F35A(空自サイトより:編集部)
この件は財務省が随分と頑張っているようです。
はっきり申し上げて、頭がオカシイとしか思えない。42機中たった38機を組み立て生産しても、調達コストが上がるだけです。
取らぬ狸の皮算用だった国内企業のコンポーネントの製造も三菱重工始めやるきがなく、一部の部品は製造するもいまだ空自用の機体には使用されていません。

技術移転もなく、単にわざわざ高くして調達している。
まるで準禁治産者。生活保護費がでるとカネを掴んでパチンコ屋や立ち飲み屋に駆け込む無職のおとっつぁんみたいのなものです。
そりゃ、F-15Jも共食い整備するようになりますよ。

これまで投下した初度費は以下のとおりです。

2015年度  177億円
2014年度  425億円
2013年度  830億円

合計1432億円掛かっています。既にご案内のとおり、「初度費」は本当の意味での初度費ではなく、延々と払い続けることができます。
ですが現段階の金額を38機の国内生産分で頭割りすると、1機あたり約38億円、調達単価が150億円とするならば、実際の調達単価は190億円となります。
しかもLM社の駐在員の一人あたり数千万円のコストもかかっています。

既に払った初度費はしょうがないにしても、これから調達する既存の計画の機体及び、20機の追加調達する機体を輸入に切り替えれば1500億円以上は浮くでしょう。
これ当初から輸入だったら3000億円程度の節約になったはずです。一体誰が払った金だとおもっているんでしょうか。

ああ、もったいない。3000億円もあったら貧困対策とか、国の借金の返済に使えばよかった。

しかもアメリカがリリースしないF-22という米空軍と同じおもちゃがほしいとゴネて、7年も調達を送らせて、その間F-4EJ改を使い続ける羽目になって、防空能力は大きく低下するというおまけ付きです。

しかも導入したE-2DからCECをわざわざ取り外してこれまた値段を上げて調達し、今後はそれをつけて既に発注した機体にもまたコストを掛けて装備するようです。
これだけ見るとコントみたいですが、全部我々の税金が浪費されており、悲劇意外の何物でもない。

いやあ、航空自衛隊って本当に優秀なんですね。涙がでそうです。

http://agora-web.jp/archives/2035622.html