エルサルバドル、ビットコインのための街「Bitcoin City」建設を発表。税制など優遇

ナジブ・ブケレ大統領は、6月にBitcoinを米ドルに並ぶ法定通貨とする法案を通し、
コンチャグア火山近くの地熱発電所を暗号通貨マイニング向けに利用することを
指示していました。そして今回、地熱発電所とラ・ウニオンの街の近隣地域に
「Bitcoin City」と称する新しい街を建設すると発表。
そこには「住宅地、商業地、サービス、博物館、娯楽、バー、レストラン、空港、港、
鉄道などすべてが含まれる」と述べました。Bitcoin Cityの住民には付加価値税
(VAT、消費税のようなもの)はあるものの、所得税は課されないと大統領は説明、税収の
半分は「街を作り上げるため」、残り半分は「街を綺麗に保つため」に使われると
ザックリ述べています。
エルサルバドルはBitcoinを法定通貨とすることを決めて以降、9月には2回に分けて
合計400BTCを購入しています。国民には政府承認のウォレットアプリ「Chivo」を
30ドル相当のビットコインと共に配布し、このアプリでドルまたはBTCでの支払いや送金、
受け取りができるようにしています。また国内に200台以上のBitcoin対応ATMも設置した
と伝えられています。