88ミリ、通称エイトエイトは高射砲でドイツ空軍の方の補給系
陸軍野砲はおもに75ミリのフランス式が軽い
この88ミリはドイツ海軍の規格だったそうで重いので船に載せたわけだ

1917年に対空用として88ミリ高射砲をつくり水平スライド尾栓で
もちろん75ミリより88のほうが榴弾は大きくなり撃墜の可能性は高いうえ
速射が可能なものだったが敗戦によりベルサイユ条約で保有が禁じられる

88ミリは重くて高価でドイツ空軍とクルップ社が独占した
なので既に安くて大量の75ミリ砲補給系を構築していたドイツ陸軍としてはハチハチは
高価なおもちゃで、7.5 cm KwK 42はラインメタルボルジッヒ社で装甲貫徹力もまさり
ティーガー1に75ミリを積んで生産する予定もあった

ただ戦車科としてはもちろん88など大口径が欲しかったが1943年以後はドイツも戦車
開発計画もほとんど立ち消えになりパンター2も中止
末期の戦車生産はヘッツァー一本にしぼる、国民銃や国民ジェット機を作る
ヘルメットも簡易型にする、などその場しのぎの対策に追われる