>>762

> 射撃目標の速力も通常は最大速力二、三ノット・・・二〇ノット、三〇ノットの速力が当たり前の大正以後の軍艦(・・・には効果的な射撃が困難)

> 要塞砲兵の対艦射撃は、射法や機材そのものも明治時代から大きな進歩を遂げなかった
「砲兵沿革史」より引用

シンガポール要塞の15インチ砲台の照準機は高い位置から目標を照準して、俯角から距離を求める方式で日本の武式測遠機(ブラチャリーニ)などと同様の原理。
一見、良さそうに思えるが実用測距距離は10km程度で能力は不十分

上の「16分間に8回の斉発を行い、16発を発射し、必中弾2発を期待していた。」という資料は、おそらく相当近距離で2〜3ノット程度の低速目標を想定した数字では無いかと思う