できなかった。
ジグジグと前哨基地が壊滅し、トラック周辺をカバーする情報網が崩壊しました。

そして、連合艦隊はいつ襲撃されるか分からんトラックを撤退。
が、主力艦以外の補助艦、輸送船団は残っていた。
そして事件は起こった。

「海軍丁事件」

本当は作戦術で劣っていた。
ワイリーの言うところの「重心の操作」ですな。
この一連の作戦で、マリアナ、レイテを待たずにほぼ戦役の帰趨は決した。

あとは戦後に向けた「条件交渉」の世界です。
727JTAC
垢版 |
2020/09/19(土) 01:06:26.49ID:/LWoTBO4
片岡兵学では、オーストリアのカール大公を題材に「戦略要点」の議論をしています。

ナポレオンのグランド・アルメーが年中行事のように侵略してくる中で、
カール大公の戦略は不用意な決戦を避け、ドナウ川に連接するオーストリア帝国内の戦略要点を堅実に防衛しました。

オーストリアは何度もナポレオンに敗れた。屈辱的な講和もした。
が、帝国内の戦略要点を保持し、敗北の都度、軍を再建して再び対仏同盟に加わった。

そして、最後に笑ったのはオーストリアでした。
(メッテルニヒ(( ^ω^ ))
728JTAC
垢版 |
2020/09/19(土) 01:10:32.38ID:/LWoTBO4
一方で、アメリカのエア・シー・バトル。
あれをチョークポイントを押さえる「戦略要点」主義だと、あまり好意的でない批評もしてた。

「オーストリアがナポレオンに勝つまで二十年かかったが、アメリカも対支那でそういう戦争をするのか?」と。
729JTAC
垢版 |
2020/09/19(土) 01:16:46.58ID:/LWoTBO4
地形は大事です。
そして、center of gravityにもなり得ます。
ですが、他の要素(軍、政府、国民) の構成品も重心になり得ます。

地形は重要ですが、相対的な重要さでしかありません。
730JTAC
垢版 |
2020/09/19(土) 09:01:28.81ID:QOP/V5AO
それはそれとして、

「サクッとわかる ビジネス教養 地政学」(奥山真司)

http://www.shin-sei.co.jp/sp/isbn/978-4-405-12009-9/

コンパクトでかつ体系的で良いです。

「ビジネス教養」という枕詞はいるんかなぁ?

気持ちは分かるがw
「軍事・外交」→好事家又は「その筋」のみマーケット
「ビジネス」→一般図書
731JTAC
垢版 |
2020/09/19(土) 12:19:26.35ID:QOP/V5AO
菅首相、朝からフル稼働 早朝に散歩、識者と懇談も

https://www.jiji.com/sp/article?k=2020091800876&;g=pol

小さい話ですが、「朝食会」の相手は日替りで各方面の識者から知見を吸い上げているようですね。
素晴らしい。

かつて、近衛文麿も「朝食会」をやってましたが、これが特定のメンバーに限られていたようです。
その中に朝日新聞記者でソ連のスパイ・尾崎秀実(暗号名 オットー)もいました。
そして、ゾルゲを通して機密情報が駄々もれになり、さらには最終的には米国との戦争に導く「南進論」に操作されていった。

小さいサークルで固まると、思わぬ落とし穴があります。
広く知見を集めるのが大事なことですね。
732JTAC
垢版 |
2020/09/19(土) 12:31:24.35ID:QOP/V5AO
朝日新聞記者・尾崎秀実(近衛内閣嘱託、朝食会メンバー)の評論家活動

○中国問題に関して「朝日新聞」「中央公論」「改造」で論陣を張る

○「中央公論」9月号で「南京政府論」を発表、&#34083;介石の国民政府は「半植民地的・半封建的支那の支配層、国民ブルジョワ政権」であり、
「軍閥政治」であるとして酷評し、これにこだわるべきでないと主張

○9月23日付の「改造」臨時増刊号、局地的解決も不拡大方針もまったく意味をなさないとして講和・不拡大方針に反対、
日中戦争拡大方針を主張

○11月号「敗北支那の進路」を発表、「支那に於ける統一は非資本主義的な発展の方向と結びつく」として中国の共産化を予見

○1938年(昭和13年)1月16日の第一次近衛声明に影響を与え、
同年「改造」5月号で「長期抗戦の行方」を発表し、
日本国民が与えられている唯一の道は戦いに勝つということだけ、
他の方法は絶対に考えられない、日本が中国と始めたこの民族戦争の結末をつけるためには、
軍事的能力を発揮して、敵指導部の中枢を殲滅するほかないと主張、

○「中央公論」6月号で発表した「長期戦下の諸問題」でも中国との提携が絶対に必要だとの意見に反対し、
敵対勢力が存在する限り、これを完全に打倒するしかない、と主張、
講和条約の締結に反対、長期戦もやむをえずとして徹底抗戦を説く

分かりやいスパイです。
733JTAC
垢版 |
2020/09/19(土) 12:39:44.60ID:QOP/V5AO
こういう朝日新聞のような「スパイ組織」が情緒的に扇動しても、クラウゼヴィッツ他戦略思想家の著述を知っていれば「は?」と引っ掛かる部分があるでしょう。
心に危険信号が点滅(おいおい、攻勢終末点・・・?)するはず。

「積極的な指針」にはなりませんが、全体の構造を知ることで落し穴を回避しつつ目的にに向かうことができます。
ルートそのものは教えてくれませんが、地図の見方を教えてくれる。
734JTAC
垢版 |
2020/09/19(土) 16:04:00.32ID:QOP/V5AO
菅首相 携帯電話料金の引き下げ実現に向け改革指示

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200918/k10012624571000.html

何となく云わんとすることは分かる。
支那肺炎で落ち込んだ個人消費のたて直し。
でも、本当の失政は昨年度の消費増税(5%→10%)。

家計への負担は、仮に月手取30万。固定費、貯蓄さっ引いて20万ほど消費してる家庭があるとすると、消費増税のインパクトは月一万ほどの負担増ですわな。
それを携帯料金諸諸の固定費を下げてなんとか家計の支出を回復させたいと。

本当は、消費増税が失政だったことは気づいてる。
だが、麻生が財務大臣に居座り、旧宏池会(財務省系)も強い。
だから、消費減税以外の策で個人消費の回復をと。

でもね。抜本的には消費減税しかありませんよ。
ミクロ経済学の教科書通りです。需給関係の構造はどうしようもない。
苦しいね。
735JTAC
垢版 |
2020/09/19(土) 16:12:34.66ID:QOP/V5AO
「消費増税で本当に税収が増えたか?」

これを議論して欲しいですね。
消費減で税収減ってたら本末転倒でしょ。
支那肺炎の影響もあり、今年の税収の落ちこみは記録的でしょう。

税収を増やすために税率を上げる。
実は歴史的にもほとんど成功してないでしょう。
成功した財政改革は、ほぼ経済成長で達成されていますよ。

「信長の野望」からagain。
736JTAC
垢版 |
2020/09/19(土) 16:26:38.36ID:QOP/V5AO
徳川吉宗の「享保の改革」
経済的にはほぼ失敗です。

新田開発による生産強化と増税(四公六民→五公五民)。
今の財務官僚と同じ発想ですね。
(国民を甘やかさない(キリッ)
ですが、市場というものを理解しなかった。
値崩れして、みな貧乏になりました。
そしてマーケットは萎んだ。

戦国時代-江戸時代初期まで続いた人口増は、この時代に止まった。
滅びの始りです。
737JTAC
垢版 |
2020/09/19(土) 16:32:33.81ID:QOP/V5AO
失敗した享保の改革の中でも、「元文の改鋳」はリフレ政策として、
日本経済全体に好影響を与えた歴史上でも数少ない改鋳として高く評価されています。

つまり「アベノミクス」です。
738JTAC
垢版 |
2020/09/19(土) 16:44:49.54ID:QOP/V5AO
元々、徳川家綱時代の勘定奉行 萩原重秀が、貨幣の改鋳(質を落し流通量を増やす)により始めた「大江戸リフレーション」。
爆発的に成功し、江戸時代は最盛期を迎えた。

ところが、その次代の儒学者・新井白石がネチネチと個人攻撃を交え、荻原の政策を全面否定。
その結果、日本はデフレに突入しました。
今の財務官僚連中の感覚は、この腐った腐儒・新井と同じレベルでしょう。
共通点はドグマによってマーケットを見ない。
OODAループが回りません。

吉宗時代の改鋳は、荻原の時代(アベノミクス)への復帰(ネオ・アベノミクス)とも言えましょう。

ゆめゆめ、日本の国家戦略を誤らせぬよう。
739JTAC
垢版 |
2020/09/19(土) 16:50:35.30ID:QOP/V5AO
「真の価値」とは、レアメタルの含有率ではなく、江戸幕府への社会への「信用」でした。
金銀の輝きではないのです。

cognitive wafare.
740JTAC
垢版 |
2020/09/19(土) 17:02:40.93ID:QOP/V5AO
そういや、フランシス・フクヤマの「歴史の終わり」(渡辺昇一 訳)が、新装で再版されていましたね。
誠に誠に喜ばしい。

この書は、日本国民に広く読んで欲しいです。
「認知における戦い(cognitive wafare)」の元ネタ。
その結果、長い目で見れば、自由・民主主義が勝利し「歴史が終わる」という、半ば哲学書です。
741JTAC
垢版 |
2020/09/19(土) 19:30:49.98ID:2Gm62ikh
デジタル庁創設で推進もリスクも浮き彫り 

https://article.auone.jp/detail/1/3/6/11_6_r_20200917_1600346971435346

総論賛成ですが。

戦争屋的には、サイバードメインでのNISC(内閣サイバーセキュリティセンター)-総務省のラインとの関係が気になります。
電波と有線の関係も。

この事業(デジタル化)自体が「目的」化しないことです。
実態として「情報」が高速に動かないならタダの無駄。

ある情報を「リアルタイム」で動かすか?
あるいは「ニア・リアルタイム」で動かすか?
その通信容量が必要な理由は?画像や音声が本当に必要か?

紙と鉛筆とFAX(散々馬鹿にされましたが)で問題無い部分は別に変える必要はありません。

それを成す上で、総務省から切り離した方が効率的に進むのか?
その議論を。
742JTAC
垢版 |
2020/09/19(土) 19:39:38.26ID:2Gm62ikh
予想通りと言うか「5G」は技術的におそろしく無様ですな。

町中にあんなグロテスクなスカイツリーもどきバンバン建ておってからに。
つまり、マイクロ派のアンテナを町中におっ勃てておるわけですよ。
発情した馬並に。

それで、どこが速いって、スマホ等等と基地局の間だけですよ?
通信全体としてはインターネットに依存してます。それだけです。

全く否定するものではありませんが、wi-fiの公的なアクセスポイント増やすとか、bluetoothを併用するとか、総合的に考えた方が良いんじゃないか?
重いことやりますね。

これ以上、歩きスマホやってるアホが増えるのは耐えられん。
743JTAC
垢版 |
2020/09/19(土) 19:45:56.22ID:2Gm62ikh
世代的に「情報RMA」の詐偽フェスト知ってるだけにICTの幻想には酔えない。

速くなります、便利になります、容量が増えますと御託ならべていましたが、
つまりは高周波帯(マイクロ派)に遷移してつながらなくなりますた、と。

(光に近いので回折しにくく障害物に弱い、VHFとUHFの違いで想像できるかと)
744JTAC
垢版 |
2020/09/19(土) 19:54:52.80ID:2Gm62ikh
ICT自体が、ある意味、枯れた技術になってきて頭打ちなのです。
あまり、馬鹿でかい箱に重点投資するのはもはや時代遅れ。
アインシュタイン曰く、光よりは絶対に速く進みませんから。
それに漸近するだけです。

どちらかと言えば、「中央統制型」の(クラウドといいつつも)「巨大なデータセンター」(そして支那に所在してたり)よりも、
AIと融合したような「自律分散」型のシステムが次世代だと。
「自律分散型」の軽い軽いシステムを、ゆるーく繋ぐのではないかと。

元々、インターネット自体がそんな「精神」でしたよね?
745JTAC
垢版 |
2020/09/19(土) 20:05:11.75ID:2Gm62ikh
ところで、AIも今の技術体系(バックプロパゲーション方式の多層ニューラルネットワーク)では、先が見えています。
頭打です。
多層ニューラルがn二乗問題なので。

ですが、研究次第では打開できんことも無いと思う。
(発生分化型のマルチエージェントをさらに上位概念に置き、より生命に近似させる
逆に言えば、生命というシステムが実在することが次なる扉に到達できる根拠)

戦略的な「ゲームチェンジャー」とは?
マイケル・ハワードによれば、技術単体では出現しません。
科学技術位相に加え、作戦位相、兵站位相、そして社会位相の総合システムのevolutionとして現れる。

それは、ずばり"AI"です。
746JTAC
垢版 |
2020/09/19(土) 20:20:17.81ID:2Gm62ikh
ちなみに自分の専攻は、頭打ちで滅びゆくICT(情報通信技術)ですw
747JTAC
垢版 |
2020/09/19(土) 21:55:47.49ID:+0rxGyXN
では、枯れた技術になりつつあるICT屋さんはどうやって食いつなぐのか?

「戦略」です。
戦略とは、弱さを自覚した者のドクトリンです。
748JTAC
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2020/09/19(土) 23:13:11.70ID:+0rxGyXN
信州上田の真田家は、いわずと知れた六文銭が旗印の戦国大名ですが、江戸期に入ると信州松代(川中島、旧海津城)に転封されました。

この松代藩・真田家。
1740年代に深刻な財政危機に見舞われた。
いわゆる「真田騒動」です。
農民には重税で一揆、足軽には俸給を至急できなくなりストライキ。
藩は崩壊寸前まで行きました。

この事件。
「財政危機」とは何なのか考える教材です。
749JTAC
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2020/09/19(土) 23:22:11.74ID:+0rxGyXN
ことの発端は、五代・真田信安の治世で、松代城下を襲う大水害(戌の満水)に見舞われ、
復旧のため幕府より1万両の借財を受けたことに発します。

この危機を、藩主・信安は、小姓より登用した原八郎五郎を家老に抜擢、藩政改革に当たらせた。
原は1729年より始まっていた家臣の知行・俸禄の半知借上を踏襲、
更に、領民より翌年・翌々年分の年貢を前納させるという藩政改革を実行しました。

まさに、現代の財務省のお役人様を彷彿させる苛斂誅求の財政再建路線炸裂。

ついでに、足軽のストライキも炸裂し、原は敢えなく罷免されました。
750JTAC
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2020/09/19(土) 23:31:07.32ID:+0rxGyXN
藩主・信安の次なる一手は、赤穂藩浪人と称する田村半右衛門を勝手方に起用。
「質素倹約」を徹底した「財政再建」を敢行しました。

ですがね。
これは領内の経済さらに冷え込ませ、その穴埋めにさらに増税。
農民の反発を招き、同年には「田村騒動」と呼ばれる藩内初の一揆が起こった。
田村は同年に失脚。

実は原や田村の時代。
贈賄を行った者には納税が目こぼしされたり、商人からの寄付の一部を横領したりするなどの汚職が横行した。

現代の偉い財務省のお役人様が好む意味不明な「軽減税率」ってやつですね。
いつの世もありがちです。
せいぜい「一揆」にお気をつけなさることです。

原、田村は失脚したが、汚職の横行により藩内の風紀は乱れに乱れ、武名名高い真田家もこれまでか?
最期は無様な崩壊劇ですか。
751JTAC
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2020/09/19(土) 23:37:24.60ID:+0rxGyXN
この時、最後に登場したのが若き家老・恩田木工民親(池波正太郎小説の主人公)。

1752年に信安の死に伴い藩主となった真田幸弘により、恩田木工は「勝手方御用兼帯」に任ぜられ、藩政の改革を任された。

「国元の政道は心一杯に」と全権を委任され、家老以下の藩士にも民親に従うという誓詞の提出を求めた。

一方で「虚言申すまじく候」「申したること再び変替致さず候」と自らも律し、
藩士だけでなく領民とも直接面談して、反発を受けずに改革を進めるよう配慮した。
752JTAC
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2020/09/19(土) 23:46:22.53ID:+0rxGyXN
恩田木工の政策は、質素倹約を励行、贈収賄を禁止、不公正な民政の防止ときますが、
実は、二代前の原八郎五郎のほぼ踏襲なんですな。

そして、領民を集めて、前納させていた年貢の「踏み倒し」を申し渡しました。
これ、外国人研究者に言わせると「What?」て感じらしいです。
結果として上手く言ったのでw

「年貢の前納や御用金賦課を廃止」「貢租の怠納を清算」
つまりリセットボタンを押しました。
それまで、姑息に滞納してた悪人は得をし、律儀に前納してた良民は馬鹿を見た。

ですが、不満は概ね収まったのです。
真田家は何とか生残りました。
753JTAC
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2020/09/19(土) 23:57:21.10ID:+0rxGyXN
これは何故か?

租税体系を単純化し(複雑な軽減税率を廃止しw)、「信用」を回復したからだと言われています。

池波正太郎の小説では、松代藩は立ち直りめでたし、めでたしですが、実際の歴史は甘くはなく、
恩田木工の5年の采配では財政は改善されず。
木工も1762年、46歳の若さで没します。

ですが、恩田木工の政策は、藩主幸弘や、木工の妻の弟・望月治部左衛門に継承され、
真田家は財政に苦しみながらもどうにか幕末まで生き延びます。

財政再建の名の下の苛斂誅求ではなく、「信用」を維持することがいかに大切か。
現代に教えてくれます。

恩田木工の「真田騒動」は、だ財政危機になると一度は語られるhistoryです。
754JTAC
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2020/09/20(日) 02:17:09.33ID:VEYCF0W5
大英帝国。
あれは借金につぐ借金の帝国ですよ。
それでも平然と借金を重ね、債権者もロールオーバーに応じ、さらに英国債を買った。
何故ならそれ以上に信用ある資産形態が無かったからです。

そして、調達した金で同盟を維持し敵を吹き飛ばし、さらに借金をした。

財政再建w
名にそれ?美味いの?
755JTAC
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2020/09/20(日) 02:22:27.19ID:VEYCF0W5
WW2後、やろうと思えば大英帝国を維持することもできた。
借金で。それだけの信用があります。英国には。

ですが、cognitiveが崩れた。
オーストラリアやニュージーランド、カナダ、南アメリカを政治的な発言力無しに植民地として繋ぎ止めておく正当性が維持できなくなった。

cognitive wafareです。
地政学だけでは世界は説明しきらんですよ。
756JTAC
垢版 |
2020/09/20(日) 19:06:25.43ID:VEYCF0W5
何で英国は借金まみれの帝国を維持できたか?
(次の米国もそうですな。ドルもガンガン刷りまくってます。)

過剰投資もあれば、バブルも起きる。バブル崩壊もある。恐慌になって戦争すら起きる。

それでも、平準化すれば、科学技術は発展し、人々の認知は深まり、共同体感覚の範囲は拡大する。
グローバリズムは深まり、世界市場は大きくなる。

自由・民主主義の価値観の元では、「ケーキ」は大きくなる。
その確信があるからです。

そして、経済動向、さらには歴史はパラドックスに満ち、線形には進まない。
激動のサイクルに見舞われます。

それでも、平準化すれば必ずケーキは大きくなる。
こう確信しています。
これは、宗教ではなく歴史を俯瞰した上での事実です。

それでもガチガチのリアリズムで小さく小さく行きますか?
「日本はもう成長しない」という前提で、ひたすら消費増税を続けて「財政再建」で行きますか?
(大好きな軽減税率の差はさらに拡大しますねw
天下り先が増えて万万歳ですか?財務省的には。)
757JTAC
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2020/09/20(日) 19:16:55.47ID:VEYCF0W5
インフレ傾向のときは別ですよ?
機敏に増税して市場からクレジットを回収します。
(ケインズだって70年代ならインフレファイターになる)

市場に対するOODAループを回せと。
特に今現在、政府自身の支那肺炎対策と、小池の市場への「連続精神攻撃」もあり、どーみてもデフレ。

この状況で増税に拘るのは正気ではない。
税収。増えますか?何が目的なのでしょう?
増税か?それとも増収か?

(それとも軽減税率か?)
758JTAC
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2020/09/20(日) 20:45:59.51ID:VEYCF0W5
今の政府の国債発効残高は、ざっくり1000兆円。
確かに巨額です。
ですが、うち500兆が日銀保有(つまり政府内の数字の付け替え)ですよ?
ググれば嫌でも分かる。
さらに政府資産とのバランスシート上で相殺すれば小さい小さい。

アベノミクスの結果です。
インフレにならないのか?というリスクは当然あったはず。
ですが、日本の潜在的な供給余剰は小揺るぎもしませんでした。今だデフレですらある。
安倍前首相は「賭け」に勝ちました。

・・・勝ったはずだったのですが・・・・?
759JTAC
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2020/09/20(日) 20:58:19.12ID:VEYCF0W5
日本政府には「負債」以外にも「資産」もありまして。
現状、資産と負債の比率は1:2です。
これをマスコミや財務省は財政危機だという。

ところで、日本にはトヨタ自動車という、強烈な優良企業があります。
ここの資産と負債の比率が約1:2です。
これをマスコミは「内部留保持ちすぎ」だという。
社員に還元するかはさておき、日本の法律では自己資本の約10倍までレバレッジ聞かせて負債を増やし、投資しても許される。
確かにやや手堅すぎます。

ですが、ここに不思議な現象がある。
日本の政府は、1:2で財政危機。
トヨタ自動車は、1:2で手堅すぎ。
おかしくないですか?
760JTAC
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2020/09/20(日) 21:09:48.94ID:VEYCF0W5
アベノミクスは、実は銀行業界からは不評でした。
これは不思議です。景気は穏やかな小春日和。本来、銀行に嫌われるはずがない。

日本の銀行は、実は国債を買ってるんですよ。
民間企業に投資するよりも。
そして、今の低金利と国債利回りの差額で利益出しています。
アホな話しです。

ここからは、やや邪推かもしれませんが、市場から日銀に買わせて国債を引き上げてしまうアベノミクスが憎くて憎くて仕方がなかった。
ゼロリスクで利益上げられる打ち出の小づちが消えますからね。

ですが、おのれら(銀行)仕事せえよ、と。
国債でしか利益上げられないって銀行のレゾンデールが無いではないですか。

(バブル崩壊のときに、散々苛められてトラウマになったのは分かりますが・・・)
761JTAC
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2020/09/20(日) 21:31:48.61ID:PnKKoHOI
ポール・ケネディの「大国の興亡」という書籍があります。
覇権国家の遷移を分析した本です。
主要な要因は金融。まさに借金です。

ハプスブルグ・スペイン、オーストリア、ロシアが台頭しますが、いずれも借金を踏み倒してしまう。
それで信用を失い覇権を失います。

一方、イギリス等アングロサクソンは踏み倒しません。
信用第一です。
だから債権者はロールオーバー(返済時の再借上げ)に応じ、イギリスは金利(しかも低金利)のみを着実に支払う。
そして、国家収入の数倍もの国債による資金調達を可能にして札束で敵を捩じ伏せた。

日本は「覇権国家」を追求する国ではありませんが、
この過酷な国際関係で生存・繁栄を求める上で、まずは「入り口」に立ちましょうよ。
まだ、スタート地点に立ってすらいない。
762JTAC
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2020/09/21(月) 08:00:40.46ID:LQRZ5OST
「電磁波戦」部隊、沖縄に新設へ 対中国を念頭に検討

https://article.auone.jp/detail/1/2/3/16_3_r_20200921_1600639702176736

電子隊?
一々、発表する必要ありや?
難癖つけようと思えばどれだけでもできます。
もう、サイレントインベージョン済みやからね。
知事からしてスパイで。
763JTAC
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2020/09/21(月) 08:11:08.27ID:LQRZ5OST
菅首相、急いだ外交スタート 国際情勢が緊迫、米豪首脳と電話会談

https://article.auone.jp/detail/1/2/3/10_3_r_20200920_1600611662050456

気がついたら外務省が対支那強硬派のポジションでしたと?
(相対的にですが)
安倍-今井-経産省の親支那路線が酷くて。

CISが「今井」を名指してから、あっと言う間に安倍と今井が官邸から消えましたね。
(二階氏は健在ですが)

・・・怖いね、(泣く子も黙る)CIS(ボソ
764JTAC
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2020/09/21(月) 08:19:00.78ID:LQRZ5OST
訂正 CIS→CSIS

CSIS:戦略問題研究所

ジョージタウン大学内にあるシンクタンク。
格付によれば、「安全保障」に関しては「第1位」です。
765JTAC
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2020/09/21(月) 08:33:00.43ID:LQRZ5OST
今年に入ってから激動ですね。
766JTAC
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2020/09/21(月) 08:47:25.23ID:LQRZ5OST
菅首相、学者らと意見交換

https://portal.auone.jp/?rf=bkmk

>自ら打ち出したデジタル庁設置をめぐっては、
>日本のインターネット第一人者として知られる村井純慶応大教授と会食しながら今後の進め方について意見交換

WIDEの慶應大・村井名誉教授ですね。
インターネットは、昔は「楽しい」ものだったのですがね。
いつの間にこんな殺伐とした世界になったのだろうか?

村井氏の最近の活動

○2019年2月 - レジオンドヌール勲章(シュヴァリエ)

○2020年1月 - 慶應義塾大学教授として最後の講義が行われた。

○ 同 年4月 - 船橋洋一主催のアジア・パシフィック・イニシアティブのシニアフェローとなり地経学研究所長の肩書を持つ。

geo-economics?
殺伐としてますねw
767JTAC
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2020/09/21(月) 09:00:01.06ID:LQRZ5OST
仮説「枯れた技術になりつつある情報通信技術屋は、「戦略」というアークテクチャの中で、
己の解くべき課題を見出だし、そして「日々のオマンマの種を見つけるしかない」」

この仮説は正しいように思います。
思考の範囲を技術を越えて、戦略次元の課題のソルーションに拡大させるのです。

日米半導体協定等等、一番「戦略」で酷い目にあってきた人種でしょう。
メモリ系ほぼ全滅、PC系ほぼ全滅、東芝の半導体部門売却、シャープは丸ごと支那のホンハイに買われ。
デジタル家電けい
768JTAC
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2020/09/21(月) 09:19:03.92ID:LQRZ5OST
(続)・・・デジタル家電系は、南朝鮮のサムスン他に市場を喰われた。

技術次元に理由は無いですよ?
現時点でも日本のICTのキャパビリティは、世界で最も生産的で健全だと思う。これが低調なのは世界全体の損失です。
他の国では「真に革新的なサービス」は産み出せない。
スマホなんて、ほとんど日本の技術由来ですからね。
ある意味「米支那激突」で醜くパイを奪い合ってるのは、日本のICT業界の衰退で世界全体として新しいサービスの供給が停滞してる、
こういう見方もあるのではと。

原因は徹頭徹尾「戦略」にあります。
スティーブ・ジョブスのやったことは、日本のガラケー技術を個別にかっぱらい、包装してi-phineと命名しただけ。
たいした「経営戦略」です。

「戦略」でやり返しましょう。
「楽しいインターネットの時代」は残念ながら終った。
ここから先は修羅の道であす。
「戦略」です。
(目的-前提-方法-手段を根本から考える)
2020/09/21(月) 16:01:21.26ID:pSbOlJ8Q
日本人は戦略の実践を知らんから無理。
なんなら戦略ゲームやったことある閣僚すらいない。Civ系ゲームクリアして攻略法を体系化してみろや。できんのだよ。バカだから。

将棋や囲碁を崇めるバカばかり。それが日本人。
2020/09/21(月) 16:14:10.14ID:pSbOlJ8Q
>>768
>技術次元に理由は無いですよ?
ある。目に見えない尺度の欠落という致命的欠陥が。

>現時点でも日本のICTのキャパビリティは、世界で最も生産的で健全だと思う。これが低調なのは世界全体の損失です。
IT企業がIT導入してない異常な国。理由は(クソ古い会計基準での)コスト高。非生産的極まれり。

>他の国では「真に革新的なサービス」は産み出せない。
日本では革新的なサービスを、金の卵を産むガチョウをさばいて殺してしまう寓話のように潰してきた。既得権益が侵害されるから。

>スマホなんて、ほとんど日本の技術由来ですからね。
>ある意味「米支那激突」で醜くパイを奪い合ってるのは、日本のICT業界の衰退で世界全体として新しいサービスの供給が停滞してる、
>こういう見方もあるのではと。
IT業界を知らないバカな発言。技術を金に変えるマネタイズという手法は目に見えないから、日本では重視されてないどころか虚業扱いされる。
ホリエモン逮捕しといて、何が「日本にジョブズがいない」だよ。

>原因は徹頭徹尾「戦略」にあります。
>スティーブ・ジョブスのやったことは、日本のガラケー技術を個別にかっぱらい、包装してi-phineと命名しただけ。
>たいした「経営戦略」です。
ここで一句
手品師の 手管のうまさに騙されて 俺でも出来ると バカがのたまう

>「戦略」でやり返しましょう。
>「楽しいインターネットの時代」は残念ながら終った。
>ここから先は修羅の道であす。
>「戦略」です。
戦略って目に見えないんだけど、知ってますか? 日本人って先進国のはずなのに、目に見えないと何も理解しないんですよ。
残念ながら。
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