米国家情報長官、機密取扱権限のない大統領側近に懸念

 米国家情報長官は13日、トランプ政権で複数の大統領側近が身辺調査を基にした機密取扱権限を与えられていないことに懸念を表明した。
上院情報委員会で証言し、正式な権限を与えられていない職員には、機密情報への閲覧を制限すべきだと述べた。
 トランプ政権はさらに、クシュナー大統領補佐官が正式な機密取扱権限のないまま、機密情報を得ているのではないかと疑問視されている。
クシュナー氏は暫定的な機密取扱権限しか得ていないにもかかわらず、大統領に毎日届けられる最高レベルの機密報告「大統領日報(PDB)」を読むことができる。
同紙は、トランプ大統領自身はPDBを読もうとしないとも伝えている。同紙によると、クシュナー氏をはじめ数十人のホワイトハウス職員が、正式な機密取扱を許可を待っている状態だという。
 米身元調査局の責任者は昨年10月、連邦議会に対して、機密取扱許可申請で「これほどのレベルのミスは見たことがなかった」と話した。

http://www.bbc.com/japanese/43053953

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