https://online.sangiin.go.jp/kaigirok/daily/select0114/201/20103040014006a.html

次期戦闘機につきましては、中期防におきまして国際協力を視野に我が国主導の開発に早期に着手するとされており、
令和二年度予算案に、開発のための最初の経費といたしまして三年間で約百十一億円を計上したところでございます。
これは、構想設計に着手するものでございまして、具体的に申し上げれば、戦闘機全体のシステムの性能やコストの最適なバランスの観点から、
機体の形状などについての検討を行ってまいりたいと考えております。
他方で、防衛省といたしましては、これまでに先進技術実証機、戦闘機用エンジンなどの戦闘機関連技術の蓄積、高度化を図ってきておりますが、
引き続き、将来の能力向上を見据えた技術の蓄積や技術的信頼性の更なる向上、低コスト化を図っていく必要があると考えております。
令和二年度予算案には、こうした研究のための経費といたしまして、例えばミッションシステム、すなわちレーダーや電子戦装置等の任務遂行に必要な機器を統合したシステムでございますが、
この研究に約七十六億円、エンジンの研究に約二十四億円、赤外線センサーの研究に約十五億円など、合計約百六十九億円を計上しているところでございます