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【浜辺美波】蓮實重彦9【山田杏奈】

レス数が900を超えています。1000を超えると表示できなくなるよ。
2024/01/19(金) 19:39:49.09ID:c4WBwHgO
前スレ
【蓮實シャンタル】蓮實重彦8【ときめく美】
https://mevius.5ch.net/test/read.cgi/book/1692975637/

そこで、最初の質問に戻るのですが、ネットでなんでも書けるという状況がもたらしがちな欠陥は、
ある種の歴史意識の低化というか、いま起こりつつあることへの視点が希薄になることです。
たとえばの話ですけれど、「浜辺美波と山田杏奈と、どっちがいいのか」
という問いを立てたとします。両方いいといったんじゃ批評にならないし、
無理に選択することの批評性というものがあるのです。
浜辺美波だってかなりいい線をいっていると思っていますが、
私のどこかに疑問が残っている。というのは、彼女は映画女優というより、
日本を代表する国民的女優を目指しているんじゃないかという気がしているからです。

それに対して山田杏奈は、少女漫画雑誌『ちゃお』の誌面モデル「ちゃおガール」で、
『ゴールデンカムイ』(2024)の10代前半のアシㇼパを22歳の時に平気な顔して演じてしまうんですから、
そこにはいかがわしさがついてまわる。
しかし、映画の正統性という点からすると、山田杏奈を選ばざるをえない。
845吾輩は名無しである
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2024/09/08(日) 20:46:30.69ID:G6BuO7Qg
中身があるわけでもなければ面白いストーリーでもないのに奇妙な充実感を得られるのが映画の不思議というか、音楽なら当たり前な事が当たり前にならない限界というか
反物語だの前衛だのと肩をいからせなくても結果としてそうなってしまう事(うまくいけばの話だが)の珍妙さ。
蓮實がいわゆる実験映画より一般映画に惹かれるのは「最低限の体裁だけはどうにか整えようとするところから生まれる綻びのようなものへの執着」にあると言う。
846吾輩は名無しである
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2024/09/08(日) 20:47:35.38ID:rRt6KfxC
>>844
バラードですか。お恥ずかしながらSF(という範疇に収めてしまってはいけないと思いますが)をほとんど読まないため一冊も読んだことがありません。スピルバーグの『太陽の帝国』も観ていません。ただ以前から興味のある作家ですので読んでみようと思います

成瀬はもちろん神代もいいですね。神代のじめじめした話も大好きです。ただ『恋人たち 森は濡れた』だけはお話よりも(蓮實のいう)ショットの方が印象に残っています。冒頭の場面含めて姫田(だったと思いますが)のキャメラに圧倒されました
847吾輩は名無しである
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2024/09/08(日) 20:51:47.43ID:rRt6KfxC
>>845
話も映像も(それらが合わさった相乗効果も)素晴らしかった例としてパッと思い出したのは『暗殺の森』です
848吾輩は名無しである
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2024/09/08(日) 21:04:33.20ID:G6BuO7Qg
「恋人たちは濡れた」や「悶絶!どんでん返し」などは初期たけしとかVシネ期の黒沢清などを好む観客も面白がりそう。
神代はジャームッシュが騒がれた時に「こういうのは俺がとっくにやってた」と言ったらしいが、ストパラのようなオシャレアイテムにはならない(なれない)のが限界であり愛嬌。
849吾輩は名無しである
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2024/09/08(日) 21:09:05.00ID:G6BuO7Qg
蓮實の著書で「蜘蛛の戦略」というタイトルで評価されてた作品が「暗殺のオペラ」として公開されたのを観て最高傑作と思ったが
蓮實がたびたび限界を指摘してきたボルヘス原作(今東光や石原慎太郎や北方謙三が原作でも面白い映画が存在するのだから関係ないわけだが)。
850吾輩は名無しである
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2024/09/09(月) 08:08:20.39ID:HIppAM+0
浅田彰がシネフィルに距離感表明してる理由も分かる
マイルスとかのクールの美学やバラードやウエルベックのアンニュイに魅力される浅田からしたら監督の技量がいかに優れてても糞みたいな脚本の映画を蓮實みたいにベタ褒めするのに抵抗感あるんだろう
851吾輩は名無しである
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2024/09/09(月) 13:19:12.01ID:EdOHnuja
浅田は蓮實の影響下にある連中のうち何人かから「映画センスがない」と名指しされて不愉快だったのだ。
浅田に貶されて拗ねる東浩紀が蓮實に対して示す不快感と共通する。
ついでにヤスケンも蓮實と山田宏一から灰とダイアモンドが好きな事を露骨に軽蔑された(事実かどうかはさておき)と恨み言を書いている。
それでいて淀川長治のような更にややこしい人間にはしくじらないのが蓮實重彦である。
852吾輩は名無しである
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2024/09/09(月) 15:06:54.75ID:Pd2Lhu5C
浅田彰
 それから、なぜぼくがジャズを好んだかというと、まさにそれがモダンだったからです。アドルノは、アメリカの大衆音楽はすべて悪しき商業主義の産物だと言ってジャズも切り捨てたけれど、否定によってどんどん先鋭化してゆくという否定弁証法的過程を、
ジャズはチャーリー・パーカーからマイルス・デイヴィスを経てオーネット・コールマンらにいたる行程で、クラシックより急速に反復したともいえる。しかも、それをマイノリティである黒人たちがおもに担った。一種、 音楽史上の奇蹟ですよ。

他方、どこまでも先鋭化していくジャズと較べると、ロックはとにかく下手でうるさいだけ、白人のバカなガキがやっている単純きわまりない四拍子のドミソの音楽というので、ぼくはずっと嫌いでした。
でも、T・レックスというグラム・ロック・バンドが七三年に日本に来て、それをたまたま聴きに行ったとき、マリファナを吸ってだらだらしながら下手なギターをやる気なしに弾く、そのダウナー系のだらしなさこそロックのカッコよさなんだということがわかった。
以後、ローリング・ストーンズまで遡って聴くとなかなかいいし、のちに出てきたパンクも好きになった。他方、技術的にがんばろうとするタイプのロック・バンドはダサいと思っていましたね。

―プログレッシヴ・ロックなどはいかがでしたか。

浅田彰 おおむね大嫌いだったし、プログレッシヴ・ロックが高度だとか言っている連中はバカじゃないかと思っていました。もともとジャズのほうがはるかに高度だし、むしろ高度なものへのプログレスを放棄するところがロックのカッコよさじゃないか、と。
853吾輩は名無しである
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2024/09/09(月) 18:23:28.70ID:5kTcITu5
>>851
蓮実信者に「映画センスがない」と言われるのは褒め言葉だろう
854吾輩は名無しである
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2024/09/09(月) 19:06:45.79ID:ptsjWttG
>>850
蓮實がシナリオには言及しないだけで映像がしっかりしている映画は脚本もしっかりしているケースが多い。蓮實がべた褒めしている監督の技量が優れていて糞脚本というのを具体的には何作か挙げてみてよ
855吾輩は名無しである
垢版 |
2024/09/09(月) 19:09:00.82ID:ptsjWttG
>>852
これは前にも読んだしただの引用だったらもうしなくていい。あなたの意見があるなら書いてくれ
856吾輩は名無しである
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2024/09/09(月) 19:25:47.73ID:EEtmg+el
蓮實に洗脳されて感覚マヒしてダッサい映画嬉しい顔して見てるんだよなw
857吾輩は名無しである
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2024/09/09(月) 19:29:17.75ID:ptsjWttG
>>856
だからダッサい映画って具体的になんだよ。あるいはダサくないお前が最近見た映画でもいいから具体的に言えよ。そうでなければ単なる煽りか低能だぞ
858吾輩は名無しである
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2024/09/09(月) 19:40:51.72ID:EEtmg+el
シネフィル=ダサい田舎っぺ集団w
859吾輩は名無しである
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2024/09/09(月) 19:44:43.53ID:ptsjWttG
>>858
まともに答えられず話を変えて煽るしか出来ないやつ。俺が嫌いなのはシネフィルとお前みたいな低能のバカ
860吾輩は名無しである
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2024/09/09(月) 19:53:49.59ID:ptsjWttG
>>856
映画名なんて挙げられる訳ないよな。まともな映画挙げたらお前が馬鹿にしきったシネフィルと一緒になるし、と言ってどうでもいいような映画挙げたら馬鹿にされるし、どっちに転んでもダメだろ。もうちょっとロジック組み立てからにしろよ
861吾輩は名無しである
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2024/09/09(月) 20:17:43.02ID:5kTcITu5
>>860
ダサい映画を観るんじゃなくてダサく映画を観るようになるという表現が適切か
862吾輩は名無しである
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2024/09/09(月) 20:23:06.07ID:ptsjWttG
>>861
俺は>>856に聞いているんだがw
そもそもダサい映画って何だ? ダサく見るって何だ? シネフィルの見方のことを言っているのだと思うが、シネフィルの見方って何だ? 十把一絡げにして何が分かるんだ?
863吾輩は名無しである
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2024/09/09(月) 20:25:34.38ID:5kTcITu5
>>862
質問すれば上に立てると思っているおバカさん
864吾輩は名無しである
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2024/09/09(月) 21:30:57.43ID:ptsjWttG
>>863
そうやってずらすかはぐらかすしか能がないばかだな。大体最初の書き込みみても内容が全くなくただちゃかすだけでアンタが馬鹿なのはよく分かる。もう蓮實スレへは来なくていいよ
865吾輩は名無しである
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2024/09/09(月) 21:32:11.82ID:ptsjWttG
>>863
で、ダサい映画って何なんだよ。そんなものが仮にあるとして
866吾輩は名無しである
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2024/09/09(月) 21:33:34.33ID:ptsjWttG
>>863
馬鹿なくせにその自覚もなく横から首を突っ込んでくるんじゃない
867吾輩は名無しである
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2024/09/09(月) 23:05:53.08ID:3jkcyptP
外国語が全然できない人は、外国の劇映画は字幕をよまなければ「理解」できない。
そういう人にとっては、映画を見るという行為のうち、かなりの割合が、文字を読むという行為なのである。
蓮實重彦は、スノッブな人たちが映画鑑賞体験を語るうえでの、その文字を読むということに基づく部分を、消去してくれたわけですよ。
これは英語すらろくに聞き取れないのに、スノビズムを求めているような人たちにとっては、じつにありがたいことだった。
868吾輩は名無しである
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2024/09/10(火) 08:21:11.61ID:flz5V0ZB
蓮實が評価するまで小津は無視され馬鹿にされてたって理由のないことではないよね
浅田は映像的にモダンなところはあるけど結局松竹のお正月映画でしょって言ってたし正しいよね
869吾輩は名無しである
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2024/09/10(火) 09:03:23.54ID:d556L3H/
映画雑誌の年間ベストの常連で大家ではあるが
刺激的な存在どころか穏健保守の松竹大船調の権化という、若者が興味を持つような存在ではなかっただけで
「いずれ毛唐にも俺の作品がわかるようになる」という発言や、助監督に過ぎない村野鐵太郎に「俺の撮り方に不満があるのかもしれないが、俺は色々やった末にこのやり方に至ったんだ」という発言や、吉田喜重(以下略)
本当は小津嫌いの淀川長治も業界政治なのか日本映画ベストに小津作品を入れていた。
トリュフォーは小津作品への否定的な印象がある時からガラリと覆った事を語っている。
蓮實が夏目漱石論を書いても良くも悪くも漱石のイメージは揺るがなかったが、小津ってなんかヘンだと思ってたけどやっぱりヘンだよね(それが最高)という印象を際立たせたのは蓮實だと思う。
870吾輩は名無しである
垢版 |
2024/09/10(火) 09:11:34.18ID:d556L3H/
浅田は放射汚染(良い時期の)に対するビートたけし(最良の時でもメジャーな大和屋竺に過ぎない北野武に台湾の2大天才に並ぶ作品があるのか?)並みのガサツな批判や、ブレードランナーや攻殻機動隊などを誉めて自分より遥かに無知な輩にバカにされた事が屈辱だったのだ。
張子の鞠の中で橋本治とシックスナインしながらゆるい傾斜を転がり落ちろ。
871吾輩は名無しである
垢版 |
2024/09/10(火) 09:14:20.32ID:d556L3H/
東浩紀が柄谷の家を訪れた時にダイハードのビデオを見つけて大喜び。
872吾輩は名無しである
垢版 |
2024/09/10(火) 09:20:23.17ID:d556L3H/
浅田ワールドでは田中康夫や橋本治が蓮實重彦より上なのだ。
873吾輩は名無しである
垢版 |
2024/09/10(火) 09:27:58.81ID:d556L3H/
ストローブ&ユイレ作品の引用元はこれだとかいう事務的な説明には浅田彰が適していた。
だったらその作品を是非とも観てみたいとは決して思わない、ハスミ虫の1号生であり脱落者の四方田とほとんど変わりないようなゴタク。
874吾輩は名無しである
垢版 |
2024/09/10(火) 13:37:49.79ID:88lNsLus
浅田彰に殺されたのが

荒木経惟
金井美恵子

浅田、柄谷、蓮實総がかりでも殺せなかったのが

村上春樹
875吾輩は名無しである
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2024/09/10(火) 18:41:21.56ID:5m3xPaAg
>>867
なんか前にも同じこと言ってたなw
876吾輩は名無しである
垢版 |
2024/09/10(火) 19:56:06.99ID:8RzJLVVr
浅田彰 20世紀文化の臨界

ジョルジュ・バタイユ―不可能な侵犯(中沢新一)
ピエール・クロソウスキー―終わりなき倒錯(豊崎光一)
ジャン・コクトー―線のエチカ(笠井裕之・松浦寿輝)
ジャン・ジュネ―裏切りとしての愛(鵜飼哲)
ウィリアム・バロウズ―情報のゲリラ戦(武邑光裕・山形浩生)
J.G.バラード―結晶の美学、絶滅の倫理(日野啓三)
トマス・ピンチョン―世界帝国アメリカの文学(佐藤良明・巽孝之)
パウル・ツェラン―カーネーションに捧げられた人間(小林康夫・平野嘉彦)
アンゼルム・キーファー―物質的アレゴリー(岡崎乾二郎・多木浩二)
ピナ・バウシュ―優雅で残酷な情動機械(石光泰夫・渡辺守章)

こういう趣味の人がフォードや小津観てても辛いんじゃないかな
877吾輩は名無しである
垢版 |
2024/09/10(火) 20:34:40.09ID:5m3xPaAg
>>876
浅田はそうかもしれないけど、そんなにピッタリ線引きできるもの? バタイユもクロソフキーもコクトーもジュネも好きだけど(あとは分からない)小津もフォードも(成瀬も溝口もホークスもキューカーも)好きだが
878吾輩は名無しである
垢版 |
2024/09/10(火) 21:08:10.78ID:sNLJ3YlM
それにしても丸谷才一の笹まくらは傑作である
2024/09/11(水) 06:37:44.71ID:CyxdsTGu
奇妙な味が楽しめる海外文学短編集50冊

口に出せない習慣、奇妙な行為 ドナルド・バーセルミ
サンリオSF文庫
水蜘蛛 マルセル・ベアリュ 
白水Uブックス
これでおあいこ ウディ・アレン
河出文庫
クールな男 マルセル・エーメ
福武文庫
おかしなことを聞くね ローレンス・ブロック
ハヤカワ・ミステリ文庫
優雅な獲物 ポール・ボウルズ
新潮社
迷宮都市 デイヴィッド・ブルックス 
福武書店
柔らかい月 イタロ・カルヴィーノ
ハヤカワ文庫SF
ごちゃまぜ T・コラゲッサン・ボイル 
角川書店
真っ白な嘘 フレドリック・ブラウン
創元推理文庫
血染めの部屋 アンジェラ・カーター
筑摩書房
刺青の男 レイ・ブラッドベリ
ハヤカワ文庫NV
待っていたのは ディーノ・ブッツァーティ 
河出書房新社
テスケレ ルーチョ・チェーヴァ
河出書房新社
ザ・ベスト・オブ・ジョン・コリアジョン・コリア
ちくま文庫
2024/09/11(水) 06:37:59.34ID:CyxdsTGu
九時から五時までの男 スタンリイ・エリン
ハヤカワ・ミステリ文庫
黒い天使たち B・J・フリードマン
早川書房
あなたに似た人 ロアルド・ダール
ハヤカワ・ミステリ文庫
世界の中心で愛を叫んだ獣 ハーラン・エリスン
ハヤカワ文庫SF
食べ放題 ロビン・ヘムリー
白水Uブックス
ディック傑作集@〜C フィリップ・K・ディック
ハヤカワ文庫SF
ゲイルズバーグの春を愛す ジャック・フィニイ
ハヤカワ文庫FT
11の物語 パトリシア・ハイスミス
ミステリアス・プレス文庫
こちらへいらっしゃい シャーリイ・ジャクスン
早川書房
馬的思考 アルフレッド・ジャリ
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バケツ一杯の空気 フリッツ・ライバー
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黒い黙示録 カール・ジャコビ
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ジュリアとバズーカ アンナ・カヴァン
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ベッドの中で イアン・マキューアン
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十三の不気味な物語 ハンス・ヘニー・ヤーン
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アンダーウッドの怪 デイヴィッド・H・ケラー 
国書刊行会
2024/09/11(水) 06:38:40.52ID:CyxdsTGu
血のささやき、水のつぶやき パトリック・マグラア
河出書房新社
皇帝のバラ ルイージ・マレルバ
出帆社
黒い玉〜十四の不気味な物語 トマス・オーウェン
東京創元社
恍惚のフラミンゴ フィリップ・リドリー
早川書房
黒い美術館 A・ピエール・ド・マンディアルグ 
白水Uブックス
九百人のお祖母さん R・A・ラファティ
ハヤカワ文庫SF
燃える平原 ファン・ルルフォ 水声社
イン・ザ・ペニー・アーケード スティーヴン・ミルヒハウザー
白水社
サンディエゴ・ライト・フット・スー トム・リーミイ
サンリオSF文庫
どこからなりとも月にひとつの卵 マーガレット・セントクレア 
サンリオSF文庫
人間の手がまだ触れない ロバート・シェクリイ
ハヤカワ文庫SF
ポートベロー通り ミュリエル・スパーク
教養文庫
リュシエンヌに薔薇を ローラン・トポール
早川書房
スラデック言語遊戯短編集 ジョン・スラデック
サンリオSF文庫
スタージョンは健在なり シオドア・スタージョン
サンリオSF文庫
人狼 ボリス・ヴィアン
早川書房
2024/09/11(水) 06:38:59.00ID:CyxdsTGu
ママに捧げる犯罪 ヘンリー・スレッサー
ハヤカワ・ミステリ
マクベス殺人事件の謎 ジェイムズ・サーバー
角川文庫
スロー・バード イアン・ワトスン
ハヤカワ文庫SF

補遺

郵便局と蛇 A・E・コッパード 
国書刊行会
どんがらがん アヴラム・デイヴィッドスン 
河出書房新社
絞首人の一ダース デイヴィッド・アリグサンダー 
論創社
かつて描かれたことのない境地 残雪 
平凡社
第七階層からの眺め ケヴィン・ブロックマイヤー 
武田ランダムハウスジャパン
奇妙な新聞記事 ロバート・オレン・バトラー 
扶桑社
スフィンクス・ステーキ ミュノーナ 
未知谷
ポオ収集家 ロバート・ブロック
新樹社
苦悩のオレンジ、狂気のブルー デイヴィッド・マレル
ルー  
柏艪舎
遁走状態 ブライアン・エヴンソン 
新潮社
2024/09/11(水) 06:39:21.14ID:CyxdsTGu
ナイトランド叢書

E・F・ベンスン「塔の中の部屋」
M・P・シール「紫の雲」
E・H・ヴィシャック「メドゥーサ」
キム・ニューマン「《ドラキュラ紀元一九一八》鮮血の撃墜王」
エドワード・ルーカス・ホワイト「ルクンドオ」
アルジャーノン・ブラックウッド「いにしえの魔術」
キム・ニューマン「ドラキュラ紀元一八八八」
E・F・ベンスン「見えるもの見えざるもの」
サックス・ローマー「魔女王の血脈」
A・メリット「魔女を焼き殺せ!」
オーガスト・ダーレス「ジョージおじさん?十七人の奇怪な人々」
クラーク・アシュトン・スミス「魔術師の帝国《2 ハイパーボリア篇》」
クラーク・アシュトン・スミス「魔術師の帝国《1 ゾシーク篇》」
アルジャーノン・ブラックウッド「ウェンディゴ」
ウィリアム・ホープ・ホジスン「〈グレン・キャリグ号〉のボート」
アリス&クロード・アスキュー「エイルマー・ヴァンスの心霊事件簿」
ウィリアム・ホープ・ホジスン「異次元を覗く家」
ブラム・ストーカー「七つ星の宝石」
ロバート・E・ハワード「失われた者たちの谷?ハワード怪奇傑作集」
ウィリアム・ホープ・ホジスン「幽霊海賊」
2024/09/11(水) 06:46:26.78ID:CyxdsTGu
未来の文学


第一期
ジーン・ウルフ『ケルベロス第五の首』 柳下毅一郎訳
イアン・ワトスン『エンベディング』 山形浩生訳
トマス・M・ディッシュ『アジアの岸辺』 若島正編訳
シオドア・スタージョン『ヴィーナス・プラスX』 大久保譲訳
R・A・ラファティ『宇宙舟歌』 柳下毅一郎訳

第二期
ジーン・ウルフ『デス博士の島その他の物語』 浅倉久志・伊藤典夫・柳下毅一郎訳
若島正編『ベータ2のバラッド』
浅倉久志編『グラックの卵』
アルフレッド・ベスター『ゴーレム100』 渡辺佐智江訳
クリストファー・プリースト『限りなき夏』 古沢嘉通編訳
トマス・M・ディッシュ『歌の翼に』友枝康子訳

第三期
サミュエル・R・ディレイニー『ダールグレン』I・II 大久保譲訳
ジャック・ヴァンス『奇跡なす者たち』 浅倉久志編訳・酒井昭伸訳
R・A・ラファティ『第四の館』 柳下毅一郎訳
ジョン・クロウリー『古代の遺物』 浅倉久志・大森望・畔柳和代・柴田元幸訳
サミュエル・R・ディレイニー『ドリフトグラス』 浅倉久志・伊藤典夫・小野田和子・酒井昭伸・深町眞理子訳
ジーン・ウルフ『ジーン・ウルフの記念日の本』 酒井昭伸・宮脇孝雄・柳下毅一郎訳

以下刊行予定
ハーラン・エリスン『愛なんてセックスの書き間違い』 若島正編訳・渡辺佐智江訳

伊藤典夫編『海の鎖』
ジョン・スラデック『ミュラーフォッカー効果』(柳下毅一郎訳)
2024/09/11(水) 07:03:39.86ID:CyxdsTGu
若島正が選ぶ戦後アメリカ小説100冊

『主流小説』20冊
トルーマン・カポーティ「遠い声遠い部屋」          ジョン・チーヴァー「ワップショット家年代記」
ジョゼフヘラー「キャッチ=22」                ジェイムズ・ボールドウィン「もう一つの国」
トマス・ピンチョン「V」                     ジョン・アップダイク「カップルズ」
ウラジーミルナボコフ「アーダ」                 フィリップ・ロス「ポートノイの不満」
ソール・ベロー「フンボルトの贈り物」             ウィリアム・ギャス「トンネル」
J・D・サリンジャー「ライムギ畑でつかまえて」         リチャード・ライト「アウトサイダー」
ウラジーミルナボコフ「ロリータ」                ジョン・アップダイク「走れウサギ」
ソール・ベロー「ハーツォグ」                  イエール・コジンスキー「塗られた鳥」
カート・ヴォネガット「スローターハウス5」           フィリップ・ロス「男としてのわが人生」
ドナルド・バーセルミ「死父」                  バーナード・マラマッド「ドゥービン氏の冬」

『偉大なるアメリカ小説』を志向する10冊
ソール・ベロー「オーギーマーチの冒険」            ウィリアム・ギャディス「認識」
トマス・ピンチョン「重力の虹」                  ジョン・バース「酔いどれ草の仲買人」
ウィリアム・スタイロン「ソフィーの選択」             ノーマン・メイラー「古代の宵」
ウィリアム・T・ヴォルマン「きみたち輝ける復活天使たち」   リチャード・パワーズ「黄金虫変奏曲」
デイヴィッド・フォスター・ウォーレス「道化狂い」         ドン・デリーロ「アンダー・ワールド」
2024/09/11(水) 07:04:11.99ID:CyxdsTGu
『短編集』
トルーマン・カポーティ「夜の樹」                J・D・サリンジャー「9つの物語」
ジョン・アップダイク「鳩の羽根」                 ジョン・チーヴァー「准将とゴルフ未亡人」
アイザック・バシぇヴィス・シンガー「短い金曜日」       ジョン・バース「びっくりハウスの迷子」
ドナルド・バーセルミ「口に出せない習慣、不自然な行為」  ロバート・クーヴァー「プリックソング&デスカント」
ピーター・テイラー「ミロ地区にて」                レイモンド・カーヴァー「大聖堂」

『女性作家』10冊
フラナリー・オコナー「賢い血」                 メアリー・マッカーシー「学園の森」
キャサリン・アン・ボーター「愚者の船」            ジョイス・キャロル・オーツ「ベルフルール」
トニ・モリソン「タール・ベイビー」                アン・タイラー「アクシデンタル・ツーリスト」
マキシーン・ホン・キングストン「偽書孫悟空」        シンシア・オジック「ショールの女」
スーザン・ソンタグ「火山に恋して」              E・アニー・ブルー「シッピング・ニュース」

『SF』10冊
レイ・ブラッドベリ「火星年代記」               シオドア・スタージョン「人間以上」
アルフレッド・ベスター「虎よ!虎よ」             サミュエル・R・ディレイニー「バベルー17」
トマス・M・ディッシュ「キャンプ・コンセントレーション」     フィリップ・K・ディック「ユービック」
アーシュラ・K・ル=グィン「闇の左手」             R・A・ラファティ「第四の館」
ウィリアム・ギブソン「ニューロマンサー」            ダン・シモンズ「ハイペリオン」
2024/09/11(水) 07:04:30.70ID:CyxdsTGu
『ファンタジー&ホラー』10冊
シャーリー・ジャクソン「山荘奇談」              ピーター・S・ビーグル「最後のユニコーン」
ジャック・フィニイ「ふりだしに戻る」               ピーター・ストラウブ「ゴーストストーリー」
ジーン・ウルフ「新しい太陽の書」4部作           ジョン・クローリー「リトル、ビッグ」
スティーブン・キング「IT」                    ロバート・マキャモン「少年時代」

『ミステリ』6冊
ミッキー・スピレーン「裁くのは俺だ」              ジムトンプソン「内なる殺人者」
レイモンド・チャンドラー「長いお別れ」            アイラ・レヴィン「死の接吻」
ロス・マクドナルド「ウィーチャリー家の女」          ジェイムズ・エルロイ「ブラック・ダリア」
2024/09/11(水) 07:04:49.79ID:CyxdsTGu
『カルトクラッシック』10冊
ジャック・ケルアック「路上」                  ウィリアム・S・バロウズ「裸のランチ」
リチャード・ブローディガン「アメリカの鱒釣」         イシュメール・リード「マンボ・ジャンボ」
ウィリアム・コツウィンクル「扇風機男」            トム・ロビンズ「カウガール・ブルース」
ギルバート・ソレンティーノ「マリガン・シチュー」       ラッセル・ホーバン「リドリー・ウォーカー」
ジョン・ケネディ・トゥール「愚者大連盟」          スティーブ・エリクソン「彷徨う日々」

『補遺』16冊
エドマンド・ウィルソン「ヘカテ郡回想録」          ネルソン・アルグレン「黄金の腕」
ジェイムズ・ジョーンズ「地上より永遠に」          ラルフ・エリソン「見えない人間」
アナイス・ニン「愛の家のスパイ」               ジェイムズ・エイジー「家族の中の死」
ジョセフ・マッケルロイ「密輸者の聖書」           フレデリック・エクスリー「ファンの手記」
アーウィン・ショー「富めるもの貧しきもの」          ジョン・ベリマン「恢復」
エドマンド・ホワイト「エレナを忘れて」            ハリー・クルーズ「ジプシーの呪い」
ゴア・ヴィダル「ダルーズ」                   オスカーイフェロス「マンボ・キングズ、愛の歌をうたう」
ニコルソン・ベイカー「中二階」                ジョン・ホークス「スイート・ウィリアムズ」
889吾輩は名無しである
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2024/09/11(水) 12:10:48.44ID:lkmDKO0B
浅田も大衆文化好きだけどゴダールやストローヴ=ユイレやパゾリーニみたいにフォードや小津を論じる気はしないだろうな
890吾輩は名無しである
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2024/09/11(水) 12:32:03.60ID:33I/dO2G
蓮實や柄谷スレの醜悪さはやはり、良心的には蓮實や柄谷ら自身の反省を強いるのが必然のはずだが、
そうはならない。
891吾輩は名無しである
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2024/09/11(水) 16:08:35.40ID:5t4w3Xd8
蓮實重彦
趣味の違いは日本でいえば、小津安二郎に関しては淀川さんはやはりあまり好きではないんですね。「知らないことえらそうに何やっとるか」みたいなことで、溝口健二のほうが圧倒的に好きなんですね。淀川さんは小津の映画作品を本当には観ていませんね。これはやはり淀川さんの限界だと思う。小津を本当に観ていないということで、そこはこちらのほうが絶対に強いことなんですね。我々は小津と溝口を同時に肯定するという方向に行ったわけだけれども、淀川さんは小津の映画についてはたぶん封切りの時に一回観たか観ないかだろうという感じがするんで、これは実に評価ということではないと思うんですね。小津に関しては何も言っていないのと同じだし、ある時期の小津のイメージをそのままもち続けて言っておられるのではないかと思いますね。
2024/09/11(水) 16:19:42.12ID:uoTUQyAM
こういう蓮實重彦的な「着眼点の面白さ」とは、じつのところ、その「例外」を意図的に隠蔽したところでの、
大胆不敵な「断定的強調」にすぎない。

例えば前述の「小津安二郎論」における「不可視の階段」だって、
ちゃんと真正面から階段の写っている作品もいくつかあるし、その二階も女たちの部屋になっているから、
「女たちの宙に浮いた二階部屋」ということにはならない。階段が写ってないからこそ、
ニ階は、階下とは切断されて、まるで「宙に浮いている」とようだという、
蓮實流の「面白い」話にもなるのだが、「例外」の合理的な説明が為されてはいない。
これは。都合の良い事例しか語らないという、いかにも胡散臭いレトリックなのである。

https://note.com/nenkandokusyojin/n/n722956b5d630
893吾輩は名無しである
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2024/09/11(水) 18:11:15.67ID:raoayoDY
『東京物語』のシーンに、老夫婦が崖のような所の近くを歩いているが、
眼下に広がっているはずの東京の街並みがまったく画面には映らない、
というのがあったと思う。
『三丁目の夕日』をみた際におもったことで、集団就職かなにかの人たちが乗ってる列車の車窓から、女の子が外を眺めていて、その車窓のガラスには東京の街並みが映っている(特に建築中の東京タワーが強調されていた)のがあった。ところが、『三丁目の夕日』では、それでは終わらないで、
ちゃちな『ゴジラ』のセットのような模型の東京の街並みが映し出される。
景色が車窓に映っている、というところで済ませられないのが、あるころからの日本映画の監督だろう。
『記憶と棘』というアメリカ映画がある。そのなかで、ニコール・キッドマンが演じる未亡人が、
ニューヨーク・フィルかなにかの演奏会に行く。演奏会場では、音楽が盛大に流れる中、キッドマンの顔のアップと前を向いているほかの聴衆の前面しか映らず。舞台上のオーケストラは一度も映らない。
その映画を見た際に思ったのは、あるころからの日本映画だったら、二階席あたりから撮ったオーケストラの演奏している様子を入れないではいられないのではないか、ということだった。
894吾輩は名無しである
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2024/09/11(水) 18:13:04.14ID:raoayoDY
×『記憶と棘』
〇『記憶の棘』
895吾輩は名無しである
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2024/09/11(水) 18:23:08.10ID:raoayoDY
Birth (2004) - The Opera scene

オペラだったようだ。また、音楽は盛大というほどには響き渡っていなかった。
896吾輩は名無しである
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2024/09/11(水) 20:53:19.58ID:33I/dO2G
蓮實はデカルト的な世界のperspective(遠近法)や重力、質量などを取り除いた、
表象だけの世界として映画を観てるんだろう。
ジャネットが強引に文学板に蓮實スレを作って、醜悪さの塊のようなジャネットそのものに
蓮實スレは成長した。
897吾輩は名無しである
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2024/09/11(水) 20:54:59.04ID:33I/dO2G
ちなみに俺は15年に一回しか映画を観ないし、蓮實の本を読んだことも無く、
彼の噂を聞くのみだが。
898吾輩は名無しである
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2024/09/12(木) 00:57:56.95ID:GpQ6UJij
村上春樹を軽蔑して小津安二郎を上げるのがよく分からない
どっちもどっちだろ
2024/09/12(木) 07:20:53.22ID:f4A1ekUm
『円環の主題があからさまに顕在化する。』とか『ここでヒチコック的曲線の至上形態に達していることは誰の目にも明らか』とか言うけれども、
一一「そうかねえ? そこまで断定できることですかねえ?」と、そう、一歩退いて疑ってみることこそ、批評的精神であろう。

これは、シャワールームで女性がナイフで殺害されるという『サイコ』の有名なシーンについての「解釈」なのだが、
この映画に限らず、シャワールームでの裸の女性が写されているのなら、「円形」や「円環」的なものがたくさん映るのは、
当然のことなのではないだろうか。
だが見てのとおり、そんなありふれたことでも、蓮實重彦のレトリックにかかれば、
何やら、すごい「大発見」のように思わされてしまうのだから、それはまあ大したものである。

https://note.com/nenkandokusyojin/n/n722956b5d630
2024/09/12(木) 07:23:30.35ID:f4A1ekUm
では、蓮實重彦は、どうしてこんな「面倒くさい」書き方をするのかというと、それは、
平たく言えば「鬼面人を脅す」というやつだろう。「私はこんなにすごいんだぞ」というのを、
最初に「一発カマしておく」という手法(カウンターパンチ)である。

なぜ、そんなハッタリめいたことをするのかと言えば、それは、これをやっておけば、その後で、
どんな「決めつけ」めいたことを書いたところで、冒頭の「難解な文章」の意味を十分に読み取れなかった
多くの読者は「きっと蓮實さんは、何か深い根拠に基づいて、こんなふうな断言をしているんだろう」と、
そう勝手に「深読み」してくれるからである。

しかし、「深そうな文章」というのは、必ずしも「正しいこと」を正確に語っているものだとは限らない。

例えば、私が趣味で研究している「キリスト教」もそうで、「神学書」なんてものには、
一読きわめて「難解」あるいは「意味不明」なものが大半だ。
だが、「神学」というものの意味(本質)を知らない読者だと、
それを「何やら深いことが書かれているようだぞ(私には理解できないけど)」と、そういう「誤った深読み」をしてしまいがちである。

https://note.com/nenkandokusyojin/n/n722956b5d630
901吾輩は名無しである
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2024/09/12(木) 19:24:31.04ID:e4hCKWQW
>>898
俺はどっちとも好きだが。どっちもどっちというあなたが上げの作家と映画監督は誰?
902吾輩は名無しである
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2024/09/12(木) 20:24:52.71ID:lgY6uyLT
≫例えば前述の「小津安二郎論」における「不可視の階段」
≫「女たちの宙に浮いた二階部屋」ということにはならない。階段が写ってないからこそ、
≫ニ階は、階下とは切断されて、まるで「宙に浮いている」とようだという、

これは階段という「あるべきものがない」ということに基づいているのだから、
蓮實重彦は、映っていないものに関して語っている、ということになる。
このような映っていないものとは、ようは意味である。
903吾輩は名無しである
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2024/09/12(木) 20:27:26.59ID:lgY6uyLT
[「映画とは画面に映っているものがすべて」 蓮實重彦門下の監督たちが活躍する‟コワい理由”
立教大「映画表現論」で学んだ真実
近藤 正高]

看板に偽りあり、ということかな?
904吾輩は名無しである
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2024/09/12(木) 20:30:57.03ID:lgY6uyLT
三島由紀夫『存在しないものの美学 新古今集珍解』

たとへば定家の一首、
  み渡せば花ももみぢもなかりけり
       浦の苫屋[とまや]の秋の夕ぐれ
 の歌は何で“もつて”ゐるかと考へるのに「なかりけり」であるところの花や紅葉[もみぢ]のおかげで“もつて”ゐるとしか考へやうがない。これを上の句 と下の句の対照の美だと考へるのは浅墓な解釈だろう。むしろどちらが重点かといへば上の句である。「花ももみぢもなかりけり」といふのは純粋に言語の魔法 であつて、現実の風景にはまさに荒涼たる灰色しかないのに、言語は存在しないものの表象にすらやはり存在を前提とするから、この荒涼たるべき歌に、否応な しに絢爛[けんらん]たる花や紅葉が出現してしまふのである。新古今集の醍醐味[だいごみ]がかかる言語のイロニイにあることを、定家ほどよく体現してゐ た歌人はあるまい。万葉集の枕詞[まくらことば]の燦爛[さんらん]たる観念聯合[れんがふ]と、ちょっと似てゐるやうで、正に正反対なのが新古今集であ る。ここには喪失が荘厳[しやうごん]され、喪失が純粋言語の力によつてのみ蘇生せしめられ、回復される。
905吾輩は名無しである
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2024/09/12(木) 20:37:45.75ID:lgY6uyLT
蓮實重彦にしても当時は、三島由紀夫とおなじで、「意味」にとらわれていた、ということだな。
映っていないものは、単純に「無い」、読まれていないものも単純に「無い」。
有るべきものが無い、というのは、喪失、欠如、なのであって、
「映画の画面には欠如がない」という蓮實重彦の持論に反するだろう。
906吾輩は名無しである
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2024/09/12(木) 20:38:58.96ID:AcliqG/V
OCHA NORMA《MV鑑賞会》友達天体図
https://youtube.com/watch?v=UowI6pc0W3Q

アイドルの物語批判
MV監督は金子由里奈
907吾輩は名無しである
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2024/09/12(木) 20:39:39.71ID:lgY6uyLT
×読まれていないものも単純に「無い」。
〇詠まれていないものも単純に「無い」。
908吾輩は名無しである
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2024/09/12(木) 20:47:42.64ID:lgY6uyLT
〈詠まれていないものも単純に「無い」。〉とは書いたが、
ただし、「もみぢ」という文字はあるし、朗詠すればモミジという音声も生じる。
だから、三島由紀夫のほうは、詠まれていないとはいっても、全然何もないわけではない。
しかし、蓮實重彦の「階段がない」ほうは、階段がまったく映っていないのだから、
「全然なにもない」にもかかわらず、それについて語ってしまっているわけだ。
その点では、蓮實重彦のほうが、三島由紀夫よりも「意味という病」の根が深かった、といえるかもしれない。
909吾輩は名無しである
垢版 |
2024/09/12(木) 20:58:38.00ID:e4hCKWQW
>>906
お父ちゃんがまだ元気で映画を撮っているのは嬉しいことだが、割と出来に波がある人だから
910吾輩は名無しである
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2024/09/14(土) 11:38:45.16ID:pJlP4z+J
蓮實さんの批評テマティスムが一番読んでてつまらんな
蓮實虫の皆さんはやっぱり必死にテーマを見つけようと映画見てるんでしょうか?w
911吾輩は名無しである
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2024/09/15(日) 16:03:25.32ID:DVyV0hkR
>>910
今どきそんなやついないと思うが決め付け方がすごいなw 蓮實に味方する訳ではないが悪意とコンプレックスしか感じ取れなくて微笑ましい。そもそも蓮實自身どんなテーマを見つけようとしているのかキチンと説明出来るのか?
912吾輩は名無しである
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2024/09/15(日) 16:33:49.45ID:FHJzDU8p
宮台:学園闘争が終わりかけた1969年に創刊された映画批評誌『シネマ69』に、山田宏一さんなどと一緒に蓮實さんがメインライターを務めていました。彼がそこで、鈴木清順の『殺しの烙印』(1969年)というお蔵入り映画を、新左翼的な上映運動としてでなく、映画の形式として全面擁護できるという文章を書きました。蓮實さんの批評に接した最初です。高校生だから多分74年でした。

 主人公の殺し屋(宍戸讓)は、炊飯器の蒸気を愛し、アドバルーンに乗って逃走し、配管を下から上に撃ち抜いて標的を殺し、殺し屋ナンバー3としてナンバー1を目指す。宍戸讓自身が日活ニューヒーローとして下から上を目指してきたけど果たせなかった。蓮實さんは、御自身のヒッチコック批評と似た形式だけど、「物語のモチーフから映像のモチーフまで全てが『上への志向』に満ちている」と書いた。

 嘘つけと思ったけど(笑)、言われてみるとそうなの。そこから先、僕の実存批評なら「上への志向とその挫折」の同時代的な体験質を論じるけど、むろん蓮實さんはそこに行かず、上への志向が反復されるのが『殺しの烙印』の享楽の肝だと言い続けます。内容ではなく形式こそが享楽の源だと言うんです。音楽もそうだけど、形式が気持ち良ければ何度でもアクセスするのは確かです。
913吾輩は名無しである
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2024/09/15(日) 16:40:40.05ID:DVyV0hkR
>>912
宮代の意見じゃなくてあなたの見方が大事なんだけど
914吾輩は名無しである
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2024/09/15(日) 19:01:49.63ID:7diZBp7H
>>912
なぜ宍戸「讓」なの?
915吾輩は名無しである
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2024/09/15(日) 21:16:09.24ID:kN5mxyav
https://realsound.jp/movie/2021/07/post-811418.html/amp

荘子it:そうなんです。蓮實の批評はすごく音楽批評に近いところがあって。もちろんそこに実存批評をねじ込むことは全然できるけれど、一般的な批評のセオリーはどちらかというと、表層批評(どんな音が鳴っているか)なわけですよ。「映画を音楽のように観る」という意味で、素直に共感するところがありました。

宮台:僕は大学1年から3年まで、東大と立教の両方の蓮實ゼミに顔を出していましたが、蓮實さんは分かりやすく言うと「それを撮るなら別の撮りようがあるだろう」ということに反応する人です。それも音楽批評的だけど、蓮實さんの影響を受けて映画を観ると、物語を追跡する気力すらなくなるほど「お前その撮り方はないだろう」と思いっきりツッコミながら観てしまうことになりがちなんです(笑)。

 他の選択肢があるのに、なぜ、その角度から、その距離から撮るのか。なぜ、ティルト[縦ふり]するのか、パン[横ふり]するのか。なぜそこでスローモーションを使うのか、ちゃんと説明責任を果たせよな、と。それはまぁ、映像的記憶が豊かな者による嫌がらせ的な観方だとも言えます(笑)。むろん映画なんてどう見てもいいことを自覚した上で、彼は自覚的にやっていました。
916吾輩は名無しである
垢版 |
2024/09/15(日) 21:18:22.54ID:kN5mxyav
荘子it:原理がないところに無理やり記号論を持ち込むようなもので、どうとでも使えるわけですよね。おそらく蓮實さんは自覚的に、自分の褒めたい映画を褒めるためにその技を使っただけで。その手法自体は手段でしかないから、それだけを真似てもしょうがない。なのに、最近のTwitterのシネフィルとかは140字で「フィンチャーの新作を観てきたが、カメラの動きが微妙だったので30分で帰った」みたいなことを呟くような、バカらしいことになっていて(笑)。

宮台:その点、蓮實さんがすごいのは「ならば、どう撮るべきだったのか」という価値観がいつもはっきりしていることです。それは、小さい時から映画館に入り浸るという淀川長治さんと同じような生活を送る中で培われた、映像的ボキャブラリーのなせるワザです。コード進行のイディオムと同じです。だからこそ、意地悪な言い方をすると、ある程度の映画体験があれば、蓮實の真似をするのは簡単で、だからエピゴーネンだらけになります。

 それは、小説や批評における表現の選択肢と比較すると、映画のカメラの動きのパターンが極度に限られることに由来します。だから映画史的な映像記憶が意味を持つことになるわけです。他方、僕が新たに注目したのが世界体験のパターンです。むろん映画に限らず、小説、漫画、哲学、歌など全表現に見出せます。だから映画としての固有表現には原則として注目しないのです。

 具体的には、記号論的分析とは違い、隠喩と換喩が織り成す、表現者が必ずしも自覚しない「神話的思考」の分析を使います。だから「世界観」と言っても「世界体験の体験質」の順列組み合わせが問題になります。一口でいえば、蓮實さんが映像パターンの引き出しをベースにするのに対し、僕は体験質パターンの引き出しをベースにするわけです。

 映像パターンが、数え上げられる程度に限られているのと同じように、体験質パターンも、所詮は数え上げられる程度に限られています。その限られた体験質のパターンをどう組み合わせて世界体験を構成しているのかを記述するのが「実存批評」です。抽象化して眺めれば、蓮實さんと実践の形式は似ていますが、何に注目して実践するかが違うという感じかもしれません。
917吾輩は名無しである
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2024/09/15(日) 21:51:36.33ID:DVyV0hkR
だからもい引用はいいよ。自分の意見を聞かせてくれないか
918吾輩は名無しである
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2024/09/16(月) 06:49:33.49ID:g62WXSzz
蓮實の映画評論スタイルが記号論的なロジックを使って(間違った意味で)確信犯的に進めるなんて流して読めばいいのにこのスレにいる反蓮實の住人は他の人の言説をわざわざ引用してまで否定にかかるから読んでいて滑稽だ。蓮實のやり方なんてもう皆んな知っているのに今更自分が発見したかのように指摘する

例えばクリント・イーストウッドの映画『マディソン郡の橋』『ミリオンダラー・ベイビー』『許されざる者』の「顔」の話などいつもの蓮實の表徴的シンボルのケムに巻くやり方でそれを読んで映画見ながら「顔」ばっかり見るような人はいないだろうに
919吾輩は名無しである
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2024/09/16(月) 07:22:27.49ID:ZOdRRIvF
鬼面人を驚かす、つまらん、流して読め、と蓮實先生のテマティスムも酷い言われようだねw
920吾輩は名無しである
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2024/09/16(月) 07:39:51.86ID:g62WXSzz
>>919
俺は流して読めとしか言ってないぞw
(別につまらない訳ではない)
921吾輩は名無しである
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2024/09/16(月) 07:42:25.22ID:g62WXSzz
俺は蓮實に文句は全くない。文句は他人の言説を引用することでしか何も言えない輩たちにだ
922吾輩は名無しである
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2024/09/16(月) 14:55:12.87ID:Ad+lgmTy
蓮実が時代に合わなくなったのは箇条書きマジックの仕掛けがバレてしまった時だね
あれは信者も養護できない
923吾輩は名無しである
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2024/09/16(月) 18:15:27.35ID:g62WXSzz
>>922
そういうあなたも信者の(だったの過去形かも)一人ですか?
924吾輩は名無しである
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2024/09/16(月) 18:47:11.04ID:ife6jyZd
ショットとは何か?
全てである!
925吾輩は名無しである
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2024/09/16(月) 19:43:34.60ID:g62WXSzz
私の血はショットで出来ている(by 蓮實)

ショット史上主義にはついていけないしシナリオを含めて映画を構成する他の要素を全て否定する見方にはついていけないが、確かにショットが素晴らしい映画を見ると映画を見ているという実感と喜びに浸れることも事実だ。牧野がスジに次いでヌケを二番目に置いた理由がよく分かる
926吾輩は名無しである
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2024/09/16(月) 21:15:27.87ID:Ad+lgmTy
>>923
私は野村克也信者だったので草野進に反発したお陰で蓮実から距離を保てた。
蓮実のユーモアセンスは高く評価している。
927吾輩は名無しである
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2024/09/16(月) 21:43:15.82ID:A21UmlMu
https://youtube.com/watch?v=RL2OuV2UhiU
928吾輩は名無しである
垢版 |
2024/09/16(月) 21:44:00.68ID:A21UmlMu
https://youtube.com/watch?v=-1o0NAJgS6U
929吾輩は名無しである
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2024/09/16(月) 21:44:34.58ID:A21UmlMu
https://youtube.com/watch?v=jQpphcOaDYY
930吾輩は名無しである
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2024/09/17(火) 09:42:57.96ID:7OAxeWwk
なんなんだよ山田杏奈ってw
趣味悪いなw
931吾輩は名無しである
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2024/09/17(火) 18:25:08.43ID:MqERiHWb
https://m.youtube.com/watch%3Fv%3DWF8SJL4lNxo&ved=2ahUKEwiXr4_-08mIAxUKa_UHHVivJW4Qo7QBegQIERAE&usg=AOvVaw1SezdmheZj5Hyy9htJSgD2
932吾輩は名無しである
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2024/09/17(火) 20:48:12.05ID:PIGjib8T
ABCアシッド映画館の板井昭浩
「昔の映画ばかり語る人がいますけど、我々は今の映画を語りましょう。」
なおこのラジオ番組は姉妹番組サイキック青年団同様に突然打ち切られた。
933吾輩は名無しである
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2024/09/18(水) 14:31:54.37ID:90A4Ykj9
いまの映画を語ろうにも、日本映画に関して言えば、
どうしようもなさずぎて、語りようがないだろう。
934吾輩は名無しである
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2024/09/18(水) 14:34:26.40ID:90A4Ykj9
たとえば、黒沢清監督作品や青山監督作品のすばらしいショットというのは、
どういうものがあるの。
ネット上でみることのできる動画があるようだったら、
それをおしえてしてください。
935吾輩は名無しである
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2024/09/18(水) 14:51:49.86ID:90A4Ykj9
The Travelling Players (O Thiasos) - Film by Theo Angelopoulos

わたしとしては、劇映画のなかで、
↑がもっともすばらしいショットに充ちた作品の一つだと思う。
また、「社会と文化という概念」(蓮實)もひじょうに示唆を与えるし、
ギリシア悲劇をもとにした物語の構成も卓越している。
こういう作品と自分の教え子の作品とを
同等みたいに並べて見せるようなところだ。

よくあるパターンでは、固有名の羅列の中で、
クリント・イーストウッドと黒沢清、とか平気で並べますから。
黒沢明ならばまだしも、黒沢清ということはないだろう。
味噌もくそもいっしょくた、冗談だろうとしかいえないだろう
936吾輩は名無しである
垢版 |
2024/09/18(水) 14:52:37.11ID:90A4Ykj9
×「社会と文化という概念」(蓮實)も
〇「社会と文化という概念」(蓮實)にも
937吾輩は名無しである
垢版 |
2024/09/18(水) 15:02:50.80ID:90A4Ykj9
The Travelling Players^ O thiasos 1975

これで検索すれば英語字幕のフルムービーが出ます。
938吾輩は名無しである
垢版 |
2024/09/18(水) 16:29:03.09ID:90A4Ykj9
×こういう作品と自分の教え子の作品とを同等みたいに並べて見せるようなところだ。

〇蓮實重彦が変なのは、こういう作品と自分の教え子の作品とを同等みたいに並べて見せるようなところだ。
939吾輩は名無しである
垢版 |
2024/09/18(水) 19:36:47.04ID:RXfUdlBR
>>935
まあクリント・イーストウッドはないわな
940吾輩は名無しである
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2024/09/18(水) 19:49:33.60ID:RXfUdlBR
>>933
洋画はいいのあるのか?
941吾輩は名無しである
垢版 |
2024/09/18(水) 20:42:15.26ID:3R4gdRTK
>>935
アンゲロプロスは溝口健二フォロワーだったが、
黒澤明と溝口健二はどっちが上だと思っているんです?
ゴダールやトリュフォーにベルトルッチ、
さらにエリック・ロメールやジャック・リベット等は
黒澤明より溝口健二の方が圧倒的に上、
という評価だったですよねえ
942吾輩は名無しである
垢版 |
2024/09/18(水) 20:48:23.55ID:3R4gdRTK
黒澤明はかつて日本で興行的に人気が大変あった
スピルバーグやコッポラ等が
過剰に持ち上げたためもあって、
過大評価されてきたと言われているのは事実なのでは?
943吾輩は名無しである
垢版 |
2024/09/18(水) 21:11:28.39ID:3R4gdRTK
日本だけではなく、
世界的なスピルバーグバブルと言った方が妥当なんでしょうが。
ちなみに黒澤明を高く評価していたらしい、
溝口健二命の淀川長治さんも
当然?溝口健二の方が遥かに上という評価でしたよねえ。
944吾輩は名無しである
垢版 |
2024/09/18(水) 21:15:35.04ID:3R4gdRTK
スピルバーグはかつてのような興行価値は
世界的に喪失しているので、
映画視聴者の世代交代ともに黒澤明の評価も
小津溝口成瀬以下の評価に
落ちていくのは避けられないと思うけどなあ
レス数が900を超えています。1000を超えると表示できなくなるよ。
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