プーチン露政権は、ウクライナ本土から人為的に分断されたクリミア半島の実効支配を強化しようと、露南部からクリミアへ橋を架けたり、海底送電ケーブルを敷設したりしてきた。ロシアは併合からの5年間だけでクリミアに1兆5千万ルーブル(約2兆1300億円)を投じたと推計されている。

 クリミア併合を受けて一時、プーチン大統領の支持率は9割近くに跳ね上がったが、近年は長引く経済低迷で反政権機運が高まっている。クリミアにばかり巨費が投じられることに不満を抱く国民も増えつつある。(モスクワ支局)

こうしてみるとつくづく無駄なことに金を使ってんなぁと。