>>478
離島には確かに兵站という重要課題があるが外征とは距離が全く違うぞ
兵站を考える上で距離は非常に重要なファクター

帝国海軍が強行して大失敗した(そして敗戦への坂を一気に転げ落ちる直接の引き金になった)ガダルカナルへの基地建設に
帝国陸軍が最後まで反対していた理由は補給路が長すぎて兵站が実質的に不可能になるからだ

沖縄本島は日本の支配下という大前提で考えるならば、尖閣も含めて他の南西諸島防衛に必要な兵站のためのコスト・戦略資源は
外征に匹敵すると呼べるほど大袈裟なものではない(外征と比較するならば、高々、台湾遠征かそれ以下)

何よりも外征の場合は陸上部隊の頭上に味方航空戦力の傘をさしかけて恒常的な航空優勢を握るためには
アメリカが常に行っているように大型の航空母艦を基幹とする空母打撃群を複数展開したり
我が国領土外つまり他国の領土で外征先に近いエリアに空軍(それも戦闘機などの正面兵力)を派遣できる航空基地を確保することが不可欠

これが南西諸島防衛ならば沖縄本島からの空自の傘で十分で空母打撃群なんて代物は不要だし日本の領土外の基地借り上げも不要

また>>479が的確に指摘している通り、外征でなく自国島嶼の防衛戦ならば民衆を制圧して治安維持するために兵力を割く必要は実質的にない