>3次防以降のアレやコレは、政治問題でしかなくて、
>海自自身は、凡そのイクべき途は定めていた、て・ゆハナシもこね。

現在でこそ経済大国として相応に国際社会からムシられてもそんなもんだねと自己肯定をしている日本も、当時は中級国家でさえない、庶民レベルではこんな貧乏なのに、と世界と関わることに消極的な部分がかなりあったかと。
というか、防衛安全保障分野でのアメリカにやらせとけ感半端ないですし。
できてからわずか15年、省じゃなくて庁で、内局の背広組は他所からの出向で賄ってる状態で、内局自体が同じ予算のパイを出向元と取り合うライバルである防衛庁に忠義を尽くすつもりもない。
海原天皇なんて元内務官僚が自衛隊を小さく安くあがる組織にしようと辣腕ふるってましたし。
沖縄返還前なら組織自体が拡大と再編を繰り返していて完成していないですし。
制服組が自衛隊こうあるべしを考えても、予算の風向き一つで将棋の駒より飛んでいきますし、有事法制なんて青いハイヒールは統幕議長の首を飛ばすわけで。

自主防衛のため「これから行う兵力所要量算定」であるはずの基盤防衛力整備は、内局と大蔵官僚のタッグで「いま現在の戦力」を基準とする戦力規模の上限にすり替えられましたし。
専守防衛をやるにせよ、海の配分増やしたほうが有利な国情なのに、増勢は「ハイ時間切れ」で。
左派はいまから想像もできないくらいに元気で自衛隊を天皇と一緒に怨敵みたいに扱って。
増原内奏問題なんてのもありましたし。

>手練手管を尽くした。

征くべき途がひとつだったわけではなく、松竹梅くらいは考えてて、でも「政治状況が」梅程度しか認めないから梅を咲かす手練手管に邁進しただけであり、政治状況や国民合意でぜんぜん違う結果になりえたという意味では四次防の影響のほうがでかいかなと。

60年代の日本には無理でも、70年代当時ならヘリ空母くらい作れますから。

>でも、ヲタ的には、間違えて欲しかったかもしんない、なのんだもこ。

政治の足並みの揃い方かと。自衛隊の増勢に大反対した大平だって、自分が総理になれば新冷戦の煽りをくらってアメリカの要求する防衛費増額を認めるしか無かったわけですし。