ボルトン米補佐官「北朝鮮の核、全て米国に運搬して廃棄」 (朝鮮日報 5/15)

・ICBM・生物化学兵器の廃棄も示唆
・「あめとムチ」、ポンペオ氏とボルトン氏が役割分担

ボルトン米大統領補佐官(国家安全保障担当)は13日(現地時間)、北朝鮮の非核化について「全ての核兵器を廃棄し、テネシー州オークリッジまで
運搬することを意味する」と述べた。 北朝鮮の完全な非核化のために、北朝鮮にある全ての核兵器を米国に搬出し、米国が直接廃棄するというわけだ。
ポンペオ国務長官は11日、非核化の見返りに「北朝鮮の繁栄」という「あめ」をちらつかせ、一方でボルトン補佐官は恒久的な非核化のための具体的な
やり方を提示するという「ムチ」を振ったわけだ。

ボルトン補佐官は同日、米国のABC、CNNテレビとのインタビューで「恒久的な非核化(PVID)とはどんなものか」との質問に対し
「全ての核兵器を除去・廃棄し、米国に搬入すること」として「(PVIDは)保障という恩恵が北朝鮮に流れ込む前に実現しなければならない」と述べた。
さらに「非核化の手続きは完全に進行しなければならず、それは不可逆的なものだ」と主張した。
オークリッジ国立研究所は第2次世界大戦当時、原子爆弾の製造を主導していた機関で、リビアで廃棄した核物質と装備を保管している。
米国が北朝鮮の核兵器処理の場所について言及したのはこれが初めてだ。

ボルトン補佐官はまた「非核化とは単に核兵器だけを意味するわけではなく、北朝鮮か過去に何度も同意してきたウラン濃縮とプルトニウム再処理能力の
放棄も意味する」として「弾道ミサイル問題も交渉の議題に入っているし、化学・生物兵器についても考えなければならない」と述べた。
非核化の概念について、核の原料、製造手段の廃棄だけでなく、大陸間弾道ミサイル(ICBM)や生物・化学兵器など大量破壊兵器(WMD)全般の廃棄まで
範囲を広げたわけだ。(後略)
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2018/05/14/2018051402976.html

トランプとボルトンも非核化のハードルをガンガン上げてきたなぁ。
仮にこれを黒電話頭が丸呑みなんかしたら、軍部強硬派から内部粛清されるんじゃなかろうか?