紀州【中上健次】熊野 2

0001P ◆8LHzvOF7F2 2022/06/02(木) 01:54:04.11ID:UXThJj2A
落ちてる様だから立てた。
語るぞ

前スレ
紀州【中上健次】熊野
https://mevius.5ch.net/test/read.cgi/book/1405475867/

0356吾輩は名無しである2023/06/11(日) 09:26:10.27ID:Rf0Habw3
純文学は売れない作家がほとんどで、死後50年以上経っても売れているのは太宰と三島くらい
文学の価値は大衆が本を買うかどうかではなく、研究者の論文が出続けること
中上健次に関しては昨年『中上健次論』が出て、話題になった

0357吾輩は名無しである2023/06/11(日) 12:10:19.73ID:64SLGNBG
芥川とか漱石とか
ていうか死後50年だったら
エンタの方がみんな消えてる

0358青木康善2023/06/11(日) 13:22:07.36ID:WLW5BeRT
好きな作家さんのスレは良いなあ。三島由紀夫は過剰評価されすぎだしな。三島由紀夫賞だったら断るわ。外人受け良すぎるだろ三島由紀夫って。中上けんじさんは海外でも有名なの?

0359吾輩は名無しである2023/06/11(日) 18:18:58.87ID:Rf0Habw3
中上はあまり英訳されていないから海外では無名だ
外国人にはあまり魅力がないのかな

0360青木康善2023/06/11(日) 18:39:22.41ID:TyHMJaX9
眠りの日々、が読みたいな。

0361吾輩は名無しである2023/06/13(火) 08:15:02.66ID:8OW5y167
>>357
エンタメ小説は同時代に売れても結局後世に残らない
国語便覧の文学史を見てもエンタメは入っていない
娯楽として一時の退屈しのぎになるだけで、
それ以上の価値はないのがエンタメ
岩波文庫の緑にエンタメは入らない

0362吾輩は名無しである2023/06/13(火) 18:44:45.67ID:htvoZtgu

0363青木康善2023/06/14(水) 11:54:09.86ID:eMBcyXJu
iBooksで買います全集。教えてくださり、感謝します。

0364青木康善2023/06/14(水) 11:55:24.37ID:eMBcyXJu
46歳か。。。悲しい。今生きていたら、中上さんはどのように書くだろうかな?

0365吾輩は名無しである2023/06/14(水) 13:31:03.62ID:Stgpq6aE
紀州のドンファン事件をモチーフにして何か書いてほしい

0366吾輩は名無しである2023/06/16(金) 00:43:58.08ID:/8e8Q55j
生前は
大逆事件を書きたいと言っていた
書きたいがまだ力が足りないと
大石誠之助への言及も度々あったし
関心は続いていたんだろうけど
書けないまま死んだ

0367吾輩は名無しである2023/06/16(金) 08:37:27.44ID:OjhRDgAk
>>349
確かに佐藤正午が岩波文庫的というのに入っているが、
緑に中上が入ったというのが重要だ
古典になったということだから

0368吾輩は名無しである2023/06/16(金) 09:14:06.69ID:OjhRDgAk
>>366
秋幸という名前は大逆事件で処刑された幸徳秋水から取っている

0369青木康善2023/06/16(金) 20:23:46.81ID:4l2um/hK
来月iBooksで全集を一つ買います。

0370吾輩は名無しである2023/06/17(土) 07:56:14.50ID:bdU1FjlF
岩波文庫の帯の文、何だかなーという印象
宮沢賢治みたいじゃないか
同じケンジだけどw

0371吾輩は名無しである2023/06/17(土) 08:41:23.29ID:psLXevnY
肯定するにしても否定するにしても
中上の危うい部分は消去されていくことで
こうやって岩波に入ったりしていく

0372吾輩は名無しである2023/06/18(日) 08:01:18.77ID:0mFrJ1DO
岩波文庫収録の10作はすでに持っているが、記念すべき岩波文庫第1作であり、
カバー写真とか編者の解説の点から、この文庫を入手した
道籏は『千年の愉楽』を中上の最高傑作と捉えているのが分かった

0373吾輩は名無しである2023/06/18(日) 14:48:41.77ID:Fn3rt5sp
そうやって消毒されていく

0374吾輩は名無しである2023/06/19(月) 00:41:29.51ID:YHyngIaF
消費

0375吾輩は名無しである2023/06/22(木) 07:51:55.73ID:tqrMntyK
岩波文庫の短篇集、売れ行き好調のようで、東京堂書店では文庫1位らしい
長編『鳳仙花』がいま文庫が出ていないので、同文庫から出せばいい
中上の母をモデルにした女の一生ものだから、岩波にふさわしい
『讃歌』は全編性描写だから、無理だろうが

0376吾輩は名無しである2023/06/24(土) 09:30:16.47ID:tbsqZ/FQ
四方田犬彦が今夏熊野大学で中上健次とパゾリーニを講演する
パゾリーニは父殺しのギリシャ悲劇『オイディプス王』を映画化した
邦題「アポロンの地獄」、1969年キネ旬ベストワン(しかもダントツ)
中上の『地の果て 至上の時』はこのギリシャ悲劇を現代に換骨奪胎したものだ

0377吾輩は名無しである2023/06/24(土) 15:37:23.22ID:f86N9uxr
中上健次なんて秋元松代の作品の盗作ヤローだろw
いい加減で熊野大学なんて廃止しろw

0378吾輩は名無しである2023/06/24(土) 18:43:42.49ID:thptq4qq
三島の次は中上が岩波かぁ。

0379吾輩は名無しである2023/06/24(土) 19:13:45.11ID:z2/Bjql/
父親がまるで我が子の息子であるように振る舞い出す

0380吾輩は名無しである2023/06/24(土) 20:42:52.63ID:f86N9uxr
被差別部落出身のライターは必ず中上健次に言及しなければならないみたいな、踏み絵的習慣は捨て去るべきだろ。
中上自身が差別観を固定化してしまってる現状がある。
むしろ、個人的な差異として、そのまま個性を認め合う方向に行くべき。
最近の人類学で流行のontological turnがそうだと聞いてるが。

0381吾輩は名無しである2023/06/25(日) 06:53:45.28ID:Ll4RKE2P
>>378
大江と安岡の短篇集も岩波文庫の緑に入っている
三島の短篇集も出せばいいのにな

0382吾輩は名無しである2023/06/25(日) 07:24:08.05ID:qPjBu0jB
岩波文庫のステルス・マーケティングを止めてくれ。
朝日新聞の恥ずかしさ満載の柄谷押しも岩波のステマもみっともなさでは甲乙つけがたい。

0383吾輩は名無しである2023/06/25(日) 08:53:31.12ID:qPjBu0jB
中上の売り物であるはずの物質性など嘘も甚だしい。
彼の作品の多くの元ネタが秋元松代や石川淳であることは明白であり、それが盗作と言わないまでも、中上のどうしようもない表象的文化への埋没であると指摘しておこう。

0384吾輩は名無しである2023/06/25(日) 08:57:56.70ID:Ll4RKE2P
はいはい、妄想も大概にな
お大事に

0385吾輩は名無しである2023/06/25(日) 11:25:16.95ID:qPjBu0jB
>>384
妄想じゃなくて、柄谷への挑発だが。

韻踏み夫の絓秀実論を読んだが、絓秀実の作品を俺は読んでないので、韻踏み夫の引用がどうとも判断できないが、
ブランショの「明かしえぬ共同体」の最も?大切な要素であるimpersonalな関係を見落としてる点で駄目だろ。
これは絓秀実や柄谷のナムに致命的に欠けていたこと。無論、チンケな絓秀実のコネを当てにする森脇その他がmpersonalityに
欠けることは言うまでもない。

0386死廃神酔天魔法狂廃遊舞鬼神龍騎禅軍呪妖幻術医国文師悪魔召喚居士2023/06/25(日) 11:39:42.09ID:LCY2/ZO3
明石N協同体Mじゃねえ。

0387吾輩は名無しである2023/06/28(水) 08:02:20.32ID:VS4imBc9
四方田犬彦が今夏熊野大学で「中上健次とパゾリーニ」を講演する
彼は二人の評論本をそれぞれ書いている
パゾリーニは父殺しのギリシャ悲劇『オイディプス王』を映画化した
邦題名「アポロンの地獄」で、1969年キネ旬ベストワン
中上の『地の果て 至上の時』はソポクレスを換骨奪胎した現代版だ

0388吾輩は名無しである2023/06/28(水) 19:45:30.97ID:ROcWFaga
中上は他人の作品を換骨堕胎ばかりしてるな。

0389吾輩は名無しである2023/06/29(木) 08:27:47.12ID:nIBrxBBS
20世紀文学とはそういうものだ
ジョイス『ユリシーズ』はホメロス『オデュッセイア』
ナボコフ『ロリータ』はポー『アナベル・リイ』
大江健三郎『人生の親戚』はバルザック『村の司祭』

0390吾輩は名無しである2023/06/30(金) 19:21:01.11ID:YLSzhqwO
>>389
>>20世紀文学とはそういうものだ

俺は中上は換骨堕胎「ばかり」してるなと言ったんだが、正直、そこまで徹底して主張した訳じゃないが。
「20世紀文学とはそういうものだ」とか、あまり背伸びしない方がww

0391青木康善2023/07/09(日) 20:40:19.93ID:TeDPQ/0F
19歳の地図だよなやっぱり。

0392吾輩は名無しである2023/07/10(月) 00:41:18.20ID:Omgp3s/d
出来レースみたいでだめ

0393青木康善2023/07/10(月) 14:25:00.51ID:mZ/eDnxP
19歳の地図、英単語暗記カードを捨てて、肉体労働ばかりしている中上さん。アカの兄。

0394吾輩は名無しである2023/08/13(日) 09:34:29.25ID:/+EON4uu
熊野大学での四方田犬彦の講演がどうだったか
情報がまったく出ていないのは何故なのか

0395吾輩は名無しである2023/09/30(土) 22:18:27.64ID:QZe/Ijsm
またかよ、本当に…

0396吾輩は名無しである2023/11/26(日) 15:31:10.70ID:091gbKZY

0397吾輩は名無しである2024/04/02(火) 15:04:25.01ID:1jt4Hv7E
中上健次のCD出版に際し、文芸誌の編集者の話しが語られています。一部分を省略して、転載しました。
中上を、同人誌「文芸首都」で知った。粗削りながらも、若者らしい力と、新しさを感じた。
文芸誌への執筆依頼の件で会いたいと書いたハガキを握りしめて、中上は受付へ現れた。出版社を訪ねるのも、編集者に会うのも初めてだった。
躊躇なく、袖口のほころびたセーター姿の若者を、サロンに入れた事は、問題になった。上司から、サロンは若者のたまり場ではないと注意された。詩を依頼した事を告げ、上司に言い返した。
予備校生と言ったが、その頃は学校に行かず、フーテンをしていた。
あなたが声を掛けてくれなければ、永山則夫のようになっていた。境遇が似ている、とも言っていた。二人は、新宿の同じジャズ喫茶にたむろしていたのだった。
「この世界は公平で、作品が全て」と言った時から、中上は一層深く、自分を慕うようになった。3歳違いの兄弟のようになった。
「岬」で芥川賞を受賞した。戦後生まれでは初めてで、29歳だった。当時、羽田空港で、肉体労働をしていた。
夜、記者会見場である新橋の第一ホテルに現れた中上は泥酔していたが、私の姿を見ると駆け寄ってきた。私の胸に顔を当て、ひとしきり泣きじゃくった後、小さな声で「あなたが、初めて俺を人間扱いしてくれた」と言った。
中上健次さんは、46歳の時、腎臓がんで、帰らぬ人となりました。

0398吾輩は名無しである2024/04/02(火) 16:54:23.23ID:5st9xyJP
宇多田ヒカルは、中上作品について「日本の小説ではないみたい」と言った。
これは作品の構成の仕方が、欧米文学的だということだと思う。
中上という人は、日本文学においては、一、二の知的作家なのであって、
お涙頂戴みたいな人ではない。これは柄谷行人、浅田彰も言っていることである。
中上を世に出した、という自負をもつらしい編集者の、おそらく平々凡々たる生育環境のなかのありふれたことしか身をもって知らないであろう人物の、
あたかも「社会的弱者」をいたわるかのような、
上から目線、というか、バカさ加減には気色悪くて耐えがたいものがあるな。
死人に口なしなので、なんとでもいえる、ということなのだろう。

0399吾輩は名無しである2024/04/02(火) 17:01:22.16ID:5st9xyJP
ちなみに、蓮實重彦の説話批判というのは、重点の置き方が間違っていると思う。
たとえば、三島由紀夫の作品の多くは、その内容は説話的であるが、その構成は小説的である。
日本の小説は、内容において説話的でないようにしていても、構成においては説話的なものがほとんどだと思う。
蓮實重彦は、「意味」を批判しながら、
自分自身はあんがい「意味という病」にとらわれていたということだろう。

0400吾輩は名無しである2024/04/02(火) 17:07:30.12ID:5st9xyJP
日本文学、というか、マスコミ商売の何がダメかといえば、九割がたの一生涯学生サークル活動の延長をやっていたい人たちが、
組織内の人間として権限を持っていることだろう。その種の連中の農協の職員みたいな体質があらたまらないかぎり、寂滅するしかないであろう。

0401吾輩は名無しである2024/04/02(火) 17:27:11.17ID:9mP0DaAw
>>399
批判の正否はとっくに問題じゃないんだよ
誰についていきたいと思わせるかってだけ
蓮實はそこが上手だった

0402吾輩は名無しである2024/04/02(火) 20:47:54.26ID:iy0pFTpp
『地の果て 至上の時』の素晴らしさが分からない文芸評論家はダメだ
江藤淳、吉本隆明、川村二郎、蓮實重彦、誰も褒めなかった

0403吾輩は名無しである2024/04/02(火) 22:08:23.06ID:wSLhYHZG
中上の「浮島」での坂を下る時のキンマの描写は間違いで、キンマは上から引っ張りながら、ゆっくり降ろしていた。

0404吾輩は名無しである2024/04/04(木) 16:50:47.84ID:z35jYmjK
>>397
とてもいい話だね。
中上は後年はやたらと大家ぶっていたし、海外在住が長くなるにつれ、日本文芸のエトスとして評論家に担がれた感ある
今にいたっては奇妙に伝説化されてるとまで言える
しかし原点はそこなんだよね

0405吾輩は名無しである2024/04/04(木) 19:51:34.46ID:9WVpQuw9
そうだろうね
>>398みたいなのが80年代以降増えすぎたことによって
本来の書き方を改めざるを得なくなったということだろう

0406吾輩は名無しである2024/04/19(金) 21:25:29.83ID:m7T+G+Xu
中上健次なんか同作家だから、高卒なのにあれだけ出世したのにね。社会弱者の同作家。
家は建設会社で社長の御曹司。金持のぼんぼん。中上健次の悪口は熊野の路地で01、2年ころいろいろ聞いたよ。
同利権、パチンコ利権、食肉利権。ぜんぶいわゆる「差別」と結びついている。創価利権も

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