カラマーゾフ以外の著作でも構いません、話しあいましょう。ドストエフスキー関連何でもあり。
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※前スレ
http://mevius.5ch.net/test/read.cgi/book/1518185331/
ドストエフスキーPart47 [無断転載禁止]
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1吾輩は名無しである
2018/08/11(土) 22:14:00.62ID:GHm8APN9400吾輩は名無しである
2018/11/02(金) 23:22:57.74ID:V+HQE2qS …ところで、そこにいたいま一つの偉大な存在、つまりイエスの母の偉大な魂は、そのとき彼が降って来たのも、あながち恐ろしい大功業の為ばかりでない、ということを見抜いたのだ。
自分の貧しい婚礼に愛想よく彼を招いた無知な、とはいえ正直な人々の純朴な罪のない楽しみも、彼の胸に感動を与えられるということを、イエスの母は見抜いたのだ。
自分の貧しい婚礼に愛想よく彼を招いた無知な、とはいえ正直な人々の純朴な罪のない楽しみも、彼の胸に感動を与えられるということを、イエスの母は見抜いたのだ。
401吾輩は名無しである
2018/11/02(金) 23:24:07.33ID:V+HQE2qS 「わが時はいまだ至らず」と彼は静かなほほ笑みを浮かべながら言っ
た(きっとつつましい微笑みを母に示したに違いない)……実際、彼
は貧しき人々の婚礼の席で、ぶどう酒をふやすために地上へ降ったの
ではあるまい。しかし、彼は喜んで母の乞いを容れたではないか…
…ああ、また読んでいらっしゃる。』
----------------------------------------
(我)ミーチャの「餓鬼の夢」に通じていますね。
青年期に深く信仰と思索にとりくんで自分を構築したひとは、ぜったいに
人生の堕落のふちにハマることはない。生涯消えることなき、幸福と善の基盤ができあがる。いったんは負けても、かならずそこから立ち上がる。
だから、カラマーゾフを 読むだけ でとめてはいけない。
青年は読書を通じて「なにが正しい生き方か」を思索し、自分の人生そのものとしていくべきだ。
た(きっとつつましい微笑みを母に示したに違いない)……実際、彼
は貧しき人々の婚礼の席で、ぶどう酒をふやすために地上へ降ったの
ではあるまい。しかし、彼は喜んで母の乞いを容れたではないか…
…ああ、また読んでいらっしゃる。』
----------------------------------------
(我)ミーチャの「餓鬼の夢」に通じていますね。
青年期に深く信仰と思索にとりくんで自分を構築したひとは、ぜったいに
人生の堕落のふちにハマることはない。生涯消えることなき、幸福と善の基盤ができあがる。いったんは負けても、かならずそこから立ち上がる。
だから、カラマーゾフを 読むだけ でとめてはいけない。
青年は読書を通じて「なにが正しい生き方か」を思索し、自分の人生そのものとしていくべきだ。
402吾輩は名無しである
2018/11/02(金) 23:32:13.50ID:V+HQE2qS > 『せよ……そうだ、喜びを作らなきゃならない。だれか知らんが、貧しい、非常に貧しい人の喜びを作らなきゃならない……それはもう婚礼にぶどう酒がたりないといえば、むろん貧しい人に決まっている…
>
> …歴史家の説によると、ゲネサレ湖の周囲とその付近一体にわたって、想像も及ばないような貧しい部落があったそうだ…
----------------------------
アレクセイは真剣に聖書を学び、師の教えをひとことも聞き漏らすまいと
夢中で努力してきた。
だから夢へとまどろむなかで、このような想念が浮かんできたのだ。
非常に貧しい人の喜びを作らなきゃならない…!と。
そもそも青年が宗教に生きるのはご利益のためではない。
おのが使命を知り、なんのために生まれてきて、世界のなかで どういう役目を果たすのか?そのために宗教が必要だったのだ。
だから、自分のいのちを犠牲に供したいと夢想するのだ。
ぼくたちもまた「自分の使命」をなんとしても果たさねばならぬ。
>
> …歴史家の説によると、ゲネサレ湖の周囲とその付近一体にわたって、想像も及ばないような貧しい部落があったそうだ…
----------------------------
アレクセイは真剣に聖書を学び、師の教えをひとことも聞き漏らすまいと
夢中で努力してきた。
だから夢へとまどろむなかで、このような想念が浮かんできたのだ。
非常に貧しい人の喜びを作らなきゃならない…!と。
そもそも青年が宗教に生きるのはご利益のためではない。
おのが使命を知り、なんのために生まれてきて、世界のなかで どういう役目を果たすのか?そのために宗教が必要だったのだ。
だから、自分のいのちを犠牲に供したいと夢想するのだ。
ぼくたちもまた「自分の使命」をなんとしても果たさねばならぬ。
403吾輩は名無しである
2018/11/03(土) 02:39:52.85ID:8/HJLhfR404吾輩は名無しである
2018/11/07(水) 18:51:48.73ID:2aOH7SNG 岩波かちくまの「作家の日記」復刊しないかね。
405吾輩は名無しである
2018/11/08(木) 02:29:32.62ID:Y0ToiXKB >>404
それしかなくて自分はちくまの中古で揃えたよ
中古で尚且つコレクターとかいので、定価より高くなっているために結構出費したけど、文庫で読めるのは文庫好きとしては嬉しい
発刊されていない短編とかも書いてあるのでおススメです
それしかなくて自分はちくまの中古で揃えたよ
中古で尚且つコレクターとかいので、定価より高くなっているために結構出費したけど、文庫で読めるのは文庫好きとしては嬉しい
発刊されていない短編とかも書いてあるのでおススメです
406吾輩は名無しである
2018/11/08(木) 02:54:19.59ID:Y0ToiXKB407吾輩は名無しである
2018/11/08(木) 02:55:50.05ID:Y0ToiXKB 最近下がってるからあげとこっ
408吾輩は名無しである
2018/11/08(木) 19:05:47.26ID:PAzQe0Bu 「わが時はいまだ至らず」と彼は静かなほほ笑みを浮かべながら言っ
た(きっとつつましい微笑みを母に示したに違いない)……実際、彼
は貧しき人々の婚礼の席で、ぶどう酒をふやすために地上へ降ったの
ではあるまい。しかし、彼は喜んで母の乞いを容れたではないか…
…ああ、また読んでいらっしゃる。』
----------------------------------------
「イエス僕どもに水を甕に滿せよといひければ、彼ら口まで滿せり。
またこれをいま汲み取りて持ちゆき ふるまいをつかさどる者に与えよと
言いければ、彼らわたせり。
ふるまいをつかさどるもの酒に変わりし水を嘗めて、その何處より來りしを知らず。されど水を汲みし僕は知れり。ふるまいをつかさどるもの新郎(はなむこ)を呼びて、
彼に言いけるは、おほよそ人はまずよき酒をいだし、酒たけなわなるにおよびてあしき酒をいだすに、汝はよき酒を今まで留め置けり」
た(きっとつつましい微笑みを母に示したに違いない)……実際、彼
は貧しき人々の婚礼の席で、ぶどう酒をふやすために地上へ降ったの
ではあるまい。しかし、彼は喜んで母の乞いを容れたではないか…
…ああ、また読んでいらっしゃる。』
----------------------------------------
「イエス僕どもに水を甕に滿せよといひければ、彼ら口まで滿せり。
またこれをいま汲み取りて持ちゆき ふるまいをつかさどる者に与えよと
言いければ、彼らわたせり。
ふるまいをつかさどるもの酒に変わりし水を嘗めて、その何處より來りしを知らず。されど水を汲みし僕は知れり。ふるまいをつかさどるもの新郎(はなむこ)を呼びて、
彼に言いけるは、おほよそ人はまずよき酒をいだし、酒たけなわなるにおよびてあしき酒をいだすに、汝はよき酒を今まで留め置けり」
409吾輩は名無しである
2018/11/08(木) 19:15:27.97ID:PAzQe0Bu 『おや、これはどうしたことだ、これはどうしたことだ? なぜ部屋が広がり
出したのだろう……ああそうだ……これは婚礼だ、結婚式なのだ……むろんそ
うだとも。ほら、あそこに客人たちがいる、ほら、あそこに客人たちがいる、
ほらそこに新郎新婦が座っている。そうして群衆は楽しそうな様子をしてい
る、しかし...... ふるまいをつかさどる賢者はどこにいるのだろう? ところであ
れは誰だ? 誰だろう? また部屋が広がって来たぞ……あの大テーブルの陰
から立ち上がったのは誰だろう? え……一体あのお方がここにいらっしゃる
のかしらん? あのお方は棺の中にねていらっしゃったではないか……しか
し、やはりここにいらっしゃるのだ……立ち上がってから僕を見つけて、こち
らへ歩いておいでになる……ああ!』
出したのだろう……ああそうだ……これは婚礼だ、結婚式なのだ……むろんそ
うだとも。ほら、あそこに客人たちがいる、ほら、あそこに客人たちがいる、
ほらそこに新郎新婦が座っている。そうして群衆は楽しそうな様子をしてい
る、しかし...... ふるまいをつかさどる賢者はどこにいるのだろう? ところであ
れは誰だ? 誰だろう? また部屋が広がって来たぞ……あの大テーブルの陰
から立ち上がったのは誰だろう? え……一体あのお方がここにいらっしゃる
のかしらん? あのお方は棺の中にねていらっしゃったではないか……しか
し、やはりここにいらっしゃるのだ……立ち上がってから僕を見つけて、こち
らへ歩いておいでになる……ああ!』
410吾輩は名無しである
2018/11/08(木) 19:27:30.92ID:PAzQe0Bu そうだ、彼の方へ、彼の方をさしてその人は進んで来る。顔には
こじわのいっぱいある、やせた小柄な老人が、静かに喜ばしげに
笑っている。棺はもはやそこにはなかった。彼はゆうべ客人たち
を集めて、談話を交換した時と同じ着物をきている。顔ぜんたい
があかるい表情を帯び、眼はきらきらと輝いている。これはどう
いうわけだろう。きっとこの人もふるまいに呼ばれたに相違ない、
ガリラヤのカナの婚えんに招かれたに相違ない……
こじわのいっぱいある、やせた小柄な老人が、静かに喜ばしげに
笑っている。棺はもはやそこにはなかった。彼はゆうべ客人たち
を集めて、談話を交換した時と同じ着物をきている。顔ぜんたい
があかるい表情を帯び、眼はきらきらと輝いている。これはどう
いうわけだろう。きっとこの人もふるまいに呼ばれたに相違ない、
ガリラヤのカナの婚えんに招かれたに相違ない……
411吾輩は名無しである
2018/11/09(金) 02:35:38.05ID:YKyMU2lm >>410
人は誰かを見る時、その人そのものを見なければならないがついついどういう人かを見てしまう
本質はすべての時間を要するが、属性には瞬間の流失で足りるからこそ安易な方を選んでしまうのかもしれない
この夢にあったことが意味するのは時間の認識についてではないだろうか
アリョーシャにとっての悲劇はゾシマの死であり、それも動作ない人形のような死体であったけども、ゾシマは元から死体であった訳ではないし、ゾシマそのものとは過ぎ去ったすべての時間の中にある
ではゾシマそのものとは何か
ゾシマの生は人の喜びを愛する事であった
それも多くの時間をそうしてきたのだろう
決して人生は死の瞬間がどんなに圧倒的でもそれは一部に過ぎない
ゾシマそのものとは過ぎ去った記憶の中にあるのだ
屍臭がどんなに圧倒的でも、それはゾシマそのものの本質にはなり得ない
多くの意義は永遠に過ぎ去った過去という時間にある
ゾシマにとって人を愛するとは人の喜びを愛すること
そのためこの夢は、イエスの最初の奇跡が祝福だったカナの夢になっているのだろう
だからそういう事を思い出すための夢であったんじゃないだろうか、と思ったんだ
人間は現在しか認識出来ないが、永遠に過ぎ去った過去という存在しない時を今という幻想に無理矢理引き戻す、という矛盾を簡単にやってのける
その瞬間に、そして同時に、未来という時間を見出す事も出来る事をしる
あどけない青年のアリョーシャが夢の後には未来の戦士へと変わるのも、そういう意味が裏にあったのではないだろうか何てこの辺読んでて思ったよ
人は誰かを見る時、その人そのものを見なければならないがついついどういう人かを見てしまう
本質はすべての時間を要するが、属性には瞬間の流失で足りるからこそ安易な方を選んでしまうのかもしれない
この夢にあったことが意味するのは時間の認識についてではないだろうか
アリョーシャにとっての悲劇はゾシマの死であり、それも動作ない人形のような死体であったけども、ゾシマは元から死体であった訳ではないし、ゾシマそのものとは過ぎ去ったすべての時間の中にある
ではゾシマそのものとは何か
ゾシマの生は人の喜びを愛する事であった
それも多くの時間をそうしてきたのだろう
決して人生は死の瞬間がどんなに圧倒的でもそれは一部に過ぎない
ゾシマそのものとは過ぎ去った記憶の中にあるのだ
屍臭がどんなに圧倒的でも、それはゾシマそのものの本質にはなり得ない
多くの意義は永遠に過ぎ去った過去という時間にある
ゾシマにとって人を愛するとは人の喜びを愛すること
そのためこの夢は、イエスの最初の奇跡が祝福だったカナの夢になっているのだろう
だからそういう事を思い出すための夢であったんじゃないだろうか、と思ったんだ
人間は現在しか認識出来ないが、永遠に過ぎ去った過去という存在しない時を今という幻想に無理矢理引き戻す、という矛盾を簡単にやってのける
その瞬間に、そして同時に、未来という時間を見出す事も出来る事をしる
あどけない青年のアリョーシャが夢の後には未来の戦士へと変わるのも、そういう意味が裏にあったのではないだろうか何てこの辺読んでて思ったよ
412吾輩は名無しである
2018/11/09(金) 10:21:40.42ID:wtuE/POm >>411
>アリョーシャにとっての悲劇はゾシマの死であり
アリョーシャはゾシマの晩年に師と出会ったのか? アリョーシャとゾシマは親子以上に歳が離れていた。
病み衰えていく姿を見ることはつらかったであろう。
>アリョーシャにとっての悲劇はゾシマの死であり
アリョーシャはゾシマの晩年に師と出会ったのか? アリョーシャとゾシマは親子以上に歳が離れていた。
病み衰えていく姿を見ることはつらかったであろう。
413吾輩は名無しである
2018/11/09(金) 10:26:30.46ID:wtuE/POm ゾシマの生は人の喜びを愛する事であった
それも多くの時間をそうしてきたのだろう
-----------------
ゾシマの人生とは抜苦与楽であった。苦を抜き、楽を与えることであった。
それも多くの時間をそうしてきたのだろう
-----------------
ゾシマの人生とは抜苦与楽であった。苦を抜き、楽を与えることであった。
414吾輩は名無しである
2018/11/09(金) 10:34:08.06ID:wtuE/POm 決して人生は死の瞬間がどんなに圧倒的でもそれは一部に過ぎない
ゾシマそのものとは過ぎ去った記憶の中にあるのだ
------------------
全くそのとおりだ
>人間は現在しか認識出来ないが、永遠に過ぎ去った過去という存在しない時を今という幻想に無理矢理引き戻す、という矛盾を簡単にやってのける
その瞬間に、そして同時に、未来という時間を見出す事も出来る事をしる
甚だ深い。たった3行の このカキコは。それが可能なのか、これから骨身を削って体得してゆかんとおもう。
ゾシマそのものとは過ぎ去った記憶の中にあるのだ
------------------
全くそのとおりだ
>人間は現在しか認識出来ないが、永遠に過ぎ去った過去という存在しない時を今という幻想に無理矢理引き戻す、という矛盾を簡単にやってのける
その瞬間に、そして同時に、未来という時間を見出す事も出来る事をしる
甚だ深い。たった3行の このカキコは。それが可能なのか、これから骨身を削って体得してゆかんとおもう。
415吾輩は名無しである
2018/11/09(金) 23:42:36.86ID:0pQIJQRe というか、既に、
・レンズ径は1mm未満
・遠隔でスイッチON/OFF可能
・wifiで映像の送受信可能
なくらいまでテクノロジーは進んでるんだが
女子トイレ、女子更衣室に仕掛けたって、まずバレないし
万が一バレたところで、「いつ、誰が仕掛けたか?」の証拠が残らない
局部撮りまくっても足がつかないくらいの話なんだが
ぶっちゃけ、盗撮で捕まってるのなんて、一部の情弱だけだよ
・レンズ径は1mm未満
・遠隔でスイッチON/OFF可能
・wifiで映像の送受信可能
なくらいまでテクノロジーは進んでるんだが
女子トイレ、女子更衣室に仕掛けたって、まずバレないし
万が一バレたところで、「いつ、誰が仕掛けたか?」の証拠が残らない
局部撮りまくっても足がつかないくらいの話なんだが
ぶっちゃけ、盗撮で捕まってるのなんて、一部の情弱だけだよ
416吾輩は名無しである
2018/11/12(月) 02:25:06.00ID:Prcshmu8 シラーの群盗がドストエフスキーに影響を与えていると聞いて読んでみた
息子同士の物語だし、無神論者もいて、似ているところが結構あって似てるなあーと思いするからこそ面白かった
シェイクスピアの濃い感じでよかった、傑作だった
もしドイツで、ゲーテがいなければシラーこそ有名だったんだろうな
聖書の放蕩息子の話ベースにあるようだね
息子同士の物語だし、無神論者もいて、似ているところが結構あって似てるなあーと思いするからこそ面白かった
シェイクスピアの濃い感じでよかった、傑作だった
もしドイツで、ゲーテがいなければシラーこそ有名だったんだろうな
聖書の放蕩息子の話ベースにあるようだね
418吾輩は名無しである
2018/11/12(月) 09:47:01.70ID:ox2YW8xI わけがあって電子書籍でないと読めない。
だから群盗のかわりにゲーテにちょっと目を通している
さあ、きみの大詩人とぼくのゲーテの対決だ
だから群盗のかわりにゲーテにちょっと目を通している
さあ、きみの大詩人とぼくのゲーテの対決だ
419吾輩は名無しである
2018/11/12(月) 22:18:26.96ID:s7Lp3/LF 光文社の望月訳、安岡訳はどうですか?
新訳で読み直すか迷ってます。
新訳で読み直すか迷ってます。
420吾輩は名無しである
2018/11/13(火) 00:45:38.78ID:NaImoXcm ぼくはいいと思いますけどね
言葉はたしかに翻訳者よって厳密にに意味が異なってしまう事はありますけど、分かりずらい表現を簡単にしているのが新訳のメリットだから、長編で理解しづらい為に挫折するよりは新訳で分かりやすいが為に読み切れる方がいいと個人的には思いますよ
言葉はたしかに翻訳者よって厳密にに意味が異なってしまう事はありますけど、分かりずらい表現を簡単にしているのが新訳のメリットだから、長編で理解しづらい為に挫折するよりは新訳で分かりやすいが為に読み切れる方がいいと個人的には思いますよ
421吾輩は名無しである
2018/11/13(火) 00:48:53.73ID:NaImoXcm あ、読み直しでしたか
ぼくはちなみカラマーゾフの兄弟も罪と罰も光文社と新潮社で読み直しました
光文社の方が今風の言葉で読みやすかったです
特に評価言われているほど内容が違うようには思いませんでしたよ
ぼくはちなみカラマーゾフの兄弟も罪と罰も光文社と新潮社で読み直しました
光文社の方が今風の言葉で読みやすかったです
特に評価言われているほど内容が違うようには思いませんでしたよ
422吾輩は名無しである
2018/11/13(火) 02:32:29.71ID:NaImoXcm >>417
廃刊なのか中古でプレミアついていて3000円くらいしたけどねw
>>418
人間とはー人間とは!
いつわりと偽善の仮面を被った鰐の一族だ!
きさまらの目の中は、ただの水だ!
きさまらの心臓は、ただの鉱山だ!
「唇には、接吻を!しかも、胸には、短剣を!」
これはフョードルが修道院長にいう会話で出てくるよ
フョードルは修道院長の言葉に毒づく為に使うんだけどね
「これだ、これだからな!偽善だ、古くさい台詞だ、台詞も古けりゃ、しぐさも古くさいや!古めかしい嘘に、紋切型の最敬礼ときた!そんなおじぎは、こちとら承知してまさあね!
シラーの『群盗』にある『唇にキスを、胸には短剣を』ってやつだ。
神父さん、わたしゃ嘘がきらいでね、真実がほしいんですよ!しかし、真実はウグイの中にゃありませんぜ、わたしが言ったのもそこでさあ!ね、神父さんたち、あんた方はなぜ精進をなさるんです?どうして、それに対するご褒美を天国に期待して……… 」
廃刊なのか中古でプレミアついていて3000円くらいしたけどねw
>>418
人間とはー人間とは!
いつわりと偽善の仮面を被った鰐の一族だ!
きさまらの目の中は、ただの水だ!
きさまらの心臓は、ただの鉱山だ!
「唇には、接吻を!しかも、胸には、短剣を!」
これはフョードルが修道院長にいう会話で出てくるよ
フョードルは修道院長の言葉に毒づく為に使うんだけどね
「これだ、これだからな!偽善だ、古くさい台詞だ、台詞も古けりゃ、しぐさも古くさいや!古めかしい嘘に、紋切型の最敬礼ときた!そんなおじぎは、こちとら承知してまさあね!
シラーの『群盗』にある『唇にキスを、胸には短剣を』ってやつだ。
神父さん、わたしゃ嘘がきらいでね、真実がほしいんですよ!しかし、真実はウグイの中にゃありませんぜ、わたしが言ったのもそこでさあ!ね、神父さんたち、あんた方はなぜ精進をなさるんです?どうして、それに対するご褒美を天国に期待して……… 」
423吾輩は名無しである
2018/11/13(火) 21:33:07.57ID:fGuDFkcU 最近ドストエフスキーの面白さに嵌り
全集を手に入れようと思ってます。
新潮、筑摩、河出だったらどれがオススメですか?
オクとかで見ると河出が他と比較して極端に安いですけど
何か問題がありますか?
因みに既読分は新潮文庫版の未成年を除く全てと
岩波の二重人格、妻への手紙、角川の白夜。
今後読みたいのは未成年、鰐、夏象冬記あたりです。
全集を手に入れようと思ってます。
新潮、筑摩、河出だったらどれがオススメですか?
オクとかで見ると河出が他と比較して極端に安いですけど
何か問題がありますか?
因みに既読分は新潮文庫版の未成年を除く全てと
岩波の二重人格、妻への手紙、角川の白夜。
今後読みたいのは未成年、鰐、夏象冬記あたりです。
424吾輩は名無しである
2018/11/14(水) 20:11:02.90ID:lbp0wA+o きっとこの人もふるまいに呼ばれたに相違ない、ガリラヤのカナの婚えんに招かれたに相違ない…
… 「やはり、そうじゃ、せがれ、やはり呼ばれたのじゃ、招かれたのじゃ。」という静かな声が彼の頭上で響いた。
「お前はどうしてこのような所に隠れて姿を見せぬのじゃな……さあ、お前も一緒に皆の方へ行こう。」
あの人の声だ、ゾシマ長老の声だ……こうして自分を呼ぶ以上、人違いだなどというはずがない。長老はアリョーシャの手を取って引き起こした。で、こちらは突いていた膝を伸ばして立ち上がった。
「おもしろく遊ぼうではないか。」と痩せた小柄な老人は語をついだ。
… 「やはり、そうじゃ、せがれ、やはり呼ばれたのじゃ、招かれたのじゃ。」という静かな声が彼の頭上で響いた。
「お前はどうしてこのような所に隠れて姿を見せぬのじゃな……さあ、お前も一緒に皆の方へ行こう。」
あの人の声だ、ゾシマ長老の声だ……こうして自分を呼ぶ以上、人違いだなどというはずがない。長老はアリョーシャの手を取って引き起こした。で、こちらは突いていた膝を伸ばして立ち上がった。
「おもしろく遊ぼうではないか。」と痩せた小柄な老人は語をついだ。
425吾輩は名無しである
2018/11/14(水) 20:16:22.85ID:lbp0wA+o 「新しい酒を飲もう、偉大な新しい歓びの酒を酌もう。見ろ、なんという大勢の客であろう! そこにいるのが新郎に新婦じゃ。あれは ふるまいをつかさどる賢者が、酒を試みておるのじゃ。
どうしてお前はそう驚いた顔をして、わしを見るのじゃな? わしはねぎを与えた為にここにいるのじゃ。ここにいる人は大抵ねぎを与えた人ばかりじゃ。わずか一本のねぎを与えた人ばかりじゃ…
どうしてお前はそう驚いた顔をして、わしを見るのじゃな? わしはねぎを与えた為にここにいるのじゃ。ここにいる人は大抵ねぎを与えた人ばかりじゃ。わずか一本のねぎを与えた人ばかりじゃ…
426吾輩は名無しである
2018/11/14(水) 20:17:56.67ID:lbp0wA+o …ときに、わしらの仕事はどうじゃ? お前も、わしの静かな
おとなしい少年も、今日一人の渇した女に、一本のねぎを与え
たのう。はじめるがよい、せがれ、自分の仕事をはじめるがよ
い……ところで、お前にはわれわれの『太陽』が見えるか、お
前には『あのお方』が見えるか?」
「恐ろしゅうございます……見上げる勇気がございません……」
とアリョーシャは囁いた。
おとなしい少年も、今日一人の渇した女に、一本のねぎを与え
たのう。はじめるがよい、せがれ、自分の仕事をはじめるがよ
い……ところで、お前にはわれわれの『太陽』が見えるか、お
前には『あのお方』が見えるか?」
「恐ろしゅうございます……見上げる勇気がございません……」
とアリョーシャは囁いた。
427吾輩は名無しである
2018/11/14(水) 20:19:58.53ID:lbp0wA+o428吾輩は名無しである
2018/11/14(水) 20:27:11.52ID:lbp0wA+o 「恐れることは少しもない。われわれにはあの偉大さ、あの高さが恐ろしゅうも見える。
しかし、限りなくお慈悲ぶかいのはあのお方じゃ。今も深い愛のお心からわれわれと一緒になって、われわれと遊び戯れておいでになる。
そうして客の歓びが尽きぬために、水を酒に変えて、新しい客を待ち受けておいでになる。
永久に絶ゆることなく新しい客を招いておいでになる。
そら新しい水を運んで行く。ご覧、器を運んで行くではないか……」
何ものかがアリョーシャの胸に燃え立って、とつぜん、痛いほど一杯に張りつめてきた。そして歓喜の涙が心の底からほとばしり出た……彼は両手をさし伸べてひと声叫んだと思うと、目がさめた……
しかし、限りなくお慈悲ぶかいのはあのお方じゃ。今も深い愛のお心からわれわれと一緒になって、われわれと遊び戯れておいでになる。
そうして客の歓びが尽きぬために、水を酒に変えて、新しい客を待ち受けておいでになる。
永久に絶ゆることなく新しい客を招いておいでになる。
そら新しい水を運んで行く。ご覧、器を運んで行くではないか……」
何ものかがアリョーシャの胸に燃え立って、とつぜん、痛いほど一杯に張りつめてきた。そして歓喜の涙が心の底からほとばしり出た……彼は両手をさし伸べてひと声叫んだと思うと、目がさめた……
429吾輩は名無しである
2018/11/14(水) 20:30:29.00ID:lbp0wA+o われわれの『太陽』
『あのお方』
--------------------------
ゾシマとアレクセイには、師弟して見上げる対象があった。
ふたりの結びつきは、単に親子の愛情のごときものではなかった。
『あのお方』
--------------------------
ゾシマとアレクセイには、師弟して見上げる対象があった。
ふたりの結びつきは、単に親子の愛情のごときものではなかった。
430吾輩は名無しである
2018/11/14(水) 20:44:00.42ID:lbp0wA+o おそらくですが、ネットに散見する「どの翻訳がよいか?」はたいがい参考になりません。
なぜなら「自分が読んだやつをベスト」とかたをもつからです。
ぼくなんか同じ米川でも、1969年?の訳でないと、もうリズム狂うww
ただ、「古いいいまわしだから、読む気なくした」というのは、ぼくには
よくわからない。むしろそこに味があるんだがなあ。
なぜなら「自分が読んだやつをベスト」とかたをもつからです。
ぼくなんか同じ米川でも、1969年?の訳でないと、もうリズム狂うww
ただ、「古いいいまわしだから、読む気なくした」というのは、ぼくには
よくわからない。むしろそこに味があるんだがなあ。
431吾輩は名無しである
2018/11/14(水) 22:44:10.37ID:T/eV9wL7 県立高指導者のわいせつ:被告「エッチをすれば音色よくなる」−−第2回公判 /山梨
◇生徒にみだらな行為
部活動で指導していた県立高校の女子生徒にみだらな行為をしたとして、児童福祉法違反(わいせつ行為)の
罪に問われた韮崎市富士見ケ丘1、製造業、萩原吉人被告(33)の第2回公判が26日、
甲府家裁(渡辺康裁判官)であり、検察側は「エッチをすれば音色が良くなる」と萩原被告が生徒をだまし、
生徒計13人にみだらな行為をしたことを明らかにした。
検察側の冒頭陳述によると、萩原被告は演奏技術に不安を感じた生徒に、「音が弱いからエッチしないとまずい。
オレが力になってあげる」と話し、みだらな行為に及んだ。
その後も「演奏に悩む生徒ならば練習と称して性交できる」と考え、「音楽家になりたいのなら、今の音じゃ駄目だ」
「腹式呼吸をマスターするために体の中を変えるしかない」などと生徒が不安になるように仕向け、
一度成功すると「音色を安定させるまで続けないといけない」などと話し、多いときは週2〜3回、行為を繰り返した。
萩原被告は98年〜今年2月、同校吹奏楽部の外部指導者を務め、役員の選出など同部の運営すべてを任されていた。
http://mainichi.jp/area/yamanashi/news/20071127ddlk19040216000c.htm
◇生徒にみだらな行為
部活動で指導していた県立高校の女子生徒にみだらな行為をしたとして、児童福祉法違反(わいせつ行為)の
罪に問われた韮崎市富士見ケ丘1、製造業、萩原吉人被告(33)の第2回公判が26日、
甲府家裁(渡辺康裁判官)であり、検察側は「エッチをすれば音色が良くなる」と萩原被告が生徒をだまし、
生徒計13人にみだらな行為をしたことを明らかにした。
検察側の冒頭陳述によると、萩原被告は演奏技術に不安を感じた生徒に、「音が弱いからエッチしないとまずい。
オレが力になってあげる」と話し、みだらな行為に及んだ。
その後も「演奏に悩む生徒ならば練習と称して性交できる」と考え、「音楽家になりたいのなら、今の音じゃ駄目だ」
「腹式呼吸をマスターするために体の中を変えるしかない」などと生徒が不安になるように仕向け、
一度成功すると「音色を安定させるまで続けないといけない」などと話し、多いときは週2〜3回、行為を繰り返した。
萩原被告は98年〜今年2月、同校吹奏楽部の外部指導者を務め、役員の選出など同部の運営すべてを任されていた。
http://mainichi.jp/area/yamanashi/news/20071127ddlk19040216000c.htm
432吾輩は名無しである
2018/11/14(水) 23:42:41.52ID:Ihvw9lcY 地下室の手記の前と後で作風が変わると聞いたのですがどう変わるんですか?
433吾輩は名無しである
2018/11/15(木) 00:26:57.34ID:TYZWeI86 >>431
リンクが表示されないけどググったらソース出てきた
こんなAVの企画みたいな話に騙されるJKが13人も居るとは
多い奴が週2〜3回ってことは、
ほぼ毎日JKと 取っ替え引っ替えSEXしてたのかねぇ
裏山
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こんなAVの企画みたいな話に騙されるJKが13人も居るとは
多い奴が週2〜3回ってことは、
ほぼ毎日JKと 取っ替え引っ替えSEXしてたのかねぇ
裏山
434吾輩は名無しである
2018/11/15(木) 00:44:00.96ID:U36hhQmf (´・ω・`)アマゾンポイント乞食に朗報です!!期間限定で3000ポイント貰いましょう。
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435吾輩は名無しである
2018/11/15(木) 00:45:27.17ID:MeerVqUX >>429
ドストエフスキーにとっての太陽とは神の目であったが、無神論的な太陽についても書いているよ(おとなしい女より)
太陽とは目と物をつなげる存在であり、それは詩的に昇華すれば、曰く調和
一方で、無神論者にとっては忘れられた言葉であり、誰の言葉か思い出せない
一切の自然は活力を失って見渡す限りが死物であり、一人で人間だけがそこ取り残される、曰く虚無
「太陽は森羅万象を活かしていると言われる。
太陽が昇ったら、そしたらーーよく見るがいい、太陽は死物じゃないのか。
なにもかも死んでいる、いたるところ死物ばっかりだ。ひとり人間だけがいる、沈黙に閉ざされてーーそれが地上というものじゃないのか。
<人間よ、お互いに愛し合え>ーー誰だ、そう言ったのは。誰の遺訓なんだ。」
ドストエフスキーにとっての太陽とは神の目であったが、無神論的な太陽についても書いているよ(おとなしい女より)
太陽とは目と物をつなげる存在であり、それは詩的に昇華すれば、曰く調和
一方で、無神論者にとっては忘れられた言葉であり、誰の言葉か思い出せない
一切の自然は活力を失って見渡す限りが死物であり、一人で人間だけがそこ取り残される、曰く虚無
「太陽は森羅万象を活かしていると言われる。
太陽が昇ったら、そしたらーーよく見るがいい、太陽は死物じゃないのか。
なにもかも死んでいる、いたるところ死物ばっかりだ。ひとり人間だけがいる、沈黙に閉ざされてーーそれが地上というものじゃないのか。
<人間よ、お互いに愛し合え>ーー誰だ、そう言ったのは。誰の遺訓なんだ。」
436吾輩は名無しである
2018/11/15(木) 00:55:52.13ID:MeerVqUX そろそろカラマーゾフを再読しようかな
ちなみに、読みやすいという精神的な楽を求める自分は、そして長編だからという理由で、出来るだけ簡単な言葉の光文社の新訳にするよ
重みよりスラスラ読める方がいいのです
重いとぼくは集中力がきれてしまうのでw
>>432
地下室の手記は、地下室とぼた雪寄せて、の2部になっている
地下室の部分は主人公の性格にしか触れていない
後者はその主人公の物語について
そーいう意味で作風が変わる、と言ってるだけじゃないかな
まーこの主人公とはドストエフスキーの性格のことなんだろうけどね
ちなみに、読みやすいという精神的な楽を求める自分は、そして長編だからという理由で、出来るだけ簡単な言葉の光文社の新訳にするよ
重みよりスラスラ読める方がいいのです
重いとぼくは集中力がきれてしまうのでw
>>432
地下室の手記は、地下室とぼた雪寄せて、の2部になっている
地下室の部分は主人公の性格にしか触れていない
後者はその主人公の物語について
そーいう意味で作風が変わる、と言ってるだけじゃないかな
まーこの主人公とはドストエフスキーの性格のことなんだろうけどね
437吾輩は名無しである
2018/11/15(木) 01:49:13.10ID:4cTitpQi 436
ドストエフスキーの作品が地下室の手記をはさんで、作風が変わると聞きました
ドストエフスキーの作品が地下室の手記をはさんで、作風が変わると聞きました
439吾輩は名無しである
2018/11/15(木) 11:41:23.91ID:jsZEeh7M ふたたび棺、あけ放した窓、静かな、ものものしい、区切りのはっきりした読経の声がよみがえった。
しかし、アリョーシャは、もはや、その文句にも耳を傾けなかった。
ふしぎにも、彼はひざをついたまま眠りに落ちたのに、今はちゃんと両足を伸ばして立っている。
と、急に飛びあがるようなかっこうをして、速い、しっかりした歩調で三足ふみ出し、棺のそばにぴたりと寄り添うた。
そのとき、パイーシイ主教に肩をぶっつけたが、それには気もつかなかった。
主教はちょっと書物から目をはなして、彼のほうへ転じたが、青年の心に何かふしぎなことが生じたのを悟り、すぐまたその目をそらしてしまった。
アリョーシャは三十秒ばかり棺の中を見つめた。なき人は胸に聖像をのせ、頭に八脚十字架のついた頭巾をかぶり、全身をことごとくおおわれたまま、じっと横たわっている。
たった今この人の声を聞いたばかりで、その声はまだ耳に響いている。
彼はまたじっと耳をすましながら、なおも声の響きを待ちもうけた……が、とつぜん身をひるがえして、庵室の外へ出た。
しかし、アリョーシャは、もはや、その文句にも耳を傾けなかった。
ふしぎにも、彼はひざをついたまま眠りに落ちたのに、今はちゃんと両足を伸ばして立っている。
と、急に飛びあがるようなかっこうをして、速い、しっかりした歩調で三足ふみ出し、棺のそばにぴたりと寄り添うた。
そのとき、パイーシイ主教に肩をぶっつけたが、それには気もつかなかった。
主教はちょっと書物から目をはなして、彼のほうへ転じたが、青年の心に何かふしぎなことが生じたのを悟り、すぐまたその目をそらしてしまった。
アリョーシャは三十秒ばかり棺の中を見つめた。なき人は胸に聖像をのせ、頭に八脚十字架のついた頭巾をかぶり、全身をことごとくおおわれたまま、じっと横たわっている。
たった今この人の声を聞いたばかりで、その声はまだ耳に響いている。
彼はまたじっと耳をすましながら、なおも声の響きを待ちもうけた……が、とつぜん身をひるがえして、庵室の外へ出た。
440吾輩は名無しである
2018/11/15(木) 12:11:37.10ID:MeerVqUX >>437
予想として現実が変化に起因させたとするなら、同じ頃に兄ミハイルと妻マリヤの死がある
地下室の後に罪と罰だから、文学上の起因としては地下室を書いたことでラスコリニコフが完成した
まー勝手な予想です
どこに書いてあったの?
予想として現実が変化に起因させたとするなら、同じ頃に兄ミハイルと妻マリヤの死がある
地下室の後に罪と罰だから、文学上の起因としては地下室を書いたことでラスコリニコフが完成した
まー勝手な予想です
どこに書いてあったの?
441吾輩は名無しである
2018/11/15(木) 19:28:56.88ID:G57jg5W3 >>433
しかも、表沙汰になってるだけで13人だからな
この事件を氷山の一角と考えると、水槽学部はこいつのハーレムだったんじゃないか?
-山梨県立高校水槽学部のある出来事-
晴れて高校に入学したさやか(仮名)、仮入部を終え、水槽学部に入部届を提出すると、
放課後、音楽室に呼び出しがかかった。扉を開けると、顧問と、その傍らに、全裸の部長、副部長が立っていた。
「せ、先輩、その恰好は・・・」
「ふふふ。水槽学部では、この格好で行うのがしきたりでね。君も脱いでもらおう」
「い、嫌です!もう、帰ります。このことはPTAに・・・」
「ハハッ。まだ、なあんにもわかってないようだねえ。凄く可愛いよ。どうせすぐ言いなりになるんだから、
最初くらいは抵抗してくれないと、面白くないからね。おい!お前ら!さやかの手足を縛りつけろ!」
あっと言う間に、組み伏せられ、教卓にバックの体勢のまま括りつけられた。
「ふふふ。聞いた話によると、君は処女なんだってね。B組の中川君(仮名)みたいな爽やかスポーツメンタイプが好みらしいね。」
「それとは真逆の俺みたいな汚らしいオッサンに、
これから不条理にも犯されるんだけど、どんな気分?ねえ、どんな気分?ねえ、どんな気分?」
「あぁ、気持ち良かった。やっぱり、レイプは処女に限るね。
君は新入部員で一番可愛いから、昼休みの性欲処理レギュラーメンバーに加えてあげよう。
1日3〜4人ずつ、俺がSEXしてやって、音色を良くすることになっている。君の担当は月、水、木だ。
俺が来る前に、フルートでフェラの練習して、ウォーミングアップしておけよ。」
しかも、表沙汰になってるだけで13人だからな
この事件を氷山の一角と考えると、水槽学部はこいつのハーレムだったんじゃないか?
-山梨県立高校水槽学部のある出来事-
晴れて高校に入学したさやか(仮名)、仮入部を終え、水槽学部に入部届を提出すると、
放課後、音楽室に呼び出しがかかった。扉を開けると、顧問と、その傍らに、全裸の部長、副部長が立っていた。
「せ、先輩、その恰好は・・・」
「ふふふ。水槽学部では、この格好で行うのがしきたりでね。君も脱いでもらおう」
「い、嫌です!もう、帰ります。このことはPTAに・・・」
「ハハッ。まだ、なあんにもわかってないようだねえ。凄く可愛いよ。どうせすぐ言いなりになるんだから、
最初くらいは抵抗してくれないと、面白くないからね。おい!お前ら!さやかの手足を縛りつけろ!」
あっと言う間に、組み伏せられ、教卓にバックの体勢のまま括りつけられた。
「ふふふ。聞いた話によると、君は処女なんだってね。B組の中川君(仮名)みたいな爽やかスポーツメンタイプが好みらしいね。」
「それとは真逆の俺みたいな汚らしいオッサンに、
これから不条理にも犯されるんだけど、どんな気分?ねえ、どんな気分?ねえ、どんな気分?」
「あぁ、気持ち良かった。やっぱり、レイプは処女に限るね。
君は新入部員で一番可愛いから、昼休みの性欲処理レギュラーメンバーに加えてあげよう。
1日3〜4人ずつ、俺がSEXしてやって、音色を良くすることになっている。君の担当は月、水、木だ。
俺が来る前に、フルートでフェラの練習して、ウォーミングアップしておけよ。」
442吾輩は名無しである
2018/11/15(木) 19:29:12.21ID:G57jg5W3 週3回は犯されるさやかだったが、放課後にはさらに地獄の調教が待っていた。
全裸でホルンを持たされ、音を外したら、その場で尻をスパンキング。さらには、浣腸して排泄我慢したまま、
「5回連続で成功したら、教卓にあるおまるを使わせてやろう。ただ、ミスったら最初からやり直し、汚物も自分で処理しろ!」
厳しい練習が終わり、黄色く染まる音楽室の床を雑巾で拭う部員達だったが、最後には、
「今日は頑張ったね」と皆の口に小便、精液、唾液、痰などを振る舞ってまわる心優しい萩原であった。
口からこぼれた貴重な先生の体液は、床から綺麗に舐め取って飲み干し、
部員全員が手を合わせて「ごちそうさまでした」の一言で締めるのが毎日の儀式だった。
水槽学部の戒律は厳しく、先生、部長、副部長、先輩の言うことには絶対服従、
萩原は激ミニ生パンが好みだったため、入部後は制服丈をワカメちゃんレベルにカット、
毎日の朝練では、部員全員が萩原の前に一列に並び、スカートをたくしあげて、
「今日、さやかはこんなパンツを履いてまいりました。これで授業を受けてもよろしいですか?」と許可をもらわなければならない。
それでも、「声が小さい」「もっと足を開け」「ワンパターンだなぁ。先週もそれだったじゃん。」と難癖をつけられ、
萩原の気に入らないときは、水槽学部で用意した、幼児向けキャラクターものパンツに履き替え、
男子生徒に見せつけるように、階段駆け上がること10往復。
さらに、学年から無作為に選んだ10人の男子生徒の前で、「さやかは露出趣味のある変態なので、見てください。」と
スカートをめくらなければならなかった。
体育も、皆がハーパンを履く中、水槽学部員だけ、萩原の趣味でブルマに変えられた。
定期的に行われる反省会では、
「我々は先生のチンポを気持ち良くするためだけの存在。先生のチンポを満足させられなかったら便器として失格だ!」
「便器未満の存在が便器を使ったら便器に失礼」という理屈で、出来の悪かった生徒は校内でトイレを禁止された。
休み時間では、わざわざ、人の居ない校舎の隅を見つけて、野ション、野グソをしなければならない。
全裸でホルンを持たされ、音を外したら、その場で尻をスパンキング。さらには、浣腸して排泄我慢したまま、
「5回連続で成功したら、教卓にあるおまるを使わせてやろう。ただ、ミスったら最初からやり直し、汚物も自分で処理しろ!」
厳しい練習が終わり、黄色く染まる音楽室の床を雑巾で拭う部員達だったが、最後には、
「今日は頑張ったね」と皆の口に小便、精液、唾液、痰などを振る舞ってまわる心優しい萩原であった。
口からこぼれた貴重な先生の体液は、床から綺麗に舐め取って飲み干し、
部員全員が手を合わせて「ごちそうさまでした」の一言で締めるのが毎日の儀式だった。
水槽学部の戒律は厳しく、先生、部長、副部長、先輩の言うことには絶対服従、
萩原は激ミニ生パンが好みだったため、入部後は制服丈をワカメちゃんレベルにカット、
毎日の朝練では、部員全員が萩原の前に一列に並び、スカートをたくしあげて、
「今日、さやかはこんなパンツを履いてまいりました。これで授業を受けてもよろしいですか?」と許可をもらわなければならない。
それでも、「声が小さい」「もっと足を開け」「ワンパターンだなぁ。先週もそれだったじゃん。」と難癖をつけられ、
萩原の気に入らないときは、水槽学部で用意した、幼児向けキャラクターものパンツに履き替え、
男子生徒に見せつけるように、階段駆け上がること10往復。
さらに、学年から無作為に選んだ10人の男子生徒の前で、「さやかは露出趣味のある変態なので、見てください。」と
スカートをめくらなければならなかった。
体育も、皆がハーパンを履く中、水槽学部員だけ、萩原の趣味でブルマに変えられた。
定期的に行われる反省会では、
「我々は先生のチンポを気持ち良くするためだけの存在。先生のチンポを満足させられなかったら便器として失格だ!」
「便器未満の存在が便器を使ったら便器に失礼」という理屈で、出来の悪かった生徒は校内でトイレを禁止された。
休み時間では、わざわざ、人の居ない校舎の隅を見つけて、野ション、野グソをしなければならない。
443吾輩は名無しである
2018/11/15(木) 19:36:26.25ID:jsZEeh7M 彼は玄関の階段の上にも立ちどまらず、足ばやに庭へおりて行った。
感激に満ちた彼の心が、自由と空間と広闊を求めたのである。
静かに輝く星くずに満ちた夜空が、ひと目に見つくすことのできぬほど広々と頭上におおいかぶさっている。
まだはっきりしない銀河が、天心から地平へかけて二すじに分かれている。
不動といってもいいほど静かなさわやかな夜は、地上をおおいつくして、僧院の白い塔や黄金色(きんいろ)をした円頂閣は、琥珀のごとき空に輝いている。
おごれる秋の花は、家のまわりの花壇の上で、朝まで眠りをつづけようとしている。
地上の静寂は天上の静寂と合し、地上の神秘は星の神秘と相触れているように思われた……アリョーシャはたたずみながらながめていたが……ふいに足でも薙がれたように地上へがばと身を投じた。
感激に満ちた彼の心が、自由と空間と広闊を求めたのである。
静かに輝く星くずに満ちた夜空が、ひと目に見つくすことのできぬほど広々と頭上におおいかぶさっている。
まだはっきりしない銀河が、天心から地平へかけて二すじに分かれている。
不動といってもいいほど静かなさわやかな夜は、地上をおおいつくして、僧院の白い塔や黄金色(きんいろ)をした円頂閣は、琥珀のごとき空に輝いている。
おごれる秋の花は、家のまわりの花壇の上で、朝まで眠りをつづけようとしている。
地上の静寂は天上の静寂と合し、地上の神秘は星の神秘と相触れているように思われた……アリョーシャはたたずみながらながめていたが……ふいに足でも薙がれたように地上へがばと身を投じた。
444吾輩は名無しである
2018/11/15(木) 22:33:30.55ID:8v8HQcHo 部活ってヤバイな、はたから見れば明らかに異常なことも、洗脳されてるとそうは認識できない
https://ddnavi.com/news/211008/a/
https://ddnavi.com/news/211008/a/
445吾輩は名無しである
2018/11/15(木) 23:35:37.47ID:e6CcBaKa 合唱部の先生はヤバイよ
お金持ちの家からはお金をむしりとり、貧乏人にはコンクールとかのチケットを売りさばかせて
腹式呼吸鍛えるためって平気でお腹出させてお腹をグーで叩いてくる
スカート姿のまま逆立ちさせたり、口を開けさせたまま中を覗きこんで舌がどうとか、のどちんこがどうとか言ってくるし
一番ひどかったのが合宿中、みんなでおふろはいってるとこ覗きに来て
ばれたら逆ギレして全裸でスクワットさせられた
文句も言えないおとなしい子何人かいたんだけど
よく残らされてたからたぶんやられてたんだと思う
お金持ちの家からはお金をむしりとり、貧乏人にはコンクールとかのチケットを売りさばかせて
腹式呼吸鍛えるためって平気でお腹出させてお腹をグーで叩いてくる
スカート姿のまま逆立ちさせたり、口を開けさせたまま中を覗きこんで舌がどうとか、のどちんこがどうとか言ってくるし
一番ひどかったのが合宿中、みんなでおふろはいってるとこ覗きに来て
ばれたら逆ギレして全裸でスクワットさせられた
文句も言えないおとなしい子何人かいたんだけど
よく残らされてたからたぶんやられてたんだと思う
446吾輩は名無しである
2018/11/16(金) 00:38:32.06ID:kPEW8dUC このスレを見ている観客の諸君に強く訴えておきたい
443のごとき アリョーシャのごとき
純真な、そして青春の精華ともいうべき姿と
445のごとき 「合唱部の先生はヤバイよ」のごとき
クズの書き込みと
この二人は 同じものであるということを!
同じひとりの人間生命の中に このふたつが同時に存在しておることを
!!
443のごとき アリョーシャのごとき
純真な、そして青春の精華ともいうべき姿と
445のごとき 「合唱部の先生はヤバイよ」のごとき
クズの書き込みと
この二人は 同じものであるということを!
同じひとりの人間生命の中に このふたつが同時に存在しておることを
!!
447吾輩は名無しである
2018/11/16(金) 00:40:38.93ID:6V985qgT そういうもんかねえ・・・
448吾輩は名無しである
2018/11/16(金) 00:41:09.77ID:kPEW8dUC そうだ、そうなのだ。
アレクセイもまた「ばれたら逆ギレして全裸でスクワットさせるのだ」
リーズと結婚したら
アレクセイもまた「ばれたら逆ギレして全裸でスクワットさせるのだ」
リーズと結婚したら
449吾輩は名無しである
2018/11/16(金) 01:30:09.93ID:6j6QYVar450吾輩は名無しである
2018/11/16(金) 20:41:35.14ID:kPEW8dUC 彼はなんのために大地を抱擁したか、自分でも知らない。またどういうわけで、大地を残るくまなく接吻したいという、おさえがたい欲望を感じたか、自分でもその理由を説明することができなかった。
しかし、彼は泣きながら接吻した、大地を涙でうるおした。そして、自分は大地を愛する、永久に愛すると、夢中になって誓うのであった。
『おのが喜悦の涙をもってうるおし、かつその涙を愛すべし……』という声が、彼の魂の中で響き渡った。
いったい彼は何を泣いているのだろう? おお、彼は無限の中より輝くこれらの星を見てさえ、歓喜のあまりに泣きたくなった。
そうして『自分の興奮を恥じようともしなかった。』ちょうどこれら無数の神の世界から投げられた糸が、いっせいに彼の魂へ集まった思いであり、その魂は『他界との接触に』ふるえているのであった。
しかし、彼は泣きながら接吻した、大地を涙でうるおした。そして、自分は大地を愛する、永久に愛すると、夢中になって誓うのであった。
『おのが喜悦の涙をもってうるおし、かつその涙を愛すべし……』という声が、彼の魂の中で響き渡った。
いったい彼は何を泣いているのだろう? おお、彼は無限の中より輝くこれらの星を見てさえ、歓喜のあまりに泣きたくなった。
そうして『自分の興奮を恥じようともしなかった。』ちょうどこれら無数の神の世界から投げられた糸が、いっせいに彼の魂へ集まった思いであり、その魂は『他界との接触に』ふるえているのであった。
451吾輩は名無しである
2018/11/16(金) 22:41:07.56ID:GCC8sW1/ 本性として品性下劣だからその反対の神を作り出してバランスを取ろうとする
何故バランスをとろうとするのかと言うとそうしなければ生きていけないから
イワンの考えはだいたいこんなもので
善悪論ではなく理知に基づく効用で割り切って
分裂を止揚しようと考える
また、効用的側面で宗教を理解・活用しようとするので
理神論者として批判される
まあ、イワンも最終的には分裂してしまうわけだけど
何故バランスをとろうとするのかと言うとそうしなければ生きていけないから
イワンの考えはだいたいこんなもので
善悪論ではなく理知に基づく効用で割り切って
分裂を止揚しようと考える
また、効用的側面で宗教を理解・活用しようとするので
理神論者として批判される
まあ、イワンも最終的には分裂してしまうわけだけど
452吾輩は名無しである
2018/11/17(土) 02:51:42.95ID:P/wgcgb7 >>451
>本性として品性下劣だからその反対の神を作り出してバランスを取ろうとする
>何故バランスをとろうとするのかと言うとそうしなければ生きていけないから
>また、効用的側面で宗教を理解・活用しようとするので
>理神論者として批判される
神がいないならば神作り出さなければならない、と言ったヴォルテールなんかを思い起こします
だから理神論的な結末になり得るんでしょうね
だけど分からないのは、理神論で納得しているならば、あの善悪の彼岸の悪魔という自己はなぜ出てきたのか、という疑問がある
彼はもしかすると、神が人格神で有る無しの所まで懐疑しようと試みたのかもしれない、なんて思えるよ
>本性として品性下劣だからその反対の神を作り出してバランスを取ろうとする
>何故バランスをとろうとするのかと言うとそうしなければ生きていけないから
>また、効用的側面で宗教を理解・活用しようとするので
>理神論者として批判される
神がいないならば神作り出さなければならない、と言ったヴォルテールなんかを思い起こします
だから理神論的な結末になり得るんでしょうね
だけど分からないのは、理神論で納得しているならば、あの善悪の彼岸の悪魔という自己はなぜ出てきたのか、という疑問がある
彼はもしかすると、神が人格神で有る無しの所まで懐疑しようと試みたのかもしれない、なんて思えるよ
453吾輩は名無しである
2018/11/17(土) 13:46:31.43ID:G5c7pKdI >>452
>あの善悪の彼岸の悪魔という自己はなぜ出てきたのか、という疑問がある
懐疑主体のルーツを統一的で普遍的な「神」(=理性)にではなく
人間生存にともなう生物的事情の求めるのなら
たとえば「悪霊」のキリーロフの提唱する人神(超人)思想に帰着する
しかし、これの発想は個別的な懐疑主体を超えて
全個人を横断的に包括する人倫を導き出すことは極めて困難になる
せいぜいキリーロフの殺身以成仁的自殺思想でおわる
また理知と善性の統合も困難になり
懐疑主体の分裂が発生する
理知から善は導き出せないし
善の根拠は神や信仰といった証明不可能な領域なので
そういう意味ではアリョーシャやミーチャのように
信仰と実践の葛藤を抱えて生きていくしかない
人間は徹底した懐疑に耐えられるほど強くはない
>あの善悪の彼岸の悪魔という自己はなぜ出てきたのか、という疑問がある
懐疑主体のルーツを統一的で普遍的な「神」(=理性)にではなく
人間生存にともなう生物的事情の求めるのなら
たとえば「悪霊」のキリーロフの提唱する人神(超人)思想に帰着する
しかし、これの発想は個別的な懐疑主体を超えて
全個人を横断的に包括する人倫を導き出すことは極めて困難になる
せいぜいキリーロフの殺身以成仁的自殺思想でおわる
また理知と善性の統合も困難になり
懐疑主体の分裂が発生する
理知から善は導き出せないし
善の根拠は神や信仰といった証明不可能な領域なので
そういう意味ではアリョーシャやミーチャのように
信仰と実践の葛藤を抱えて生きていくしかない
人間は徹底した懐疑に耐えられるほど強くはない
454吾輩は名無しである
2018/11/17(土) 21:26:06.68ID:ekxR23In >>444
平成初期に中学生だったけど、
そこのソフト部顧問が頭イカレタ奴だったぞ
俺は野球部だったから、隣で良く見かけたけど、
練習試合中、エラーか何かしたらしく、交代の上、ベンチに座らせず、
監督の前に、背を向けるようにしてグラウンドに正座、試合中に何度もメガホンでバシバシ叩かれてた
俺の中学はスポーツの強豪でも無い、ただの公立だったから、
殆どの部活は、夏休み中の練習は午前で終わり、とかなのに、
ソフト部だけびっしり全日練習
練習に遅刻してきたか何かの罰で、「グラウンド100周しろ!」と命じられたらしく、本当に100周走ったりしていた
大会前には、土砂降りの中でもグラウンドで練習やっていて、
白いユニフォームだったから、ブラとパンツが透け透け・・・どころか、パンツまで濡れ濡れで、陰毛まで透けるんじゃないかってレベル
しかも、ソフトボールって股を開いて構えるから、その姿は、中学生の俺には刺激が強すぎた
今思えば、白いユニフォームにしてたのも、狙ってたのかねぇ
横から見てただけでも、こんな光景だらけだったんだから、見えないところで、もっと凄い事やってたに違いない
あの教師なら、適当な理由つけて、全裸でスクワットとかさせてもおかしくない
・・・そして、一番不思議なのは、たいして強くない中学の部活で、こんな厳しい練習が行われていたにも関わらず、
「ソフト部辞めた」って生徒を聞いた記憶がないんだよな・・・
中でどんな洗脳が行われていたのか・・・
平成初期に中学生だったけど、
そこのソフト部顧問が頭イカレタ奴だったぞ
俺は野球部だったから、隣で良く見かけたけど、
練習試合中、エラーか何かしたらしく、交代の上、ベンチに座らせず、
監督の前に、背を向けるようにしてグラウンドに正座、試合中に何度もメガホンでバシバシ叩かれてた
俺の中学はスポーツの強豪でも無い、ただの公立だったから、
殆どの部活は、夏休み中の練習は午前で終わり、とかなのに、
ソフト部だけびっしり全日練習
練習に遅刻してきたか何かの罰で、「グラウンド100周しろ!」と命じられたらしく、本当に100周走ったりしていた
大会前には、土砂降りの中でもグラウンドで練習やっていて、
白いユニフォームだったから、ブラとパンツが透け透け・・・どころか、パンツまで濡れ濡れで、陰毛まで透けるんじゃないかってレベル
しかも、ソフトボールって股を開いて構えるから、その姿は、中学生の俺には刺激が強すぎた
今思えば、白いユニフォームにしてたのも、狙ってたのかねぇ
横から見てただけでも、こんな光景だらけだったんだから、見えないところで、もっと凄い事やってたに違いない
あの教師なら、適当な理由つけて、全裸でスクワットとかさせてもおかしくない
・・・そして、一番不思議なのは、たいして強くない中学の部活で、こんな厳しい練習が行われていたにも関わらず、
「ソフト部辞めた」って生徒を聞いた記憶がないんだよな・・・
中でどんな洗脳が行われていたのか・・・
455吾輩は名無しである
2018/11/17(土) 23:40:03.49ID:pKsjKvUe >>453
なるほど、懐疑に耐えられるほど人間は強くない、というのはラスコリニコフの夢の続きのようだね
だからアリョーシャやミーチャのように生きるしかない、とういう結論はイワンの発狂が物語っている
人間がいかように変わろうととも、端にある善悪の程度がどんなに変わろうととも、葛藤はそのまま変わらないのかもしれないし、葛藤を持ち続ける事が安定の特効薬なのかもしれない
善と理知は相容れない、という分析はなるほどと思った一方で、まるで現在の人間のようだとも感じたけども
なるほど、懐疑に耐えられるほど人間は強くない、というのはラスコリニコフの夢の続きのようだね
だからアリョーシャやミーチャのように生きるしかない、とういう結論はイワンの発狂が物語っている
人間がいかように変わろうととも、端にある善悪の程度がどんなに変わろうととも、葛藤はそのまま変わらないのかもしれないし、葛藤を持ち続ける事が安定の特効薬なのかもしれない
善と理知は相容れない、という分析はなるほどと思った一方で、まるで現在の人間のようだとも感じたけども
457吾輩は名無しである
2018/11/18(日) 15:14:24.14ID:JWAm0teP >>456
誤読したようです、失礼しました
相容れないではなく無関係とまで分析するんですね
善と理知をそこまで明確に分けた方が、善の根拠が神である、と矛盾なく言えるんだろうね
天上の種を地上という大地で育てた、という言葉を思い出しました
誤読したようです、失礼しました
相容れないではなく無関係とまで分析するんですね
善と理知をそこまで明確に分けた方が、善の根拠が神である、と矛盾なく言えるんだろうね
天上の種を地上という大地で育てた、という言葉を思い出しました
458吾輩は名無しである
2018/11/21(水) 23:17:54.16ID:oYXaKwug 痴漢裁判の傍聴行くと楽しいよ
汚らしいおっさんがJKレイプ したとかの傍聴はメッチャ興奮する
傍聴しながら変な部分が膨張してきてやばい
JKとハメ撮りした奴の裁判傍聴した事もあるけど
陰部を臀部を陰部を臀部をの繰り返しでよくわからなんだw
汚らしいおっさんがJKレイプ したとかの傍聴はメッチャ興奮する
傍聴しながら変な部分が膨張してきてやばい
JKとハメ撮りした奴の裁判傍聴した事もあるけど
陰部を臀部を陰部を臀部をの繰り返しでよくわからなんだw
459吾輩は名無しである
2018/11/21(水) 23:58:32.76ID:PTNZJbnX 弁神論的神学からどうやって善性を見い出せばいい?
461吾輩は名無しである
2018/11/22(木) 18:08:28.58ID:v+uF8SKj 伝記読んでるけどすごい人生だね。
本人も「良かった時代なんて無い」みたいなこと言ってるしね。
才能があるからなんとか生きれた人だね。
本人も「良かった時代なんて無い」みたいなこと言ってるしね。
才能があるからなんとか生きれた人だね。
462吾輩は名無しである
2018/11/23(金) 01:25:08.03ID:61XgQKiv >>459
弁神論神学も色々あるけど、神の善なる創造がより善になるために続いているとするならば、それを全体の幸福として考えるならば、今ある世界は最善の在り方であったと考えたのは分からなくはないよ
戦争でさえもあったからこそ条約なんてものが重要であると分かったように、病気も誰かがならなければ次に続く多くの病気を治す事はないように
時間的にそして量的に考えるならば、その善とは今ある世界は最善で最善のまま続いていくことと定義するならば、神の創った世界は最善であったと感情を見逃せば言えなくもない
それか、悪は善になりきれなかった小さな善と割り切って考えるっていう方法もある
ただ、こういう全体の幸福は個人の悲劇や不幸または幸福には一切目を向けない事が条件だと思う
そしてドストエフスキーは、「個人の」出来事に注目して、そこにある不幸や犠牲に神の有る無しまで踏み込もうとしたんだと思う、例えばイワンの声で
世界がよくなろうとも進歩しても、そこに取り残された少女の悲劇に嘆かわしさを持たないならばーーそれは果たしてーーという感情があったんじゃないかな
弁神論神学も色々あるけど、神の善なる創造がより善になるために続いているとするならば、それを全体の幸福として考えるならば、今ある世界は最善の在り方であったと考えたのは分からなくはないよ
戦争でさえもあったからこそ条約なんてものが重要であると分かったように、病気も誰かがならなければ次に続く多くの病気を治す事はないように
時間的にそして量的に考えるならば、その善とは今ある世界は最善で最善のまま続いていくことと定義するならば、神の創った世界は最善であったと感情を見逃せば言えなくもない
それか、悪は善になりきれなかった小さな善と割り切って考えるっていう方法もある
ただ、こういう全体の幸福は個人の悲劇や不幸または幸福には一切目を向けない事が条件だと思う
そしてドストエフスキーは、「個人の」出来事に注目して、そこにある不幸や犠牲に神の有る無しまで踏み込もうとしたんだと思う、例えばイワンの声で
世界がよくなろうとも進歩しても、そこに取り残された少女の悲劇に嘆かわしさを持たないならばーーそれは果たしてーーという感情があったんじゃないかな
463吾輩は名無しである
2018/11/23(金) 01:46:45.53ID:2u4OXXRY 長老がたとえ一日二日生き延びるとしても、やがてこの世を去ろうとしているのは、アリョーシャにとって疑いもない事実であった。
アリョーシャは明日父を初めとして、ホフラコワ親子、兄、カチェリーナなどと面会の約束はしたけれど、決して僧院外へ一歩も出ないで、長老の逝去までその傍につき添っていよう、と熱情を込めて固く決心したのである。
彼の胸は愛情に燃え立って来た。
それと同時に、彼はたとえしばらくの間でも町へ出て、僧院へ残した人を忘れ得た自分を、強く咎めずにはいられなかった。
事実、世界じゅうの誰にも増して愛している人が、いまわの床に打ち臥しているのではないか!
彼は長老の寝室へ入ると、そのまま跪いて、眠れる人に向かって額が地につくほど礼拝した。長老はほとんど耳に入らぬくらい穏かに呼吸しながら、静かに身動きもせず眠っていた。その顔はきわめて平静であった。
アリョーシャは明日父を初めとして、ホフラコワ親子、兄、カチェリーナなどと面会の約束はしたけれど、決して僧院外へ一歩も出ないで、長老の逝去までその傍につき添っていよう、と熱情を込めて固く決心したのである。
彼の胸は愛情に燃え立って来た。
それと同時に、彼はたとえしばらくの間でも町へ出て、僧院へ残した人を忘れ得た自分を、強く咎めずにはいられなかった。
事実、世界じゅうの誰にも増して愛している人が、いまわの床に打ち臥しているのではないか!
彼は長老の寝室へ入ると、そのまま跪いて、眠れる人に向かって額が地につくほど礼拝した。長老はほとんど耳に入らぬくらい穏かに呼吸しながら、静かに身動きもせず眠っていた。その顔はきわめて平静であった。
464吾輩は名無しである
2018/11/23(金) 02:02:14.49ID:2u4OXXRY アリョーシャはただ靴を脱いだばかりでほとんど着がえもせず、
固い革張りの狭い長椅子の上に横になった。彼はもうずっと前
から毎晩枕だけ持って来て、この椅子の上で寝ることに決めて
いた。けさ父が大きな声で言った例の蒲団は、もうとうから敷
くのを忘れてしまっていた。彼はただ自分の法衣を脱いで、こ
れを毛布の代わりに上からかけるだけであった。
しかし就眠の前に、彼は跪いて長いこと祈った。その熱心な祈
祷で、彼が神に乞うたのは、自分の惑いを解くことではなかっ
た。彼はただ、以前神に対する讃美を唱えた後でいつも自分の
心を訪れていた悦ばしい歓喜の情を取り戻したいと願ったばか
りである。彼の就寝前の祈祷は、おおむね神に対する讃美のみ
で充たされていた。こうした歓喜の情は、いつも軽い穏かな夢
を伴うのであった。
固い革張りの狭い長椅子の上に横になった。彼はもうずっと前
から毎晩枕だけ持って来て、この椅子の上で寝ることに決めて
いた。けさ父が大きな声で言った例の蒲団は、もうとうから敷
くのを忘れてしまっていた。彼はただ自分の法衣を脱いで、こ
れを毛布の代わりに上からかけるだけであった。
しかし就眠の前に、彼は跪いて長いこと祈った。その熱心な祈
祷で、彼が神に乞うたのは、自分の惑いを解くことではなかっ
た。彼はただ、以前神に対する讃美を唱えた後でいつも自分の
心を訪れていた悦ばしい歓喜の情を取り戻したいと願ったばか
りである。彼の就寝前の祈祷は、おおむね神に対する讃美のみ
で充たされていた。こうした歓喜の情は、いつも軽い穏かな夢
を伴うのであった。
465吾輩は名無しである
2018/11/23(金) 02:02:50.36ID:2u4OXXRY ひじょうに長い引用、ほとんど省略なし。いつもごめん。
というのは、これらの場面をぼくは愛しているからです。
彼が「着がえもせず、固い革張りの狭い長椅子の上に横になり」
「ふとんも敷かず」「ただ自分の法衣を脱いで、これを毛布の代わり」としたこと。そうして眠ったこと。
そうして考えるのです。アリョーシャはなにを祈ったのか?と。それをときおり思い出すために、カラマーゾフを開くのです。人生において悩み多きときに。
... ... それは「自分の惑いを解くことではなかった」
ただ「祈った後」「いつも自分の心を訪れていた悦ばしい歓喜の情を取り戻したい」と願ったばかりであったと。
というのは、これらの場面をぼくは愛しているからです。
彼が「着がえもせず、固い革張りの狭い長椅子の上に横になり」
「ふとんも敷かず」「ただ自分の法衣を脱いで、これを毛布の代わり」としたこと。そうして眠ったこと。
そうして考えるのです。アリョーシャはなにを祈ったのか?と。それをときおり思い出すために、カラマーゾフを開くのです。人生において悩み多きときに。
... ... それは「自分の惑いを解くことではなかった」
ただ「祈った後」「いつも自分の心を訪れていた悦ばしい歓喜の情を取り戻したい」と願ったばかりであったと。
466吾輩は名無しである
2018/11/23(金) 02:03:25.43ID:2u4OXXRY ひじょうに長い引用、ほとんど省略なし。いつもごめん。
というのは、これらの場面をぼくは愛しているからです。
彼が「着がえもせず、固い革張りの狭い長椅子の上に横になり」
「ふとんも敷かず」「ただ自分の法衣を脱いで、これを毛布の代わり」としたこと。そうして眠ったこと。
そうして考えるのです。アリョーシャはなにを祈ったのか?と。それをときおり思い出すために、カラマーゾフを開くのです。人生において悩み多きときに。
... ... それは「自分の惑いを解くことではなかった」
ただ「祈った後」「いつも自分の心を訪れていた悦ばしい歓喜の情を取り戻したい」と願ったばかりであったと。
というのは、これらの場面をぼくは愛しているからです。
彼が「着がえもせず、固い革張りの狭い長椅子の上に横になり」
「ふとんも敷かず」「ただ自分の法衣を脱いで、これを毛布の代わり」としたこと。そうして眠ったこと。
そうして考えるのです。アリョーシャはなにを祈ったのか?と。それをときおり思い出すために、カラマーゾフを開くのです。人生において悩み多きときに。
... ... それは「自分の惑いを解くことではなかった」
ただ「祈った後」「いつも自分の心を訪れていた悦ばしい歓喜の情を取り戻したい」と願ったばかりであったと。
468吾輩は名無しである
2018/11/23(金) 22:43:38.82ID:2u4OXXRY 彼はいっさいにたいしてすべての人をゆるし、それと同時に、自分のほうからもゆるしをこいたくなった。
おお! それは決して自分のためでなく、いっさいにたいし、すべての人のためにゆるしをこうのである。
『自分のかわりには、またほかの人がゆるしをこうてくれるであろう』という声が、ふたたび彼の心に響いた。
しかし、ちょうどあの半円の夜空のように毅然としてゆるぎのないあるものが、彼の魂の中に忍び入るのが、一刻一刻と明らかにまざまざと感じられるようになった。
何かある観念が、彼の知性を領せんとしているような心持ちがする――しかもそれは一生涯、いな、永久に失われることのないものであった。
彼が大地に身を投げたときは、かよわい青年にすぎなかったが、立ちあがったときは、生涯ゆらぐことのない、堅固な力を持った一個の戦士であった。
彼は忽然としてこれを自覚した。自分の歓喜の瞬間にこれを直感した。
アリョーシャはその後一生の間、この瞬間をどうしても忘れることができなかった。『あのときだれかぼくの魂を訪れたような気がする』と彼は後になって言った。自分の言葉にたいして固い信念をいだきながら……
三日の後、彼は僧院を出た。それは『世の中に出よ』と命じた、故長老の言葉にかなわしめんがためであった。
(以上、ガリラヤのカナから引用終わり)
おお! それは決して自分のためでなく、いっさいにたいし、すべての人のためにゆるしをこうのである。
『自分のかわりには、またほかの人がゆるしをこうてくれるであろう』という声が、ふたたび彼の心に響いた。
しかし、ちょうどあの半円の夜空のように毅然としてゆるぎのないあるものが、彼の魂の中に忍び入るのが、一刻一刻と明らかにまざまざと感じられるようになった。
何かある観念が、彼の知性を領せんとしているような心持ちがする――しかもそれは一生涯、いな、永久に失われることのないものであった。
彼が大地に身を投げたときは、かよわい青年にすぎなかったが、立ちあがったときは、生涯ゆらぐことのない、堅固な力を持った一個の戦士であった。
彼は忽然としてこれを自覚した。自分の歓喜の瞬間にこれを直感した。
アリョーシャはその後一生の間、この瞬間をどうしても忘れることができなかった。『あのときだれかぼくの魂を訪れたような気がする』と彼は後になって言った。自分の言葉にたいして固い信念をいだきながら……
三日の後、彼は僧院を出た。それは『世の中に出よ』と命じた、故長老の言葉にかなわしめんがためであった。
(以上、ガリラヤのカナから引用終わり)
469吾輩は名無しである
2018/11/24(土) 12:58:44.01ID:Of3J9aRc >>278
> 宗教は常に欺瞞と共にある
> 宗教は実のところ誰も信じていないし、だから他人の人格を否定すべく説教したがる
> 彼らは祭られた聖像に己の姿を重ねて自己崇拝しているのだ
あるいは、 薔薇色 の 頬 も 狂信 や 神秘主義 の 邪魔 に なら ない、
という 人 が ある かも 知れ ない。 しかし 筆者 には、 アリョーシャ が
誰 よりも 最も 正しい 意味 の 現実 派 では ない かと 思わ れる。
彼とドストエフスキーはどちらが正しいのか
> 宗教は常に欺瞞と共にある
> 宗教は実のところ誰も信じていないし、だから他人の人格を否定すべく説教したがる
> 彼らは祭られた聖像に己の姿を重ねて自己崇拝しているのだ
あるいは、 薔薇色 の 頬 も 狂信 や 神秘主義 の 邪魔 に なら ない、
という 人 が ある かも 知れ ない。 しかし 筆者 には、 アリョーシャ が
誰 よりも 最も 正しい 意味 の 現実 派 では ない かと 思わ れる。
彼とドストエフスキーはどちらが正しいのか
470吾輩は名無しである
2018/11/25(日) 02:39:34.70ID:2an0pb81 根拠によらずか種類によらず、ドストエフスキーではところどころ欺瞞について述べているね
私は、自分がいっそ自殺すべきである、いやしい虫けらのようにこの地上から自分を掃き捨てるべきであることを知っている。
しかし私は自殺がこわい、なぜなら心の広さを示すことを恐れるからだ。
私はそれがまたしても欺瞞であるだろうこと、無限につづく欺瞞の列の最後の欺瞞であるだろうことを知っている。
心の広さを演じてみせるためだけに自己をあざむいてみて何になろう?私の内部には憤怒と羞恥はけっして存在しえないだろう。したがって、絶望も。
私は、自分がいっそ自殺すべきである、いやしい虫けらのようにこの地上から自分を掃き捨てるべきであることを知っている。
しかし私は自殺がこわい、なぜなら心の広さを示すことを恐れるからだ。
私はそれがまたしても欺瞞であるだろうこと、無限につづく欺瞞の列の最後の欺瞞であるだろうことを知っている。
心の広さを演じてみせるためだけに自己をあざむいてみて何になろう?私の内部には憤怒と羞恥はけっして存在しえないだろう。したがって、絶望も。
471吾輩は名無しである
2018/11/25(日) 19:35:02.35ID:0SFqxN/J >>470
> しかし私は自殺がこわい、なぜなら心の広さを示すことを恐れるからだ。
> 私はそれがまたしても欺瞞であるだろうこと、無限につづく欺瞞の列の最後の欺瞞であるだろうことを知っている。
----------------
キリーロフやスタブローギンの欺瞞に幻惑されてはならない。
しかし 地上 において 我と わが身 を 滅ぼし た 者 は 気の毒
で ある。 まことに、 自殺 者 は 気の毒 で ある! これよ
り 不幸 な 者 は ほか に ない と 私 は 思う。
彼ら の ため に 神 に 祈る のは 罪悪 で ある と 人 は いう。
そうして、 教会 も 表面 的 には 彼ら を 破門 する よう な
具合 で ある。 けれども 私 は 心 の 奥 で、 彼ら の ために
も 祈る こと が できる と 考え て いる。 キリスト も 決して
愛 を 咎め て、 怒ら れる わけ が ない では ない か。 私 は
自白 する が、 こういう 人々 の ため に 一生涯、 心 の 中 で
祈っ て い た、 今 でも 毎日 祈っ て いる。
> しかし私は自殺がこわい、なぜなら心の広さを示すことを恐れるからだ。
> 私はそれがまたしても欺瞞であるだろうこと、無限につづく欺瞞の列の最後の欺瞞であるだろうことを知っている。
----------------
キリーロフやスタブローギンの欺瞞に幻惑されてはならない。
しかし 地上 において 我と わが身 を 滅ぼし た 者 は 気の毒
で ある。 まことに、 自殺 者 は 気の毒 で ある! これよ
り 不幸 な 者 は ほか に ない と 私 は 思う。
彼ら の ため に 神 に 祈る のは 罪悪 で ある と 人 は いう。
そうして、 教会 も 表面 的 には 彼ら を 破門 する よう な
具合 で ある。 けれども 私 は 心 の 奥 で、 彼ら の ために
も 祈る こと が できる と 考え て いる。 キリスト も 決して
愛 を 咎め て、 怒ら れる わけ が ない では ない か。 私 は
自白 する が、 こういう 人々 の ため に 一生涯、 心 の 中 で
祈っ て い た、 今 でも 毎日 祈っ て いる。
472吾輩は名無しである
2018/11/25(日) 20:03:14.41ID:0SFqxN/J 理性 の 目 で 汚辱 と 見える もの が、 感情 の 目 には 立派
な 美 と 見える ん だ から なあ。 一体 悪行(ソドム) の 中 に
美 が ある の だろ う か? ところで、 お前 は 信じ ない だ
ろ う が、 大多数 の 人間 にとって は、 全く 悪行 の 中 に 美
が 潜ん で いる の だ、―― お前 は この 秘密 を 知っ て たか
い? 美 は 恐ろしい ばかりで なく 神秘 なの だ。 これ が 俺
には おっかない。 いわば 悪魔 と 神 の 戦い だ、 そして その
戦場 が 人間 の 心 なの だ。
-------------------------------
先の悪霊の登場人物には、上の言葉を捧げたい。
な 美 と 見える ん だ から なあ。 一体 悪行(ソドム) の 中 に
美 が ある の だろ う か? ところで、 お前 は 信じ ない だ
ろ う が、 大多数 の 人間 にとって は、 全く 悪行 の 中 に 美
が 潜ん で いる の だ、―― お前 は この 秘密 を 知っ て たか
い? 美 は 恐ろしい ばかりで なく 神秘 なの だ。 これ が 俺
には おっかない。 いわば 悪魔 と 神 の 戦い だ、 そして その
戦場 が 人間 の 心 なの だ。
-------------------------------
先の悪霊の登場人物には、上の言葉を捧げたい。
473吾輩は名無しである
2018/11/26(月) 18:33:23.13ID:KRC4Nb6k >>471
しかし地上において我とわが身を滅ぼした者は気の毒で
ある。まことに、自殺者は気の毒である! これより不幸
な者はほかにないと私は思う。彼らのために神に祈るの
は罪悪であると人はいう。そうして、教会も表面的には
彼らを破門するような具合である。けれども私は心の奥
で、彼らのためにも祈ることができると考えている。キ
リストも決して愛をとが咎めて、怒られるわけがないで
はないか。私は白状するが、こういう人々のために一生
涯、心の中で祈っていた、今でも毎日祈っている。
-------------------------------
参考。フォントが小さくなっていたので。
しかし地上において我とわが身を滅ぼした者は気の毒で
ある。まことに、自殺者は気の毒である! これより不幸
な者はほかにないと私は思う。彼らのために神に祈るの
は罪悪であると人はいう。そうして、教会も表面的には
彼らを破門するような具合である。けれども私は心の奥
で、彼らのためにも祈ることができると考えている。キ
リストも決して愛をとが咎めて、怒られるわけがないで
はないか。私は白状するが、こういう人々のために一生
涯、心の中で祈っていた、今でも毎日祈っている。
-------------------------------
参考。フォントが小さくなっていたので。
474吾輩は名無しである
2018/11/26(月) 18:36:47.25ID:KRC4Nb6k >>472
理性の目で汚辱と見えるものが、感情の目には立派な美
と見えるんだからなあ。一体 悪行(ソドム)の中に美が
あるのだろうか? ところで、お前は信じないだろうが、
大多数の人間にとっては、全く 悪行の中に美が潜んでい
るのだ、――お前はこの秘密を知ってたかい? 美は恐ろし
いばかりでなく神秘なのだ。これが俺にはおっかない。
いわば悪魔と神の戦いだ、そしてその戦場が人間の心な
のだ。
理性の目で汚辱と見えるものが、感情の目には立派な美
と見えるんだからなあ。一体 悪行(ソドム)の中に美が
あるのだろうか? ところで、お前は信じないだろうが、
大多数の人間にとっては、全く 悪行の中に美が潜んでい
るのだ、――お前はこの秘密を知ってたかい? 美は恐ろし
いばかりでなく神秘なのだ。これが俺にはおっかない。
いわば悪魔と神の戦いだ、そしてその戦場が人間の心な
のだ。
475吾輩は名無しである
2018/11/27(火) 00:55:20.68ID:cvnfQP+O ミーチャは極端な性格だよね
ロシア人てあんな感じなのかな
とりあえずグルーシェニカはザギトワで脳内変換しとくけどw
ロシア人てあんな感じなのかな
とりあえずグルーシェニカはザギトワで脳内変換しとくけどw
476吾輩は名無しである
2018/11/27(火) 02:34:14.67ID:POh2w7kz >>473
ドストエフスキーって思うんだけど
悪徳の中にこそ楽しさがある、しかも欲望をかなえる楽しさよりその欲望が卑しい事だと自覚する方にソドム的な楽しさがある
その中に尚且つ美があるからもっと楽しい、みたいな
卑下して堕ちていくのが人間的に美しくって、それは楽しいね、みたいな考えがあるように思えるんだけど、考えすぎかな
それともドストエフスキーが捻くれ者なのかw
ドストエフスキーって思うんだけど
悪徳の中にこそ楽しさがある、しかも欲望をかなえる楽しさよりその欲望が卑しい事だと自覚する方にソドム的な楽しさがある
その中に尚且つ美があるからもっと楽しい、みたいな
卑下して堕ちていくのが人間的に美しくって、それは楽しいね、みたいな考えがあるように思えるんだけど、考えすぎかな
それともドストエフスキーが捻くれ者なのかw
477吾輩は名無しである
2018/11/28(水) 11:02:25.90ID:rpWgVIxE >>476
ドストが捻くれ者なのでなく、人間には「そういう生命がたしかにある」万人に等しくある。
ふだん平静なときには「自覚できないだけ」自分が良い人間である、温和な人間であると、信じている人ならなおさらである。
「良い人間悪い人間」というものはいない。「そんときイイことをしたひとを」良い人間と呼ぶというだけのことである。
ぼくが以前書いた
>もしアレクセイがリーズと結婚したら「逆ギレして全裸でスクワットさせるのだ」
というのは冗談で書いたのではない。彼はたしかにそうするであろう。しかし、そこから立ち直るのもまたアレクセイのすばらしいところ。
悪徳に陥るのが恥ずかしいのではない。その悪徳から這い上がり
その人間革命の姿を見せて「周囲に希望を送るのが」偉大な生き方だ。
... しかしわたしたちはソドムを恐れる。悪い人間になることを。
たとえそこに美があろうとも。なぜなら不幸になるからである。
それを制御するための信仰だ。
「いわば悪魔と神の戦いだ、そしてその戦場が人間の心な
のだ。 」
----------------------
以上のようにぼくは解釈してます
ドストが捻くれ者なのでなく、人間には「そういう生命がたしかにある」万人に等しくある。
ふだん平静なときには「自覚できないだけ」自分が良い人間である、温和な人間であると、信じている人ならなおさらである。
「良い人間悪い人間」というものはいない。「そんときイイことをしたひとを」良い人間と呼ぶというだけのことである。
ぼくが以前書いた
>もしアレクセイがリーズと結婚したら「逆ギレして全裸でスクワットさせるのだ」
というのは冗談で書いたのではない。彼はたしかにそうするであろう。しかし、そこから立ち直るのもまたアレクセイのすばらしいところ。
悪徳に陥るのが恥ずかしいのではない。その悪徳から這い上がり
その人間革命の姿を見せて「周囲に希望を送るのが」偉大な生き方だ。
... しかしわたしたちはソドムを恐れる。悪い人間になることを。
たとえそこに美があろうとも。なぜなら不幸になるからである。
それを制御するための信仰だ。
「いわば悪魔と神の戦いだ、そしてその戦場が人間の心な
のだ。 」
----------------------
以上のようにぼくは解釈してます
478吾輩は名無しである
2018/11/29(木) 02:04:40.67ID:G7672tfv >>477
立ち返る事を真っ先に考えるなんて人間的に姿勢がいいんだね
なぜソドムの悪徳に美があるのだろう
美に概念があるとすれば、そもそも美そのものは、悪徳の美も善徳の美も同じなのかもしれない
外観が違うだけなのかもしれない
「ある」ものは同一性を保ち、その性質も変わらず、そのために因も結果もなく存在するように、美そのものはあるが元は変わらないのではないだろうか
なので問題になるとすれば「成る」ほうの美
因から結果につながるもの、同一性質を持たず変化される方の美、外観が変わる方の美
もしそうならば、悪徳の美も善徳の美も元は同じなのかもしれない
だって原型は同じなんだから
だったらソドムをはねのけカナの祝福にある方の「美」を求めたいもんだね
と、酒のせいで長舌になってしまったw
立ち返る事を真っ先に考えるなんて人間的に姿勢がいいんだね
なぜソドムの悪徳に美があるのだろう
美に概念があるとすれば、そもそも美そのものは、悪徳の美も善徳の美も同じなのかもしれない
外観が違うだけなのかもしれない
「ある」ものは同一性を保ち、その性質も変わらず、そのために因も結果もなく存在するように、美そのものはあるが元は変わらないのではないだろうか
なので問題になるとすれば「成る」ほうの美
因から結果につながるもの、同一性質を持たず変化される方の美、外観が変わる方の美
もしそうならば、悪徳の美も善徳の美も元は同じなのかもしれない
だって原型は同じなんだから
だったらソドムをはねのけカナの祝福にある方の「美」を求めたいもんだね
と、酒のせいで長舌になってしまったw
479吾輩は名無しである
2018/11/29(木) 02:43:13.38ID:2maak3B4480吾輩は名無しである
2018/11/29(木) 09:31:10.89ID:2maak3B4 >なぜソドムの悪徳に美があるのだろう
そうだね。そもそも、あるんだろうか? ドストエフスキーが言うからといって、無批判に受け入れてはだめだね。
ミーチャのこの言葉も、周辺の文脈をたんねんに読んでないんだ。また、カラマーゾフの兄弟ぜんたいを
精読して考えないと。
そうだね。そもそも、あるんだろうか? ドストエフスキーが言うからといって、無批判に受け入れてはだめだね。
ミーチャのこの言葉も、周辺の文脈をたんねんに読んでないんだ。また、カラマーゾフの兄弟ぜんたいを
精読して考えないと。
481吾輩は名無しである
2018/11/29(木) 17:37:56.45ID:2maak3B4 「行って来い、行って来い、わしのところにはポルフィリイがひとりおったらたくさんじゃで、お前は急いで行くがよい。お前はあちらで入用な人じゃ、僧院長のお食事(おとき)へ行って給仕するがよい。」
「どうかお慈悲でもって、ここにいさせてくださいまし。」とアリョーシャは祈るような声で言った。
「いや、お前はあちらの方で余計必要な人なのじゃ。あちらには平和というものが
ないからなあ。給仕をしておったら、何かの役に立つかも知れぬ。騒動が始まった
せがれ
らお祈りをするがよい。それにな、 忰(長老は好んで彼をこう呼んだ)、今後ここ
は、お前のいるべき場所でないぞ。よいかこのことを覚えておってくれ。神様がわし
をお召寄せになったら、すぐにこの僧院を去るのじゃぞ。すっかり去ってしまうのじゃ
ぞ。」
アリョーシャはぎくりとした。
「どうかお慈悲でもって、ここにいさせてくださいまし。」とアリョーシャは祈るような声で言った。
「いや、お前はあちらの方で余計必要な人なのじゃ。あちらには平和というものが
ないからなあ。給仕をしておったら、何かの役に立つかも知れぬ。騒動が始まった
せがれ
らお祈りをするがよい。それにな、 忰(長老は好んで彼をこう呼んだ)、今後ここ
は、お前のいるべき場所でないぞ。よいかこのことを覚えておってくれ。神様がわし
をお召寄せになったら、すぐにこの僧院を去るのじゃぞ。すっかり去ってしまうのじゃ
ぞ。」
アリョーシャはぎくりとした。
482吾輩は名無しである
2018/11/29(木) 17:53:42.13ID:2maak3B4 「お前はなんとしたことじゃ? ここは当分お前のおるべき場所でない。お前が俗界で偉大な修行をするように、今わしが祝福してやる。お前はまだまだ長く放浪すべき運命なのじゃ。それに妻も持たねばならぬ、きっと持たねばならぬ。
そして、ふたたびここへ来るまでは、まだまだ多くのことを堪え忍ばねばなりませんぞ。そうして、仕事もたくさんでてくることじゃろう。しかし、お前という者を信じて疑わぬから、それでわしはお前を俗界へ送るのじゃ。
お前にはキリストがついておられる。気をつけてキリストを守りなさい、そうすればキリストもお前を守って下さるであろう。
世間へ出たら、大きな悲しみを見るであろうが、その悲しみの中で、幸福になれるじゃろう。これがおまえにたいするわしの遺言じゃ。悲しみの中に幸福を求めるがよい。
働け、 たゆみなく働け。よいか、今からこの言葉を覚えておくのじゃ。なぜというに、お前とはまだこのさきも話をするけれど、わしは残りの日数ばかりでなく、時刻さえもう数えられておるからじゃ。」
そして、ふたたびここへ来るまでは、まだまだ多くのことを堪え忍ばねばなりませんぞ。そうして、仕事もたくさんでてくることじゃろう。しかし、お前という者を信じて疑わぬから、それでわしはお前を俗界へ送るのじゃ。
お前にはキリストがついておられる。気をつけてキリストを守りなさい、そうすればキリストもお前を守って下さるであろう。
世間へ出たら、大きな悲しみを見るであろうが、その悲しみの中で、幸福になれるじゃろう。これがおまえにたいするわしの遺言じゃ。悲しみの中に幸福を求めるがよい。
働け、 たゆみなく働け。よいか、今からこの言葉を覚えておくのじゃ。なぜというに、お前とはまだこのさきも話をするけれど、わしは残りの日数ばかりでなく、時刻さえもう数えられておるからじゃ。」
483吾輩は名無しである
2018/11/30(金) 01:48:35.76ID:pPI3raYm プロ(イワン、悪魔、大審問官)とコントラ(ゾシマ、イエス、アリョーシャ)だね
そして光文社の文庫で言えば、第2巻は特に面白い
そして光文社の文庫で言えば、第2巻は特に面白い
484吾輩は名無しである
2018/12/02(日) 08:36:36.61ID:RV8tGmho > ここは当分お前のおるべき場所でない。
と師匠はいう。こことは「なにをさすのか?」この場合、僧院と思われる。
ではなぜ、僧院を去れといわれるのか?
>俗界で偉大な修行とは?
そしてそれを期待し祈るとは?
>お前はまだまだ長く放浪すべき運命なのじゃ。
放浪とは?
>それに妻も持たねばならぬ、きっと持たねばならぬ。
なぜ、妻をもつことが大事なのか?妻と過ごし、子を持ち、その中からなにを学び、修行するのか?
> そして、ふたたびここへ来るまでは、
ふたたび、僧院へ帰っくるという予言であるか。
>しかし、お前という者を信じて疑わぬから、それでわしはお前を俗界へ送るのじゃ。
信じて疑わぬからこそ、それゆえに取り分けてアリョーシャを
俗界へ送る、という。
>
> お前にはキリストがついておられる。気をつけてキリストを守りなさい、そうすればキリストもお前を守って下さるであろう。
「キリスト」とは信仰の対象である。師匠がそのように断言されれば、アリョーシャは「ぼくにはキリストさまがついていらっしゃる」と無意識レベルで
かんぜんに信じるのである。その報恩の気持ちから、いいつけどおり
「キリストを守ろう」となる。そしてじっさいに「守られるのである」
と師匠はいう。こことは「なにをさすのか?」この場合、僧院と思われる。
ではなぜ、僧院を去れといわれるのか?
>俗界で偉大な修行とは?
そしてそれを期待し祈るとは?
>お前はまだまだ長く放浪すべき運命なのじゃ。
放浪とは?
>それに妻も持たねばならぬ、きっと持たねばならぬ。
なぜ、妻をもつことが大事なのか?妻と過ごし、子を持ち、その中からなにを学び、修行するのか?
> そして、ふたたびここへ来るまでは、
ふたたび、僧院へ帰っくるという予言であるか。
>しかし、お前という者を信じて疑わぬから、それでわしはお前を俗界へ送るのじゃ。
信じて疑わぬからこそ、それゆえに取り分けてアリョーシャを
俗界へ送る、という。
>
> お前にはキリストがついておられる。気をつけてキリストを守りなさい、そうすればキリストもお前を守って下さるであろう。
「キリスト」とは信仰の対象である。師匠がそのように断言されれば、アリョーシャは「ぼくにはキリストさまがついていらっしゃる」と無意識レベルで
かんぜんに信じるのである。その報恩の気持ちから、いいつけどおり
「キリストを守ろう」となる。そしてじっさいに「守られるのである」
485吾輩は名無しである
2018/12/03(月) 01:35:37.27ID:AxCfnseV >>484
答えはこうだと思われる
一つの会話をこう区切って、最初と最後の会話の所だね
一粒の麦が地に落ちて死ななければ、それはただ一粒の麦のままである。
しかし、もし死んだなら、豊かに実を結ぶようになる。
これをよくおぼえておくとよい。
アレクセイ、これまでに私は幾度となく心の中で、お前をその顔ゆえに祝福してきたものだ、このことも知っておいてほしい」長老は静かな微笑をうかべて語りつづけた。
「わたしはお前のことをこんなふうに考えているのだよ。お前はこの壁の中から出ていっても、俗世間でも修道僧としてありつづけることだろう。大勢の敵を持つことになろうが、ほかならぬ敵たちでさえ、お前を愛することになるだろうよ。
人生はお前に数多くの不幸をもたらすけれど、お前はその不幸によって幸福になり、人生を祝福し、ほかの人々にも祝福させるようになるのだ。
答えはこうだと思われる
一つの会話をこう区切って、最初と最後の会話の所だね
一粒の麦が地に落ちて死ななければ、それはただ一粒の麦のままである。
しかし、もし死んだなら、豊かに実を結ぶようになる。
これをよくおぼえておくとよい。
アレクセイ、これまでに私は幾度となく心の中で、お前をその顔ゆえに祝福してきたものだ、このことも知っておいてほしい」長老は静かな微笑をうかべて語りつづけた。
「わたしはお前のことをこんなふうに考えているのだよ。お前はこの壁の中から出ていっても、俗世間でも修道僧としてありつづけることだろう。大勢の敵を持つことになろうが、ほかならぬ敵たちでさえ、お前を愛することになるだろうよ。
人生はお前に数多くの不幸をもたらすけれど、お前はその不幸によって幸福になり、人生を祝福し、ほかの人々にも祝福させるようになるのだ。
486吾輩は名無しである
2018/12/04(火) 00:04:47.43ID:IJeKMBj6 新しい人間はとても現代人だね
いったん、人間が一人残らず神を否定すれば、(で、おれはその時期が、地質学的な周期とパラレルに、いずれ訪れてくると信じているんだが)、
食人など始めなくとも、おのずから今までの世界観や、肝心かなめの過去の道徳はすべて崩壊し、何もかも新しいものが訪れてくるのさ。
生命がもたらしうるすべてのものを手に入れるため、人々は一つになる。
が、それはぜひとも、現世での幸せと喜びのためでなければならない。
人間は、神のような、巨人のような誇りの精神によって称えられ、人神が出現する。
人間は、おのれの意志と科学によって、1時間ごとに快楽を経験することになる。
そして、その快楽はあまりに高尚なものなので、かつての天国での喜びに対するすべての期待にとって変わる。
いったん、人間が一人残らず神を否定すれば、(で、おれはその時期が、地質学的な周期とパラレルに、いずれ訪れてくると信じているんだが)、
食人など始めなくとも、おのずから今までの世界観や、肝心かなめの過去の道徳はすべて崩壊し、何もかも新しいものが訪れてくるのさ。
生命がもたらしうるすべてのものを手に入れるため、人々は一つになる。
が、それはぜひとも、現世での幸せと喜びのためでなければならない。
人間は、神のような、巨人のような誇りの精神によって称えられ、人神が出現する。
人間は、おのれの意志と科学によって、1時間ごとに快楽を経験することになる。
そして、その快楽はあまりに高尚なものなので、かつての天国での喜びに対するすべての期待にとって変わる。
487吾輩は名無しである
2018/12/04(火) 01:52:26.09ID:ZjBMG87w >>485
>お前はこの壁の中から出ていっても、俗世間でも修道僧としてありつづけることだろう。
>お前 は この 僧院 の 壁 を 出 て 行っ ても、 やはり 僧侶 として 世の中 に 暮らす の じゃ ぞ。(米川訳)
>お前はこの壁の中から出ていっても、俗世間でも修道僧としてありつづけることだろう。
>お前 は この 僧院 の 壁 を 出 て 行っ ても、 やはり 僧侶 として 世の中 に 暮らす の じゃ ぞ。(米川訳)
488吾輩は名無しである
2018/12/04(火) 02:03:44.80ID:ZjBMG87w ( E) ロシア の 僧侶 と その 可能 なる 意義 について
いや、まったく彼らは静寂な中にあって、「その時その時のために」と自己の鍛錬をしているのである。
古い古い昔の高僧、使徒や殉教者たちから伝えられたキリストの輝かしい姿を、いささかも曲げることなくそのままに保存して、時いたらば現世のゆらげる真理の前に、この姿を掲げ示そうとしている。
ああ、なんという偉大な思想であろう。この星はやがて東の空から輝きだすのである。
------------------------
これはひとつの僧侶の姿である。
アレクセイは、ゾシマ亡き後も、世俗の中にあっても、いかなる仕事に携わっておっても、師ゾシマが眼前にありありとあるがごとくに生きるのである。
いや、まったく彼らは静寂な中にあって、「その時その時のために」と自己の鍛錬をしているのである。
古い古い昔の高僧、使徒や殉教者たちから伝えられたキリストの輝かしい姿を、いささかも曲げることなくそのままに保存して、時いたらば現世のゆらげる真理の前に、この姿を掲げ示そうとしている。
ああ、なんという偉大な思想であろう。この星はやがて東の空から輝きだすのである。
------------------------
これはひとつの僧侶の姿である。
アレクセイは、ゾシマ亡き後も、世俗の中にあっても、いかなる仕事に携わっておっても、師ゾシマが眼前にありありとあるがごとくに生きるのである。
489吾輩は名無しである
2018/12/04(火) 15:21:38.14ID:ZjBMG87w > >お前はこの壁の中から出ていっても、俗世間でも修道僧としてありつづけることだろう。
>
> >お前 は この 僧院 の 壁 を 出 て 行っ ても、 やはり 僧侶 として 世の中 に 暮らす の じゃ ぞ。(米川訳)
この二つの訳文のちがいは、前者は予測であり、後者は命令と期待。
ロシヤ語原文をグーグル翻訳かけると、どう出る?
>
> >お前 は この 僧院 の 壁 を 出 て 行っ ても、 やはり 僧侶 として 世の中 に 暮らす の じゃ ぞ。(米川訳)
この二つの訳文のちがいは、前者は予測であり、後者は命令と期待。
ロシヤ語原文をグーグル翻訳かけると、どう出る?
490吾輩は名無しである
2018/12/04(火) 16:03:23.51ID:ZjBMG87w >>486
(米川文に変更させてくれたまえ。)
いったん人類が一人残らず神を否定してしまえば(この時代が
地質学上の時代と並行してやってくることを、俺は信じている)、
その時は以前の世界観――ことに以前の道徳が食人肉主義をまたなくとも自然に滅びて、新しいものが起こって来る。
人間は、生活の提供し得るすべてのものを取るために集まるだろう。しかし、それはただ現在この世における幸福と歓びのためなんだ。人間
は、神聖な巨人的倨傲の精神によって、偉大化され、そこに人神が出現する。
(米川文に変更させてくれたまえ。)
いったん人類が一人残らず神を否定してしまえば(この時代が
地質学上の時代と並行してやってくることを、俺は信じている)、
その時は以前の世界観――ことに以前の道徳が食人肉主義をまたなくとも自然に滅びて、新しいものが起こって来る。
人間は、生活の提供し得るすべてのものを取るために集まるだろう。しかし、それはただ現在この世における幸福と歓びのためなんだ。人間
は、神聖な巨人的倨傲の精神によって、偉大化され、そこに人神が出現する。
491吾輩は名無しである
2018/12/04(火) 16:06:25.38ID:ZjBMG87w 人間は、意志と科学とによって、際限もなく刻一刻と自然を征
服しながら、それによって、以前のような天の快楽に代わり得
るほどの、高遠なる快楽を不断に感じるようになる。
すべての人間は自分が完全に死すべき者で、復活しないことを
知っているが、しかも神のように 傲然として悠々死に就く。
彼はその自尊心のために、人生が瞬間に過ぎないことを怨むべ
きでないと悟って、なんの酬いをも期せずに自分の同胞を愛す
る。
愛は生の瞬間に満足を与えるのみだが、愛が瞬間的である
という意識は、かえって愛の炎をますますさかんならしめる。
それはちょうど、以前死後の永遠なる愛を望んだ時に、愛の火
が漫然と広がったのと同じ程度である云々......
-------------------------------
我『このイヴァンの思想は、下のゾシマの教えと対比をなしている。
』とおもう。
つまり、この『人神』とは地獄の衆生のことである。
服しながら、それによって、以前のような天の快楽に代わり得
るほどの、高遠なる快楽を不断に感じるようになる。
すべての人間は自分が完全に死すべき者で、復活しないことを
知っているが、しかも神のように 傲然として悠々死に就く。
彼はその自尊心のために、人生が瞬間に過ぎないことを怨むべ
きでないと悟って、なんの酬いをも期せずに自分の同胞を愛す
る。
愛は生の瞬間に満足を与えるのみだが、愛が瞬間的である
という意識は、かえって愛の炎をますますさかんならしめる。
それはちょうど、以前死後の永遠なる愛を望んだ時に、愛の火
が漫然と広がったのと同じ程度である云々......
-------------------------------
我『このイヴァンの思想は、下のゾシマの教えと対比をなしている。
』とおもう。
つまり、この『人神』とは地獄の衆生のことである。
492吾輩は名無しである
2018/12/04(火) 16:20:59.45ID:ZjBMG87w しかし、地獄の中にも傲慢、残忍を押し通したものもいる。否定することのできぬ真理を確知し、かつ認識したにもかかわらず、サタンとその 倨傲な精神に結合しきった恐ろしい人間もいる。
こういう人たちにとって地獄は、望むところでもあり、それでもまだものたりないところである。彼らはみずから好きでなった受難者である。なぜなれば、彼らは神と生をのろって、おのれ自身をのろったからである。
たとえば砂漠で飢え渇いたものが、自分で自分の体から血を吸い始めるのと同じように、自分の毒に満ちた倨傲を糧としている。
しかし、永劫に飽満を知らぬ彼らは、赦免を拒み、自分を招いてくれる神を呪うのである。彼らは生ける神を憎悪の念なしに考えることができぬ。
そうして、生命の神のなからんことを願い、神が自分と自分の創造物を減ぼすことを要求している。
こうして、永久に瞋恚(しんに)のほむらの中に燃えながら、死と虚無を願うことであろう。しかし、その死はとうてい得られないのである......
こういう人たちにとって地獄は、望むところでもあり、それでもまだものたりないところである。彼らはみずから好きでなった受難者である。なぜなれば、彼らは神と生をのろって、おのれ自身をのろったからである。
たとえば砂漠で飢え渇いたものが、自分で自分の体から血を吸い始めるのと同じように、自分の毒に満ちた倨傲を糧としている。
しかし、永劫に飽満を知らぬ彼らは、赦免を拒み、自分を招いてくれる神を呪うのである。彼らは生ける神を憎悪の念なしに考えることができぬ。
そうして、生命の神のなからんことを願い、神が自分と自分の創造物を減ぼすことを要求している。
こうして、永久に瞋恚(しんに)のほむらの中に燃えながら、死と虚無を願うことであろう。しかし、その死はとうてい得られないのである......
493吾輩は名無しである
2018/12/04(火) 16:32:49.43ID:ZjBMG87w どう対比をなしているんだい?」とつっこんでほしいw
494吾輩は名無しである
2018/12/04(火) 20:39:59.11ID:ZjBMG87w 自分でも、どう関連してるか、わかんなくなっちゃったw
495吾輩は名無しである
2018/12/04(火) 20:45:46.28ID:ZjBMG87w でもね、イヴァンも人神も、一人残らず神を否定した未来人類も「否定することのできぬ真理を確知し、かつ認識したにもかかわらず」
神と信仰を否定したんだと思う。
神と信仰を否定したんだと思う。
496吾輩は名無しである
2018/12/04(火) 23:40:32.26ID:mUqFSUIy 翻訳というのは本当に大事だね
実際に載せられた文を読み比べてみてそう思った
予測か命令か、では随分と言葉の意味が変わってくる
米川の方が確かにいいと思う
言葉の上に建てられる世界が文学なのだから、そういう事を根拠として、基礎になる言語はこだわるべきなのかもしれないね
一方で同じ事を訳したはずなのに意味が変わるとは、性質も変わってしまうとはとても不思議な気もする
実際に載せられた文を読み比べてみてそう思った
予測か命令か、では随分と言葉の意味が変わってくる
米川の方が確かにいいと思う
言葉の上に建てられる世界が文学なのだから、そういう事を根拠として、基礎になる言語はこだわるべきなのかもしれないね
一方で同じ事を訳したはずなのに意味が変わるとは、性質も変わってしまうとはとても不思議な気もする
497吾輩は名無しである
2018/12/05(水) 09:01:10.36ID:6xCVbmA1 ― Мыслю о тебе так: изыдешь из стен
сих, а в миру пребудешь как инок.
Много будешь иметь противников,
но и самые враги твои будут любить
тебя. Много несчастий принесет
тебе жизнь, но ими-то ты и счастлив
будешь, и жизнь благословишь,
и других благословить
заставишь ―
- I think of you like this: you will come out of these walls, and you will
remain in the world like a monk. You will have many opponents, but
your very enemies will love you. Many misfortunes will bring you life,
but you will be happy with them, and you will bless life, and you will
bless others
сих, а в миру пребудешь как инок.
Много будешь иметь противников,
но и самые враги твои будут любить
тебя. Много несчастий принесет
тебе жизнь, но ими-то ты и счастлив
будешь, и жизнь благословишь,
и других благословить
заставишь ―
- I think of you like this: you will come out of these walls, and you will
remain in the world like a monk. You will have many opponents, but
your very enemies will love you. Many misfortunes will bring you life,
but you will be happy with them, and you will bless life, and you will
bless others
498吾輩は名無しである
2018/12/05(水) 09:25:08.39ID:6xCVbmA1 >>482
482で引用した箇所について、ためしに原文をグーグル翻訳で日本語にしてみたw
あなたは何ですか? あなたの場所はまだありません。 祝福
あなたは世界の偉大な服従にあなたがいます。 もっとたくさんの
さまよう。 そして結婚する必要があります。 すべての
あなたは再び到着するまで移動する必要があります。 そしてたくさんのダラされます。 しかし、私はあなたを疑うことはないので、私はあなたを送っています。
あなたはキリストです。 彼を救い、彼はあなたを救うでしょう。 悲しみ、あなたは偉大なものを見て、 あなたは山の中で幸せになるでしょう。 ここに
始動:幸福を探してください。 仕事、しつこい仕事。
今から私の言葉を覚えておいてください。
あなただけでなく、日々ではなく、私の時間には番号がついています。
-------------------------------
「そしてたくさんのダラされます」?ダラされますってなんですかあ?ww
「仕事、しつこい仕事 」www
翻訳者って偉大だったんですねえ!
482で引用した箇所について、ためしに原文をグーグル翻訳で日本語にしてみたw
あなたは何ですか? あなたの場所はまだありません。 祝福
あなたは世界の偉大な服従にあなたがいます。 もっとたくさんの
さまよう。 そして結婚する必要があります。 すべての
あなたは再び到着するまで移動する必要があります。 そしてたくさんのダラされます。 しかし、私はあなたを疑うことはないので、私はあなたを送っています。
あなたはキリストです。 彼を救い、彼はあなたを救うでしょう。 悲しみ、あなたは偉大なものを見て、 あなたは山の中で幸せになるでしょう。 ここに
始動:幸福を探してください。 仕事、しつこい仕事。
今から私の言葉を覚えておいてください。
あなただけでなく、日々ではなく、私の時間には番号がついています。
-------------------------------
「そしてたくさんのダラされます」?ダラされますってなんですかあ?ww
「仕事、しつこい仕事 」www
翻訳者って偉大だったんですねえ!
499吾輩は名無しである
2018/12/05(水) 09:27:03.92ID:6xCVbmA1 ウェブ翻訳は、技術的な文とかでは偉大な武器ですが
文学作品では厳しいですねえ、当たり前だけど
文学作品では厳しいですねえ、当たり前だけど
500吾輩は名無しである
2018/12/05(水) 10:03:51.76ID:6xCVbmA1 「滑稽がなんです? 人間が滑稽な者になったり、あるいはそうい
うふうに見えたりすることは、いくらあるかしれません。今日
ではみんな才能のある人たちが、滑稽な者になることをひどく
恐れて、そのために不幸になってるんですよ。ただ私が驚くの
は、君がそんなに早く、これを感じ始めたことです。もっとも、
私はもうとっくから、ただ君ばかりでなく、多くの人にそれを
認めていたのですがね。今日ではほとんど子供までがこれに苦
しむようになっています。それはほとんど狂気の沙汰です。
この自負心の中に悪魔が乗り移って、時代全体を荒らし回って
るんです、まったく悪魔ですよ。」
じっと熱心に相手を見つめていたコーリャの予期に反して、
アリョーシャは冷笑の影も浮かべずに言い足した。
うふうに見えたりすることは、いくらあるかしれません。今日
ではみんな才能のある人たちが、滑稽な者になることをひどく
恐れて、そのために不幸になってるんですよ。ただ私が驚くの
は、君がそんなに早く、これを感じ始めたことです。もっとも、
私はもうとっくから、ただ君ばかりでなく、多くの人にそれを
認めていたのですがね。今日ではほとんど子供までがこれに苦
しむようになっています。それはほとんど狂気の沙汰です。
この自負心の中に悪魔が乗り移って、時代全体を荒らし回って
るんです、まったく悪魔ですよ。」
じっと熱心に相手を見つめていたコーリャの予期に反して、
アリョーシャは冷笑の影も浮かべずに言い足した。
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