ドイツ、石炭火力発電所全廃へ多額の補償用意−政府と金融機関合意
Brian Parkin、Birgit Jennen、William Wilkes
2020年1月17日 0:44 JST
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-01-16/Q479BGDWRGG201

→石炭火力発電所、2038年までの全廃で原則合意
→公益RWE:補償は費用に見合わず6000人の人員削減へ

 ドイツのメルケル首相は国内の脱石炭を促進する合意にこぎ着けた。年内に
石炭火力発電所の閉鎖を開始できるよう公益企業や影響を受ける自治体に多額の補償を支払う。

 15日夕方から深夜まで続いた交渉で、政府は金融機関と国内の石炭火力発電所を2038年までに
全廃する工程表を成立させた。これには関係する自治体に400億ユーロ(約4兆9100億円)の補償を
行うことも盛り込まれた。

 事情に詳しい関係者によると、国内最大の石炭火力発電業者であるRWEは26億ユーロの補償を
受け取る。だがRWEは16日、補償は費用に見合わず、2030年までに6000人の人員を削減することに
なるだろうと発表した。ショルツ財務相はベルリンで開いた記者会見で、国内東部の石炭採掘業者は
17億5000万ユーロを受け取ると明らかにした。
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石炭火力発電所全廃した後、安定した電力供給をどうすんですかね。
風力と太陽光と天然ガスとフランスからの電力輸入に頼るのか?