>>511
なお、ナチスドイツの根源的な誤りは、イギリス(とアメリカ)とは最終的には反共(反共産主義)で合意して手を結べるはずだ、両国とも必ず反共対ソで共闘してくれるはずだ、と考えていたことだ。
ナチスドイツが思っていたほどにはイギリスもアメリカもソビエトと脅威だとは思っていなかった。
いや脅威だとは思っていたのだけど、「とりあえず今現在のナチスドイツより脅威だ」とは考えていなかったのに、ドイツはそう思っていなかったことだ。

この根本的思い違いがすべての面においてドイツ、と言うかヒトラーの判断を誤らさせていたので、これが解消されない限りナチスドイツは正しい判断、つまりはソビエトに勝利することができない。
でもヒトラーとナチスドイツの首脳陣がこの認識を改めた可能性はほぼ全くない。

なのでドイツの勝利はありえないのだ。