チフスと言えば「チフスのメアリー」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%82%A2%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%B3
これらの富豪の一人から腸チフスの原因を解明する仕事を依頼された衛生士、ジョージ・ソーパーは、
疫学的な調査を地道に行い、その結果一つの事実を見出した。それは、メアリーが雇われた家庭のほとんどで、
彼女がやってきた直後に腸チフスが発生しているということだった。
この結果から、ソーパーはメアリーがチフス菌の保菌者ではないかと疑い、1907年にメアリーが雇われていた
ニューヨーク近郊の富豪宅を訪れた。
(中略)
三度目にはとうとう五人の警官が共に赴き、5時間の探索の末にクローゼットに身を潜めていたメアリーを見つけ出し、
強制的に彼女の身柄を確保した。
ニューヨーク市衛生局で細菌学的な検査が行われた結果、彼女の便からチフス菌が検出された。
このため彼女はノース・ブラザー島(英語版)の病院に収容、隔離された。
(中略)
そして1910年、(1)食品を扱う職業には就かないこと、(2)定期的にその居住地を明らかにすること、という2つの条件を飲むことで、
メアリーは隔離病棟から出ることを許され、再び自由を得た。
(中略)
やがて連絡が途絶えて消息がつかめなくなった。そして次に彼女の居場所が明らかになったのは、釈放から5年後の1915年、
再び腸チフス流行の感染源として見つかったときであった。そのとき彼女は調理人として、しかもニューヨークの産婦人科病院で、
偽名を使って働いていたのである。そこで引き起こした腸チフスで25人の感染者と、2人の死者を出した。この事件をきっかけに、
彼女は再びノース・ブラザー島の病院に隔離され、亡くなるまでの23年間そこから出ることはなかった。
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これNHK-FMのラジオドラマで聞いたときに怖かったのなんの