既存機改修がなくなったとしたら、新規開発しか選択肢はない。
ここまでは誰もが納得するところ。

で、問題は、国内主導開発なのか国際共同開発なのか。
(ここで言う国際共同開発とは、他国の戦闘機開発に参加する形式。
 国内主導開発に海外メーカーが参入するパターンは、国内主導開発に含める)

仮に国内主導開発を選択しないとなると、日本が参画可能な海外の戦闘機開発計画が
既に存在していなければならない。可能性があるのは3つ。
1.米のPCA
2.独仏共同開発
3.英のテンペスト

1.は米単独で行うだろうから参加は無理。そもそも防衛省の求めるF-3像とは異なる。
2.はまだペーパープランな上、実現時期は2040年頃。仕様もF-3とは合わない。
3.はまだこれからどうするか検討する段階で、日本の参画する余地はあるかもしれない。
  しかし、英が主導権を握る形になるのは明白で、日本側の仕様や技術要素を
  採用してもらえる余地は非常に少ない。実現時期も2040年前後となるので間に合わない。

消去法でいくと、どう考えても残るのは国内主導開発しか道はない。
あとは海外メーカーにどの程度協力を依頼するのか、というサジ加減のみとなる。
(もちろん、日本側にコスト面や技術面でメリットがあればの話だが)

ちなみに、何もせず先延ばしするのが最悪の選択。先延ばしして良いことがひとつもない。