【中央日報】 金融危機がまた来れば  日米とも通貨スワップは終わった 急ぎの時にお金を貸してくれる友邦は思い浮かばない [01/07]

我々は1997年11月に通貨危機、2008年9月にグローバル金融危機を経験した。戦争のようだった。
我々には危機を迎えるたびに秘蔵のカードがあった。その秘蔵のカードは健全な財政だった。
占領軍のように入ってきた国際通貨基金(IMF)関係者は財政状態を見て驚いた。
債務不履行となった国としては財政が非常な健全だった。
97年の国家債務は国内総生産(GDP)比11.4%だった。
グローバル金融危機はもう一つの衝撃だった。
当初、政府は外貨準備高が2500億ドルを超えるため問題はないと断言していた。
2カ月間で400億ドルが流出すると、恐怖が広がった。為替レートは1ドル=1100ウォン台から
1500ウォン台へとウォン安ドル高が大幅に進んだ。
2008年の秘蔵のカードは外貨準備高でなく、友邦と結んだ通貨スワップだった。
良い関係を維持した米国や日本と、韓国ウォンを渡してドルや円を持ってくる契約をした。
ようやく金融市場が安定を取り戻した。
今は1997年や2008年とは違う。97年のように財政が健全でない。
通貨スワップは米国とは2010年に、日本とは2015年に終わった。
もう急ぎの時にお金を貸してくれる友邦はすぐには思い浮かばない。
韓米同盟は以前のようではない。危機が訪れれば米国はただでは助けないだろう。
強制徴用賠償問題で関係が遠ざかった日本に手を差し出すのは自尊心が許さない。
日本はこれを機に何かを仕掛けてくるかもしれない。安倍政権なら十分に考えられることだ。
今は地域、理念、貧富、ジェンダー、世代、ソウル・地方、労使、正規職・非正規職など
四方八方で分裂している。社会のあちこちに冷笑が広がっている。
青年の75%が「韓国を離れたい」(韓国女性政策研究院の昨年の調査)と話している。
年初から不安で、危機が来ないことだけを祈る惨めな状況だ。
https://japanese.joins.com/JArticle/261229?servcode=100&;sectcode=120

勝手にしろ