>>12
逆に言えば同人漫画の魅力は、編集者が本にする段階で意図的に刈り取り潰していく
「商業誌ではできない事」「偏り過ぎて最大公約数的な商業漫画の枠に納められない」
尖がった漫画が描けるという事なんですよな。

確かにプロの編集者から見れば読者の視点や要求に合わせる事をしない、商品としてはひどく偏った不親切な代物で
あるにしても。 それに同人出身作家は締め切りを守らない傾向があるのも編集者としては困りものでしょう。

それと若者の成功と報酬に関してもこんな事を言ってますね。
https://news.denfaminicogamer.jp/kikakuthetower/190517a

>僕は現場にいたころ、「アニメやゲームは、しばらくマンガに勝てない」と思っていました。
>なぜなら10代の才能の発見や育成に関してノウハウがないからです。
 
>アニメ会社もゲーム会社も、企業は儲かるけど個人が儲かるシステムになっていない。
>つまり著作権が個人に帰属しないんですね。 才能のある10代が億万長者になれるとしたら、マンガしかないんですよ。
>マンガからアニメやゲームになるのは、初版が30万部売れればすぐに話が来ますから、非常に簡単です。
 
>簡単に作れて、簡単に潰せ、非常に早いサイクルでヒットの芽が探せ、才能のある若者が儲けられるのはマンガ。
>そういう意味で、マンガはアニメやゲームにアドバンテージがあると思っていました。

確かにゲームにしろアニメにしろ、新海氏の様なレアケースを除けば到底個人で作れないほどシステムとして肥大化して
しまったし、アニメに至っては長年平アニメーターが絶対に食えない無茶苦茶な賃金体系のままな有様です。

それに対して漫画は大当たりすれば自分の名義で20代で億単位の年収も夢ではないし、1990年代からはそこに
ラノベ作家や同人作家も仲間入りする事になりました。