「中国は建設的な役割果たす」李首相

李首相は、改善の流れにある日中関係について、
「長期的で安定した発展を維持し、大きく後戻りすることがないよう、中国側は努力をしてきたし、今後も日本側とともに努力していく。
両国関係の改善は互いの利益となり、アジアだけでなく、世界の平和と安定、そして発展に役立つという考えで一致した。
会談では、双方は協力のパートナーであり、互いに脅威にならず、両国関係の新たな発展について確認できた」と述べて、
長期的に安定した健全な両国関係を推し進める考えを強調しました。

このうち、金融や貿易などの経済分野での協力については、
「両国の経済は、高度な相互補完関係にあり、特にイノベーション=技術革新の分野で協議と協力ができると確認した。
また、金融分野での協力の安定と発展が、双方の投資の拡大や貿易の強化につながる。
経済分野での両国の関係は新たな段階に押し上げられようとしている」と強調しました。

このほか李首相は、安倍総理大臣の中国訪問について「適切な時期に公式訪問するよう要請したい」と述べて、歓迎する姿勢を示しました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180509/k10011432611000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_018