柄谷の「フェティシズムに内在しろ」が哲学板で未だに人気が持続してるようだが、フェティシズム
の語源が15世紀のポルトガル人船員たちと西アフリカギニアの現地人との交流から来てることを思え
ば、西アフリカにありがちな首狩りにおいて、殺した敵の髑髏の代用として木彫りの人形を作ったこと
があったと思うが、殺した敵の髑髏から精神的な力=スピリットをもらうという発想はあったと思う。
殺される側から言えば、殺されて髑髏になることによって、その持ち主のフェティシズムに内在すると
いう見方ができるかも。
その場合は滅びゆく側の思想ということになるが。