イギリスとイタリアは立場が違う
イタリアにはステルス戦闘機を設計するのは難しい、ましてエンジンともなれば無理
イタリアは何処かの国に設計の主導権を持たれるのは仕方が無いこと

問題はリスクととコストがどうなのか?
イギリスはCGを公開するだけで、実際は基礎研究費用すら要求しそうな状態
それに対して日本は次期戦闘機開発費用は全額日本負担でやっている
既にステルス実験機やプロトタイプエンジン、軽量化構造体の試作なども済ませている
イタリアにしてみれば、例え日本が開発失敗したとしても、金銭的損失はテンペストに乗るより非常に小さい
コストとリスクを天秤にかけたら、日本の次期戦闘機に乗った方が得という判断
これで改修の自由と国内生産の権利が獲得できれば、テンペストに乗るより低コスト・低リスクで最新戦闘機が手に入る
それと、イギリスのエンジン等を用意しないで自国の都合ばかりを優先する態度にも呆れていたのだろう
日英協議にイタリアの御一行が加わってこともあり、日本とイギリスを比較する機会を持ち、正確な情報で日英を天秤にかけることができた
その比較の結果、イタリアはイギリスを見限って、日本の次期戦闘機受け入れを主張したのだろう