「マッコイが買ってきたF-15Jは問題があります
 レーダーが旧式で、コクピットはアナログメータです
 まずここから変更していきましょう」
「新型のレーダーAN/APG63(v)3とコクピットは1万ポンド以上します
 しかしアフターマーケットで調達すればわずか3000ポンドで手に入ります」
「レーダーとコクピットを交換するのは比較的簡単です
 まずノーズコーンを外してレーダーを留めているボルトを外します
 そしてレーダーをそのまま引き抜くと、レーダーとコクピットごとスポッと抜けます」
「後はケーブルを外して、新しいレーダーとコクピットにつけかえ、機体に戻してボルトで固定するだけです
 この作業は専門の業者に頼むと400ポンド取られます」
「しかしこれだけではAMRAAMを撃つことができません
 胴体のランチャーをLAU-106A/Aに換装して、コックピットからランチャーまで
 MIL-STD-1553Bバスの配線をする必要があります、これは気が遠くなるほど大変な作業です
「次に、AIM-9Xを運用できるように主翼パイロンのランチャーをLAU-128に交換します」
「LAU-128をつけけただけではAIM-9Xを撃つことはできません、パイロン位置のスイッチボックスと
 スイッチボックスまでの主翼内の配線をやり直す必要があります、
 しかし主翼パネルはリベット留めなので簡単ではありません」
「リベットを除去するときはリベットの穴よりも一回り小さいドリルで中心を切削します、実際にやってみましょう
 このようにリベットの頭がねじ切れます、あとはリベットを奥に押し込むだけです」