ペンス演説の警告 長期戦覚悟、世界揺らす
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO37652110S8A111C1MM8000/
>静かな「宣戦布告」だった。
>10月4日、ペンス米副大統領は保守系シンクタンク、ハドソン研究所で演説し、
>知的財産の盗用から軍事的野心、宗教弾圧まで中国と対決しなければならない理由を
>40分間にわたって並び立てた。
>米国で研究中の中山俊宏慶大教授は「ペンス演説には中国に関心がある
>米国政府のプレーヤーの見解がすべて織り込まれている」と指摘する。
>トランプ氏周辺の過激な対中強硬派だけでなく、国務省や国防総省の専門家を交えて
>念入りに組み立てたとの見方だ。
>習近平(シー・ジンピン)国家主席との関係を時に誇示する気まぐれなトランプ氏ではなく、
>ペンス氏が演説したことに「米エスタブリッシュメントの総意」を感じ取る専門家も少なくない。
>米外交評議会のリチャード・ハース所長は戦後の米中関係で、対立、接近に続き、
>米国が中国の経済発展を支援し国際秩序に取り込もうとした「第三の時代」が
>ペンス演説で終わりを告げたと位置付ける。
>民主党は中間選挙で下院多数派を奪還したが、シューマー上院院内総務は「中国は米国の
>知的財産権を盗み続ける真の敵国だ。対中政策ではトランプ大統領を支持する」と言い切る。

>党機関紙の人民日報は10月下旬、「民営企業の発展への支持は少しも揺るがない」とする
>習氏の企業家に宛てた手紙を掲載して沈静化を図ったが、民間の疑念は消えない。
>アリババ集団の馬雲(ジャック・マー)会長が一線から退く意向を表明するなど、経営者らは目立たぬよう息を潜める。
>米メディアが「新冷戦」と呼び始めた米中の対立。調整中の首脳会談でトランプ氏と習氏が何らかの合意に達しても、
>根底にある覇権争いの構図は変わらない。東西二大陣営に分断されていた米ソ冷戦とは異なり、
>新たな米中の確執はグローバル化で複雑に絡み合う世界にかつてない不確実性をもたらそうとしている。

なに、やってることは大して変わらん